第111回目(4/4) 光田 秀 先生 NPO法人日本エドガー・ケイシーセンター

最大の復讐は、誠実さを返すことです。

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◆エドガー・ケイシーという人物に特化して、研究を重ねてこられたのはなぜですか?

もしもケイシーの本に出会っていなかったら、僕は自ら命を断って死んでいたでしょうね。

ケイシーに命を救われたので、ケイシーの為に何かするのは忠犬ハチ公の勤めであると思ったのです。戌年生まれの私はね(笑)。

いろんな人から「ケイシー以外にこんなのもあるよ」といわれても、僕は、優劣でケイシーだけをやっているわけではないのです。

別にその人が劣っているとか、こちらが優れているとかという発想ではなくて、僕はケイシーに救われたので、僕と同じようにケイシーに救われる人がいるかもしれないと思って、とりあえずこの人生はケイシーに捧げることにしたのです。

◆自らの意志で特別な能力を会得された方はいますか?

有名な方で言うとシャーリー・マクレーンの映画に出た、ケビン・ライアーソンですね。

彼はケイシー財団で瞑想の練習をした結果としてあの能力を開発したと言っていましたので、トレーニングによってそういう能力を獲得する場合もあるのでしょう。

しかし、ケイシー自身は「霊能の開発を目指すのではなく、霊性の向上を目指しなさい」と言っています。

「神の探求(A search for God)」というのは、もともとのきっかけは霊能の開発を目指したいという方々が集まって、ケイシーにその方法を教えてくれと頼んだことが始まりでした。

エドガー・ケイシーも、「じゃあやりましょう」とういうことで、そのためのリーディングを取り始めるわけなんですけど、最初のリーディングで「霊能の開発を目指すのではなくて、このグループは霊性の向上を目指すグループにしなさい」と助言したのです。

オーラを見ることが必要な人にはオーラを見る能力が授かるでしょうし、霊と話す必要がある人には霊と話す力が授かるでしょう。

でも霊能という特殊な力の開発を目指してやると、我々はゆがんでいく可能性がある。

だから霊性、つまり人間性や良心の向上を目指すことをやりましょう、と。

◆これからの光田先生の取り組みについて教えてください。

エドガー・ケイシーのリーディング記録の中に残されている病気の治療法についての情報を出して整理しているところです。

例えば、ガンだとか認知症だとかパーキンソン病だとか、現代医学では治せないいろんな病気がありますよね、 そんな病気の色んな治癒例を一生懸命見つけているところで、ありがたいことに良い成果を出している方が多いのです。

ですから、まずは病気の治療からです。

僕は今年(2017年)にはエドガー・ケイシー療法の百科全書を出したいと思っています。

ものすごく幅広くありますので、それをできるだけ漏らさず、ケイシーはこういう病気にはこういう治療を勧めてますよ、という百科全書的なものを出したい。

今年の末くらいにはエドガー・ケイシーのドキュメンタリー映画が完成するはずですし、それに合わせて、ケイシーの病気の治療法についての情報も出したいと思っているのです。

白鳥哲監督によるドキュメンタリー映画「リーディング」では、ケイシー療法によって難病を治癒した方々のインタビューが多数出ます。

末期がんだったり、アトピーだったり、いろんな病気の方々が証言してくださいます。

◆リーディング記録は、どれぐらい翻訳されているのですか?

今のところまだ全体の27%しか訳せていません。まだ未翻訳の所にどれだけ面白い情報があるのかと思うと楽しみです。

予定ではあと20年かかる予定です。

「神の探求(A search for God)」を翻訳する時も21年かかりましたし、それぐらい時間をかけないとモノにならないですからね。

◆それだけ長い年月をかけて1つのことに取り組み続ける心構えを教えてください。

自分を捨てることです。

自分がいると、自分のエゴによって動揺することがあります。

これを翻訳しているときに、まだできていないときに、さすがにたま出版も「光田さんに翻訳を預けてから10年経ってますよ」と言われたことがあります。

「別の翻訳者でこれ訳したいという人がいるんですけれども、その人にまかせていいですか」と聞かれたんです。

もしもエゴがあったなら「え、ちょっとやめてくださいよ、僕これ10年以上かけてるんですよ」と言ったと思います。

でも僕は直ちに自分を捨てて「もしもその人の翻訳が良い形でできたのならば、是非その人の翻訳を出してください」と言うことが出来ました。

結局その人は翻訳できませんでした。

私と同じように歯が立たなかったんだと思います。1年、2年くらいの翻訳では無理ですから。

でもひょっとするとその人が出したかもしれないけれど、僕のほうはどっちでも良かったのです。

なぜなら自分の名前で出ることは重要でないですから。

重要なのはこの本がいい形で翻訳されて出ることですから、個人の光田を殺して、その人の良い翻訳ができたら是非その人のを出してくれと言ったんです。

その時に動揺したのであれば「自分」が居る証拠で、自分のエゴが入ってしまいます。




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◆「自分を捨てる」ことについて教えてください

ただ闇雲に捨ててはいけません。

ゴミ箱に捨てるのではなく、必ず「主の内」に放棄します。

英語では「Lose self in HIM」と言うんですけど、「自己を主の中に失う」という意味です。

HIMはこの場合に大文字のHIMで、神もしくは主のことです。

自己を主の内に捨てると、あらゆることが良い方に取り計らわれる。

エゴを出すから足元をすくわれるのです。

誰が私の足を引っ張っているのかなと思ったら、自分だったってことです。

自分がいなければ誰も足を引っ張る人がいない、私がいなければ私の道を邪魔する人は誰もいないのです。

自分を捨てるには、自分の判断はいつも小賢しいということをまず認識します。

「いつも、せこいことばかり考えてしまう」と。

自分の判断でやるとつまづくということをよく認識すること。

でも主が私に求められるであろうことをすると、淀みがなく、あらゆることがうまく組み合わさって、最上のカタチになっていきます。

あとは「祝福の水路になる」という発想をする。

私を通してあなたの祝福が豊かに注がれますように。私が接するすべての人に祝福が流れますように、と祈ると、我々の人生は円満に行くようになる。

◆光田先生は、誰かに対して恨んだりやり返したいと思うことはありませんか?

キリストの言葉で「復讐するは我にあり」というものがあります。

復讐の必要があるなら神である私がするから、あなたは心配するな、とおっしゃったのです。

あなたが何か理不尽な思いをしたのであれば、その復讐は宇宙の法則が自動的に為してくれる。

なので、個人で怨みを晴らすという発想をするべきではないと。

我々がこざかしい頭で復讐すると、かえってカルマ(業)に巻き込まれてしまうのです。

最大の復讐は・・・嫌な人に対して、最善を返してあげることです。

どれほどいじわるをされても、最善を返す。そうすると、ちょっとひどい言い方ですが、「カルマ先方持ち」になるのです。

だって僕は悪意を全く持ちませんから。

相手の悪意に対して私が悪意を返せばカルマの応酬ですが、私が悪意を返さなければ、悪意はそのまま相手に返ります。

なので最大の復讐は、誠実さを返すこと。

どうしても復讐したい場合には、ますます相手に誠実に摂する。

これが一番効くんです。しかもそのことで我々は自分の魂を向上させることもできる。何ともありがたいことじゃありませんか。

◆ケイシーが残したものが全てが発掘され、翻訳された後はどんな世の中になっているでしょうか?

必要だと思っていることは、人間の本性は永遠不滅の高貴な魂であるという発想をどの人々も持つようになることです。

「私の本体は単なる肉体ではなくて、永遠不滅の魂なんだ」と。その視点で生きれば、生き方はもう全然違います。

まずインチキな生き方はしなくなります。だって例えば誰かを苦しめると死んだあと自分が恥かかなきゃならないし、相手の人からどれだけ責められるのか。

また蒔いたものは必ず刈り取るとなれば、インチキな生き方をすれば、そのインチキな生き方を自分が刈り取らなければならなくなります。

自分が誰かの人生に生きる喜びや希望を蒔いていれば、自分が生きる喜びと希望にあふれた人生を刈り取ることになる。

そういう法則が分かれば、生き方は変わりますよね。誰かを苦しめて生きようなんていう発想はしなくなる。

さらに自分の中にある魂のパワーをもっと活用する方法をそれぞれが知るようになります。

夢分析なんかもその一つですが、せっかく魂が良い情報を与えてくれているわけですから、それを活用すれば、どれほど人生は充実でしょうか。

◆これを読んでおられる「心の専門家」であるみなさんへのメッセージをお願いします。

大恐慌の時代に「この先自分の仕事は上手くいくのでしょうか?」とケイシーに聞いた人がいて、それに対して彼はこう答えました。

「自分の同胞に、悩んでいる方々に生きる勇気と希望、喜びを与える仕事、これに不況はない。それはまた神の喜ばれることである」

その人の人生にどのようなアドバイスを与えれば、人生がより希望に満ち、勇気に溢れ、喜びに溢れるかを考えてアドバイスを与えることが大切です。

エドガー・ケイシーは人々に希望を与えている限り、その仕事に不況はない、と言い切ったのです。

自分のこざかしいテクニックで治そうとすると、自分自身が足元をすくわれるかもしれない、そして信念が揺らいでいると力が出せなくなります。

私はこのカウンセリングで必ずより成果を、良いものをこの人に与えることができると信じることです。

あるいは、カウンセリングの前後でお祈りされてもいいですよね。

私を通して、どうぞ素晴らしい祝福がこの方に行きますようにとお祈りしてからカウンセリングを始めるというのもいいでしょう。

私が翻訳する時もそうするようにしています。

翻訳する時に原稿用紙1枚を翻訳して、これで何百円だとすると翻訳が腐ります。そうではなくて、この翻訳によって多くの人が喜んで下さる、と思って翻訳する。

ケイシーのリーディングを翻訳することによってまた多くの人が救われていると思って翻訳すると、わたしの翻訳は質が上がるんです。

◆今やっている仕事が祝福されている仕事かどうか、知る方法はありますか?

終わった後で、深い喜びがあるかどうかです。

そして、充実があるということ、疲労がないということ、無用な疲労がないということです。

あとは、今この横にキリストか、あるいは誰か驚くべき方がおられたときに、同じアドバイスをその人にし続けられることができるかどうか。

あるいは、自分が死んだときに神様の前に引き立てられた時に、自分のカウンセリングを恥ずることなく神に報告できるか。

やましいことがあれば自信をもって報告できないですよ。

でも、自分の最大限の誠実さを込めてカウンセリングをしたのであれば、我々は神の前に立つことも全然困らないですよね。




<編集後記>

都内にあるNPO法人日本エドガー・ケイシーセンターにてお話を伺いました。

光田先生のとても穏やかな口調の中に、驚くようなお話がどんどん出てきまして・・・ただひたすら圧倒されました。

生きることに絶望し、自ら命を断つことまで考えていた青年が、本屋さんで1冊の本との出会い、そして人生をここまで豊かにするのかと・・・

エドガー・ケイシーについて研究対象としてだけではなく、深い敬愛の念を持って探求されておられる姿勢に感銘を受けました。

今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ日本エドガー・ケイシーセンターのホームページをご覧になってみてはいかがでしょう。

光田 秀(みつだ しげる)   NPO法人日本エドガー・ケイシーセンター 会長

1958年広島県生まれ。京大工学部卒。
高校生の頃より唯物的世界観の中で人生の意義 、存在理由を探求する。
20才の時にエドガー・ケイシーを知り、新しい人生観に目覚める。
政府研究機関にて研究員を4年間務め、28才よりエドガー・ケイシーの研究・啓蒙に専心し、関連する著書や翻訳書多数。

<光田秀先生のホームページ>
 
日本エドガー・ケイシーセンター

<光田秀先生の著書>
cover
眠れる予言者エドガー・ケイシー


cover
転生の秘密


cover
神の探求 (1)(2)



インタビュアー:下平沙千代(しもひらさちよ)

下平沙千代

日本一やさしい女性ケアドライバーです。
タクシー車内がセラピールームになることも・・・、
アロマハンドマッサージや、ソース・ワークショップも開催しています。

ソース公認トレーナー、アロマハンドセラピスト、NLPセラピスト
レイキヒーラー、トラベルヘルパー、NPO法人東京シティガイドクラブ会員
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』


インタビュアー:京牟禮彩(きょうむれあや)

京牟禮彩

つらいなぁという時、不安だなぁという思いは、誰のなかにもあるのもです。
「日常における様々な悩み」「生きていく上での不安」を大切にしながら
よりイキイキと生きていくためのお手伝いを行っています。
カウンセリングや呼吸法レクシャーを中心に活動中。

臨床心理士 ブレスプレゼンター(呼吸法講師)


インタビュアー:荒川仁美(あらかわひとみ)

荒川仁美

株式会社サイドウェイズ顧問、コミュニケーションコンサルタント

ブレスプレゼンターとして、呼吸法を通じて「愛される豊かな人生」を
歩む人を育むことを使命とし、「人生を楽しむ自分になる」
「人と自分を比べない」「自分の成長を信じる」
この3点をモットーに、ココロとカラダが穏やかに健やかになる
「笑顔満杯の120分」のブレスプレゼント講座を開催している。
モットーは、人と人を笑顔でつなぐ架け橋になること!

HP:株式会社サイドウェイズ
ブログ:人生はいつだってハッピー


インタビュアー:倉橋竜哉(くらはしたつや 日本メンタルサービス研究所 代表理事)

倉橋竜哉

アイネスト株式会社、日本マイブレス協会の代表を務める。
日本マイブレス協会では、ブレスつまり息をコントロールする
「呼吸法」を通じてココロの穏やかさとカラダの健やかさを
お伝えする講師の養成を行っています。

HP:日本マイブレス協会
著書:「呼吸で心を整える」 「呼吸を変えると、人生は良くなる」
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