第109回目(2/4) 藤原 直哉 先生 株式会社あえるば

一人一芸プラスチームワークを大切にしています。

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◆当時は、どのようなお仕事をされていたのですか。

ちょうどその頃からですね。心の話がメインになってきたのです。

もちろんそれまでの政治経済の仕事もあるのですが、それだけだと心の中に何か割り切れないものが残るのです。本当の心の幸せとか、新しいライフスタイルが作る自分の心の光というのが見え始めてきました。

田畑をやるようになってから、親子で来る人がいたり、何か思い詰めたような人が来て農作業をして心がほぐれていったりするのを見るようになりました。

「ああ、やっぱりここに新しい光があるのだな」ってつくづく感じましたね。

だからそういう人たちと一緒にお祭りをやったり、バーベキューをやったり、神道式で礼拝をやったり、宗教の本や心の本を読んだり、お茶をしたりしていましたね。

夕方になったら部屋を片付けて、畳を敷いてね。「夜咄の会」といってお茶の準備をするのです。炭で火をたいて茶釜でお湯を沸かしてお茶を振舞っていました。料理を食べてお茶を楽しんでいただいたら、みんなで本を読んでいましたね。

本は、出口日出麿さんの「生きがいの探求」などを読んでいました。

だいたい夕方の6時から、夜の9時ぐらいまででしたね。

◆シンクタンクの仕事としてされていたのですか?

もちろん仕事の一環です。

シンクタンクというのは、考える場所であり研究開発が仕事だから、誰もやらないことをするのです。

人がやっていることをやったって、それはシンクタンクではないです。

出口日出麿さんの本は本当に元気が出るのですよ。

あの方ご自身も、ものすごく若い頃に書いた本で、20代初めじゃないかな。

「おい、くよくよするなよ。前へ前へ行けばいいのだよ」ということが書いてあるのです。


他にもフライトシミュレーターの研修もしています。当時から今でも。

リーダーシップの研修で使うと、いい歳の中年のおじさんが嬉しそうにやっていくのですよね。

パイロットになりたいかどうかはともかく、誰でも一度は操縦してみたいと思いますよね。それを楽しんでもらうとみなさんほぐれますよ。

田畑やって、夜咄やって、フライトシミュレーターやって・・・小田原で本格的に始めたのです。

◆その後、長野県の南信州遠山郷にも行かれていますよね。

遠山は、本当に山奥にあるのですが、当時の人口が2000人を割って限界集落(住民の半数以上が高齢者)になっていました。

そこに拠点を作って、社員を常駐させまして、村おこしを始めたのです。

最近はNHKなどにもたびたび取り上げられて、けっこう有名な観光地になったのですが、最初来たときには「癒しに良い場所だな」と思いました。

景色もいいのですが、人情に触れると気持ちがほぐれるじゃないですか。田舎の山の人って情が厚くて、それに触れると癒されるって言う人が多いのです。

ここで春から秋まで毎月、遠山藤原学校という学校をやっています。

最初は、薪を割るとか、雑草を刈るとか、ロハス的な農作業や森林作業の体験が多かったです。

最近は心がいっぱいになってしまった人が、癒しを求めてほぐしに来ることが多いです。

◆どのような方が来られるのですか?

経営者もいれば、サラリーマン、学生、主婦、退職した人、外国人、それから高校生も来ます。

みんな帰るときに心にお土産を持って帰る感じですね。

特別難しいことをしているわけではありません。地元の観光をしたり、講演で「世の中の仕組み」や「日本再生」について話をしたり、終わったらみんなで酒を飲んだり・・・けっこう何度も何度も来るリピーターが多いのです。




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◆以前やっていた金融や不動産のお仕事はされないのですか?

だいたい2000年ぐらいから、それぞれの担当者を独立させました。みんな別のところで会社をやっていますよ。

私は小田原に引っ越してから、それらを新たにやろうとは思いませんでした。

今のテーマは、観光立国とか、新しい農業とか、日本の大掃除とか、そういった政策に携わるのがメインになっています。

今残っているうちの社員は「農園長」として入ってきたり、倫理法人会をやっていたり、傾聴をやっていたりします。気がついたら心の仕事ばかりになっていましたね。

農園をやっていた社員が、最近では和良久という神道の古武術を教えていたりします。神道の言霊を生かしたものなので、これも心の分野ですよね。

最初から社員に言っていたことがありまして

「うちの会社は一人一芸プラスチームワーク」だと。

この分野の仕事で、それぞれの仕事でお客さんが全く異なることはなくて、むしろ縁というのは不思議なものでずいぶんと重なっているのです。

それぞれが専門になる一芸を持っていて、お互いに融通しあうことで、お客様のいろいろなニーズに応えることができます。

だからお客さんからのニーズが出てきて、それに役立つことであれば、その分仕事が増えていくのです。

でも、うちの社員も普通の社員だから、そう簡単にはいかないわけですよ。

だからまず、自分の専門分野については、とことんできるようにならなきゃいかんという話をしています。

その上での助け合いですよと。

仕事ができる人たちが助け合うと、大きくなるのです。空間が。


私は「日本再生プログラム推進フォーラム」という仕事に携わるようになって、忙しくなってきたので、社長を社員に任せることにしました。

そして新社長の命名で「シンクタンク藤原事務所」を「あえるば」という社名に変更しました。

人が会うことができる、それから、あえる(和える)ことができるという意味です。

私は全国で藤原塾をやっていますし、あちこちで藤原学校もやっています。リーダーシップの研修などもしていますが、本当にお客さん同士よく「あって」くれています。

お客さん同士のチームワーク、ネットワークが広がって、一緒に新しいことをやったり、仕事が始まったり、そのような場を作っています。

まさに「あえるば」になっていますね。

◆社員の方は、どのような経緯で入社されるのですか?

今の社員の一人は、元々私が学生を教えていた頃の生徒でした。

パチンコばっかりやっていて、授業にはほとんどでなかったですね。

卒業後、彼はコンビニに勤めていて、それからソフトウェアの会社に転職したところ鬱になってしまったのです。

会社に行けなくなってしまったのです。

当時、彼は結婚したばかりの頃だったのですが、会社を辞めてしまいました。

新婚早々で、出勤できないのもイヤなので、居候をさせてくれないか?と、うちの会社にアルバイトで居候を始めたのです。

最初は事務的な仕事からはじまって、あちこちの藤原塾に連れて行って、いろんな仕事を任せたりしました。

あるとき「君は何がやりたいの?」と聞いたら、コーチングのようなことをしたいと言っていまして、いろんな研修に行かせました。なんでもいいから行ってごらんと。

その中で彼は「傾聴」に巡り会ったのです。

私はリーダーシップの研修をやっているのですが、リーダーの仕事で大事なことに「上手に話を聞くこと」があるのです。なので「それはぜひやってみなさい」と背中を押してみました。

そうしたところ、彼に合っていたのでしょうね。一生懸命になって取組んでいます。

もともとコンビニに勤めていたから、細かいビジネスを作るのが好きなのですよ。

彼の場合は鬱がきっかけでうちの会社に来て、今では新しいビジネスを立ち上げているのです。


これは会社を立ち上げた1993年当時からずっと思っているのですが、こちらが与えた仕事だけやらせるような普通の会社にするなら、独立する必要がないわけですよ。既にあるところに勤めればいいだけなので。

独立する以上、普通の会社にないものにしたいと思っていましたね。




(次回につづく・・)

藤原 直哉(ふじわら なおや)   「株式会社あえるば」代表

独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っている。
社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。
認定特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラムの理事長として、健康で持続性の高い日本の再生に向けて政策提言、啓蒙活動を行っている。

<藤原直哉先生のホームページ>
 
株式会社あえるば

藤原直哉オフィシャルサイト

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<藤原直哉先生の著書>

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経済アナリスト藤原直哉の未来を拓く思考法


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日本人の財産って何だと思う?



インタビュアー:高坂一彦(たかさか かずひこ 某衆議院議員事務所 政策員)

高坂一彦

マイブレス式呼吸法と傾聴1日講座の講師として、自分と向き合い
自分の心を楽にして、穏やかな人間関係を築くお手伝いをしています。

政策研究は、地域コミュニティーのあり方を中心に発達障害者支援や
子育てをテーマに活動しています。

ブログ:うん!これでいいんだ!素直でいこう!人つながり高坂塾


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市川千里

ブレスプレゼンター(呼吸法)、ELM(勇気づけ)リーダー

何かとストレスの多い日々の中であっても、
自分らしく、イキイキした時間を過ごせるように、
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そんな応援ができるようになりたいと思っています。


インタビュアー:倉橋竜哉(くらはしたつや 日本メンタルサービス研究所 代表理事)

倉橋竜哉

アイネスト株式会社、日本マイブレス協会の代表を務める。
日本マイブレス協会では、ブレスつまり息をコントロールする
「呼吸法」を通じてココロの穏やかさとカラダの健やかさを
お伝えする講師の養成を行っています。

HP:日本マイブレス協会
著書:「呼吸で心を整える」
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