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最前線で活躍する一流が語る こころの仕事の心意気
2003年9月創刊のメールマガジン
当講座では、カウンセラー、セラピスト、コーチ、コンサルタント、研修講師、占い師、ヒーラーなど「心に関わる専門職」の第一線で活躍するプロフェッショナルたちのインタビューを連載しています。
メールマガジンの内容
- まず何から始めるべきか?何を準備すべきか?
- お金をかけないでクライアント(お客様)を見つける方法
- クライアントに何を提供するか?どうやってお金をもらうか?
- 少ない労力でより多くのクライアントにサービスを提供する方
- 「もっと役に立つ、求められるカウンセラー」になるためには
- 成功者事例の紹介
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◆ ◆ 最前線で活躍する一流が語る こころの仕事の心意気 ◆ ◆ ◆ ◆ 〜メンタルビジネスへのご招待〜 ◆ ◆ ◆ ◆ 第293号 07/12/22発行 ◆ ◆ 今回は、現在明治大学教授であり、「日本トランスパーソナル学会」 会長、「教師を支える会」代表も務めておられる諸富祥彦先生に お会いしてきました。 大学の教授でありながら、大学・公立中学校でのカウンセリング活動や 全国での講演活動、マスコミへの出演、そして手がけた著書は90冊 以上にも及びます。 豊富な臨床経験としっかりとした理論は生きた心理学となって、 多くの人に影響を与えています。 悩むという事と、ずっと向き合ってこられた先生に、スピリチュアルや 自己実現、プロのカウンセラーとして大切なこと、自分の悩みとの付き 合い方等、興味深いお話を伺ってきました。 4回連載の第2回目になります。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<CONTENTS>━━ ┃メンタルビジネスへのご招待<ダイジェスト版> ┃第20回目(2/4) ┃ ┃諸富 祥彦 先生 日本トランスパーソナル学会 ┃ ┃ (インタビュアー 奥原 菜月、中澤 敬子、脇坂 奈央子) ┃ ┃ ┃ ◎編集後記「お礼参り」 ┃ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「求めれば求めるほど逃げていく『幸福のパラドックス』」 ■>「今、成功願望とか、自己実現というのも、2極化しているように も感じますが?」 今、自己実現という言葉は、どちらかといえば、世間に出て、バリバリ 活躍するというようなイメージに変容されて使われていることが多い 気がします。 もともと心理学でいう自己実現の意味合いとは、大分違います。 例えば、仙人のような生き方も自己実現です。女性で、社会にバリバリ 出た方が自己実現になる人と、専業主婦でひたすらやっていく方が自己 実現になる人と、その意味は人によって違います。 本来の自己実現ということをもう1回よく考えてみたら、面白いことが 分かってくるのではないでしょうか。 ■>「心理学でいう自己実現とはどういう意味ですか?」 ユングが「自己の実現」と言っています。 人間が子供から大人になって、活躍していきます。ここまでは昇り 調子でいい。 しかし40半ば過ぎると、だんだん体力が落ちてきますね。 社会的なものからも退却して、やがて死に至ります。 ユングが強調したかったのは、この人生の後半の部分から、本当の 自己実現が始まるということなのです。 これまで太陽が昇る方ばかり着目されてきたけれど、太陽が沈んでいく、 人生の後半部分が重要なのだと。 中年期の危機から始まって、高齢期の危機から死を迎えるまで、ここが 人生の完成にとってとても重要なのだということに焦点を当てたのが、 ユングなのです。 自己実現というのは、自分らしい人生の完成というイメージが強いわけ です。 本当に自分らしい人生とは何でしょう? バリバリ活躍するのももちろんいいけれども、それだけではない。 例えば、売れない画家で一生生きていくというのはどうでしょう? ものすごく平和で、「俺は、売れる売れないということには関心がない。 ひたすら自分が納得いく絵を描いていたいんだ」と言って、それで 死んでいく場合があります。 その50年後に、その人の絵が急に売れたとしますね。その人は自分の 絵が売れていることなど知らないわけです。 その人の絵が、50年後になったら、ものすごく評価されるような、 自分にしか描けないような絵を描き続けたということです。 これだって自己実現ですね。社会的評価とは、別のものなのです。 ■>「<自己実現ができていない、満足感がない>という人が 最近多いのですが?」 今、自己実現しなきゃという、「自己実現症候群」みたいなものが あるのではないでしょうか。 いわゆる成功というイメージがあって、そのイメージを生きられないと、 自分はダメなんだと思い込む。 100人中5人しか実現できないような生き方を自己実現と呼んで、 それができていないと、何か自分が欠けているような、損をしている ような感じになってしまう所があるのではないでしょうか。 特に女性に対してはそういう印象を持っています。30代の女性などは、 キャリアウーマン、専業主婦、どちらを選んでも負け犬っぽい雰囲気が ありますよね。 そしてその両方を選択した人は、援助の体制がないと超多忙となり、 自分の為に生きている実感が感じられなくなる。 彼女達が、満たされていないという思いに陥りやすいのは、一方では、 いわゆる社会的な自己実現を、また一方ではいい奥さん、いいお母さん になることを求められ、これらを全部やらないと何か欠けてしまって いるよう感覚を持ってしまうから。 ひたすら、ただ楽しく仕事をする。 ひたすら、ただ楽しく子供と遊びながら、子育てにいそしんでいる。 そのどちらかだけでは、なんとなく満たされない気持ちが出てくる。 本当の自分がどこかにおきざりにされていくような不安に襲われる。 時代の端境期だからですね。今は価値観がシフトする時で、古い 価値観も残っていて、新しい価値観もあるから、どっちも満たさなけれ ばいけないと思ってしまうと、どっちもやらないとパーフェクトでは ないみたいな、辛い時代です。 男性も、終身雇用があったらいいのにと思うけれども、今はもう能力 主義みたいになってしまって、自由に働く人が出てきた半面、恐々と しながらやっている人も多いです。 だから鬱の人がこんなに多くなるのでしょうね。 ■>「先生にとって幸福とはどういうことですか?」 幸福というのは、求めたら逃げていきます。幸せになろうと思って 求めていったら、まだ足りない。 むしろ本当の幸せというのは、幸せになろうとして手に入るものでは なくて、自分というものを忘れて、自己忘却している時の事ではない でしょうか。 幸福と自己忘却は、セットだと僕は思うのです。本当に幸せな時という のは、幸せになろうなんて思っていない。 幸せではないから幸せになろうと思うのです。 「本当に満たされているなあ」「幸せだなぁ」、としみじみ感じる時は、 そんなに幸せになろうとしていませんよね。「幸せとは何か?」を考え ません。我を忘れて、それを楽しんでいるのです。 だから逆に、幸せのためにこれが必要だと、ガツガツし始めたら、 足りない所ばかりが見えてきて、不幸になってしまう。 「幸福のパラドックス」というのは、幸せは求めれば求めるほど 逃げていく、というからくりです。 (・・・つづく) ◆編集後記「お礼参り」 読者の皆さま、お元気ですか! 事務局スタッフの「なおこ」こと、脇坂奈央子です。 あっと言う間に、今年も残す所10日足らずとなってしまいましたね。 あなたにとって、この1年は、どんな年でしたか? 嬉しかったこと、楽しかったこと、ラッキーだったこと… 1年を振返って、1つ1つ書き出して数えてみませんか? 改めて書き出してみると、意外に、沢山ありますよね!! 良かったことにフォーカスすると、ますます幸運がやって来ますよ! 「なおこ」は1年間、無事過ごせたことを感謝しに、年末のすいている 時期に「お礼参り」に行きます。 (先生をボコボコにするアレじゃ無いですよ〜 爆!) 新年の「初詣」も良いですが、年末の「お礼参り」も、落ち着いて お参りできて素敵ですよ。大掃除の合間に(笑)いかがですか? きっと、すがすがしい気分で元旦を迎えることができますよ。 今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。 大掃除で頑張り過ぎて、風邪を引く方が多いようです。暖かくして、 疲れない程度に、少しずつ、ゲーム感覚でお掃除も楽しんでください! ◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇ メールマガジン「最前線で活躍する一流が語る こころの仕事の心意気」 ◆登録・解除 ⇒ http://www.jcounselor.net/magazine.htm ◆編集:脇坂奈央子 ◆発行:日本メンタルサービス研究所 ⇒ http://www.jcounselor.net/ ◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇□◇ |









