第108回目(4/4) 佐田 弘幸 先生 佐田意識工学研究所

レジに並んでいるときに運の良い人と悪い人がわかります。

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◆佐田先生の著書の中では「過度なポジティブシンキングは害悪になる」と書かれています。

カウンセリングをしているなかで気付いたのですが、ポジティブなアファメーションだと抵抗を持つ人がいます。

過去にある出来事・・・、たとえば恋愛で浮気されたとかのショックな体験があるとします。

すると、次に恋愛が進み始めると「やっぱり、この人も浮気するのではないか・・・。また、すぐに孤独になるんじゃないか」と思って、上手くいくことに対して、無意識にブレーキをかけてしまう人もいるわけです。

あと、ネガティブに考えて、早めの対処をすることで上手くいく人もいます。

そういった人が自分の特性を理解せずに、「ネガティブに考えてはダメだ。ポジティブにならないと・・・」思い込んでしまうと、自己否定が強くなり、失敗しやすくなります。

いわゆる、現実にポジティブでうまくいっている人は、「俺はポジティブにならないと」と自分へ無理に言い聞かせるようなことは、ほとんどしていません。

このように過度なポジティブ思考は、自分の中の弱い部分を否定する心理を作り上げます。


船井総研で七田眞さんという幼児教育の先生と共同セミナーをしたときに「プラス思考でもなく、マイナス思考でもなく、ゼロ思考が大切」という話をしました。

そのとき、船井総研の人に「それはキャッチーですね」と言われて「ゼロ思考」という本が出たんですよ。

ゼロ思考というのは、言葉を変えれば「ありのまま」ということです。

ありのままの自分を大切にしましょうと。

このありのままというのは「演技をしない」「着飾らない」という意味ではなく、自分にとって苦しくなることはやめて、自分の得意分野を活かしましょうということです。

◆「自分の好きなこと」がわからない人もいます。

確かにそういった方も多いです。

なぜ、わからないのかというと、子どもの頃に好きなことをやろうとしたときに親から「そんなことをしないで勉強をしなさい」としたいことを否定されて育った人が大半です。

したいこと=否定される と学習してしまったんですね。

だから、何か新しいことをしようとしても、「したいことをすると、否定されるのではないか・・・」

「もし失敗したら、親が勝ち誇ったように、『ほら言ったでしょ』と言われそう」

「失敗したら、ダメな自分が周りにわかってしまい、見限られて、孤独になるのでは・・・」

という不安でいっぱいになるのです。

長年かけて作り上げられてきた性格なので、一朝一夕には直りませんが、変えたい気持ちを持って取り組めば、絶対に克服できますから安心してください。

それを直すためにはリハビリが必要です。

たとえば女性が気に入っている物を聞いて、それがぬいぐるみであれば「ぬいぐるみのどこが良かったの?」と聞いてみてください。

感性豊かな女性は、そこで「ぬいぐるみの丸いおしりがかわいい。目の丸いところがかわいい」と言ってくれたら、それがたとえ自分の好みでなくても「これを美しいと思う人がいるんだな」と一旦受け入れて、それを共感できるように感じてみることがリハビリになります。

また、ご飯を食べるとき、感性の鈍ってしまった人は、あまり味わわずにほとんど噛まずに飲み込むような食べ方をします。

ですから、ゆっくり咀嚼し、味わって食べる。

感性の鈍い人は、いつもぎりぎりまで何かをしていて、急いでいることが多いように思います。だから、途中のプロセスを感じることができない。

ですから、いつもより通勤で20分早めに出て、周囲の人を観察したり、自然を愛でたりしてみることなどはお勧めですね。

◆「願えば叶う」と信じたいけれど、信じ切れない人がいます。

そういう時には「願えば叶うことを信じさせてくれるような出来事が起こるように」と祈ってみてはいかがでしょう?

私は40歳を過ぎて身長が伸びるとイメージしても、それが叶うということが信じられませんでした。

ただ高齢でも身長が伸びている人がいるということは知っていました。

そこで「今からでも、身長が伸びるということを信じさせるような出来事が起こりますように」と祈ったところ、ネットで身長のギネス記録が塗り替えられたという記事を見ました。

その人は、ウクライナに住むレオニード・スタドニクで、2007年のギネス・ワールド・レコーズで身長257pとして「最も背の高い人物」と認定されたのです。

14歳のときに行った脳の手術の影響で脳下垂体が刺激された結果、成長ホルモンが過剰に分泌され、急激に身長が伸びるようになった、と記事には出ていました。

だったら私は瞑想で脳下垂体から成長ホルモンが少しずつ出て、身長が伸びていくのをイメージしてみようと思ったのです。

そうしたところ、3ヶ月してから健康診断で前年と比べて1cm伸びていました。

さらに翌年にも1cm伸びていました。

「願えば叶う」と言う前に、「そう信じられる出来事を見聞きする」という儀式があったほうが、「それが叶う」と、より信じる力を強化してくれる、と体験的にわかっていたので、それをアファメーションにしたのでした。

◆カウンセリングをする立場から、カウンセラーを養成されるようになった経緯を教えてください。

もともと私のカウンセリングを受けた人や、私の本を読まれて「カウンセリングやってないですか」と問い合わせしてくれた人の中から「カウンセラーになるにはどうしたらいいのですか?」と聞く人が何人も出てきたのでスタートしました。

まずわたしはテキストの原稿を書くことが苦手なのですが、質問に対して答える事は出来るのです。

でも、0から書いて、と言われるとこれが苦手。

質問に答えることができるのは分かっていたので、私に質問をしてくれる人が現れることを祈っていました。

自分の努力によって原稿を書こうとしないところがいいでしょ(笑)。

「苦手!」「俺の特性じゃない!」そうやって、いかに「自分を追い込んでくれて、しんどくない方法で人に任せるのか」ということを学びました。

なんでも一人でやろうと思って結局うまくいかなかったので。

自分の特性が分かって来た頃に、ある人から連絡をもらったのです。

質問に答えている内に原稿になってきて、それが「願望を必ず実現させるセルフトレーニング術」という本の中にいくつか書かれていたりしました。

そういうことをしているうちに、その中の一人に仕事をやりたいと言われて、それでカウンセラーの養成を一緒にやりたい、という話になりました。

私からしたら「あっ、来た、来た」と思いました。




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◆カウンセリングを上手く受けるコツはありますか?

「自分が問題をどうやって解消しよう」と思うこと自体は切なる望みなのですが、いかんせん意識が自我から離れることはできません。

「神様どうぞ私が役に立つように、そこに導いてください」と集中すると、自我に集中しなくなるため、気持ちが楽になっていきます。

日常でも、自分の不足に焦点が当たりがちですが、そこをなんとか頑張って、人が幸せになるように祈ってみます。

思う存分「私って素晴しい」「私ってカッコいい」と思っていただいてOKです。

レジに並んでいるときに「私の方が早く流れますように」と思う人は、運の悪い人。

「お先にどうぞ」と言えて嬉しい人は運の良い人。

電車に乗るときに、自分の席の横に荷物を置いて、誰も座れないようにする人は運の悪い人。

自分の荷物をどけて、一人でも多く座れるようにしてあげる人が運の良い人です。

宇宙(この世界)は、よき行いも、自己中心的な行いも、他人にしたことが自分に返ってくるのを何度も体験して、そのリアリティを持って、人に奉仕するようになるのが運のよい人です。

少しずつでよいので、自分がしてもらいたいことを人にしてあげると、周りからも受ける扱いが変わってきます。

◆これからココロの仕事を目指す人にひと言お願いします

これは、その人の立場によって、真逆のアドバイスになることもあるため、どの視点で語るかが難しいですね。

が、基本としては

「今の自分が持っているリソースとは何か?」

「それを、どうやって社会の役に立つように使うか」

「それで自分が幸せか?」を考えてみて下さい。

さらに・・・

「いつもそれを念じるくらい考えているのか?」

これはとても重要です。

シンクロニシティ、つまり、引き寄せの法則が発動する基礎の部分ですから。

上記は、普通の金銭的な感覚を持っている人が前提です。

しかし最低限のお金を稼げない場合は、お金の価値と言うより、自分の価値を低く見積もっていて、そこを見直した方がよい場合が多いですね。


それは、「自分を信じていない」ともいえますし、「その人が成長する目標を持って行動すれば、シンクロニシティを起こしてくれる宇宙を信じていない」と置き換えることもできます。

自信不足、信仰不足でしょうか。

お金の不安や恐怖があるというのはそういう心理です。


また、社会の流行も意識するのは営業的には必要です。

が、あまりそちら中心になると、せっかくの個性が薄まってしまうので、営業意識は3割くらいにとどめておいて、やはり他にはないオリジナルのコンテンツを目指すことをしてみてください。

「世間から見て、どう思われるか?」が気になって、本音を発信できないと、当たり障りのないどこにでもある内容になって、ファンはつきにくいと思います。

売りたいより、喜んでもらいたい。「昔の自分だったらこんなのが欲しかった」を優先しているか?自問してください。

もっと簡単に言うと、第三者の目線で次のように考えてみます。

「選ぶときに損をしたくない」

「営業トークが中心で、薄い内容ではないのか?」

「どこにでもありがちな内容では満足しない」


お金は大切ですが、あくまで手段です。

しかし、お金の不安から、それが目的になると、大抵は失敗しています。

人それぞれ、指紋が違うように、個性も皆違います。

我々は同じ文字を手本にしてそっくり書こうと努力しましたが、みんな字は違います。

個性とはそういうものですから安心してください。

それから、人から教わったことは、誰から教わったかをちゃんと明記した方が、人に信用されます。

場合によっては、オリジナルを考えた人に好かれ、より多くの情報をもらえるかも知れません。

最初はまねから始まっても、必ずその人の個性が表れてきますから。

あと、私の場合は、神に祈って「私を通じて社会を良くしていけますように、そのために私の強みが活かせますように」とお願いしています。

引き寄せの法則にご興味のある方で、やってみようと思う方は、ぜひお試しください。

私の場合はそれでなんとかなると思ってやってきましたし、実際なんとかなるものです。




<編集後記>

佐田先生を取材するにあたり、佐田意識工学研究所に伺いました。

その日は台風の強い日で、持っていった傘も強風で壊れてしまい、ずぶ濡れの状態で訪問してしまったのですが、佐田先生が玄関までタオルを持ってきてくださり「大丈夫ですか?」と温かい声をかけていただいたことがとても嬉しかったです。

インタビューは雑談やミニ講習なども挟みながらとても楽しく進みました。

今回、諸事情で残念ながら掲載できなかった面白いオフレコの話なども多くありました。

おそらく佐田先生に実際にお会いすれば、掲載できなかったいろんなお話を聞かせてくれるはずです。

佐田先生の活動やお人柄に興味を持たれた方は、ぜひ一度講座などを受講されてみてはいかがでしょう。

佐田 弘幸(さだ ひろゆき)   「佐田意識工学研究所」代表

大阪の広告代理店でアートディレクターのとき、能力開発に瞑想を学ぶ。
瞑想中に見えるイメージが、現実化する体験を繰り返し、心の世界と、この世界が、つながっている(シンクロの)可能性に興味を持つ。
船井総合研究所の招かれて講演をする。その講演の録音テープが船井幸夫氏を抜き1位となる。その後、船井総研のプロデュースにより、総合法令出版から「すべてはうまくいっている」を刊行。ベストセラーになる。
傾聴だけでなく、潜在意識にアプローチするカウンセラーであり、瞑想やメンタルトレーニングも教える教室も営む、執筆家。

<佐田意識工学研究所のホームページ>
 
カウンセラー養成講座

瞑想 実践WEB講座

瞑想マシン・ボイジャーエクセル

大阪、瞑想教室

<佐田弘幸先生の著書>
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幸せになるマイナス思考


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自分から自由になれるゼロ思考


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願望を必ず実現させるセルフトレーニング術



インタビュアー:荒川仁美(あらかわひとみ)

荒川仁美

株式会社サイドウェイズ顧問、コミュニケーションコンサルタント

ブレスプレゼンターとして、呼吸法を通じて「愛される豊かな人生」を
歩む人を育むことを使命とし、「人生を楽しむ自分になる」
「人と自分を比べない」「自分の成長を信じる」
この3点をモットーに、ココロとカラダが穏やかに健やかになる
「笑顔満杯の120分」のブレスプレゼント講座を開催している。
モットーは、人と人を笑顔でつなぐ架け橋になること!

HP:株式会社サイドウェイズ
ブログ:人生はいつだってハッピー


インタビュアー:倉橋竜哉(くらはしたつや 日本メンタルサービス研究所 代表理事)

倉橋竜哉

アイネスト株式会社、日本マイブレス協会の代表を務める。
日本マイブレス協会では、ブレスつまり息をコントロールする
「呼吸法」を通じてココロの穏やかさとカラダの健やかさを
お伝えする講師の養成を行っています。

HP:日本マイブレス協会
著書:「呼吸で心を整える」
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