第98回目(4/4) 吉田 エリ 先生 アトリエ ワイエス

直感に従えないのは、直感を何度も何度も疑うから・・・

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「今後の展望をお聞かせください」

今、やりたいことは何でもやっています。時々、夢がなんだったか、わからなくなるぐらい。昔に望んだことは、ほとんど叶っています。今は、展望があるとしたら成長していくことです。「どっちの方向に成長していったらいいのだろう?」って、時々迷うことがありますけど。

結局どっちでもよかったりするし、“今ここ”がすごく面白かったりするので、私が気をつけなきゃいけないのは、“今ここ”に執着しそうになることですね。

でも、現状維持になった時にあんまり心配しなくてもいいのは、私の場合、必ずそれが壊れるような出来事が起こるんです。困ったことに…(笑)。それでも、やっていたことが全部今に繋がってきているので、これからもずっと、怖れず興味のあることをしていくのだと思います。

「今、興味があることはおありですか?」

「真剣に生きている人達ともっと出会いたいな」と思っています。そういう人達って、話をしていて面白いんですよ。感動を共有できるんです。私も活性化されるし、そういう人達と出会っていきたいし、一緒に仕事をしていきたいって思います。

今、海外に縁ができ始めているんですね。4月にはオーストラリアでワークショップを開催します。あと、6月にペルーのアマゾンの秘境に1か月くらい行くんです。意識を浄化するシャーマンのワークなんですけど、一週間くらいずっと吐き続けるとか、かなりハードワークらしくて、聞くだけでちょっと萎えて来てしまうんですが。それでもそこに行きたくなる自分をどつきたくなります(笑)。

全然やりたくないことをやろうとしているのは、魂に「行け行け」ってけしかけられてる感じがしてます。行きたくないのに、一方ですごくワクワクしている自分がいるんだなあと、もう観念するんです。パワフルなチャイルドには抵抗できませんから。

「直感に従っていくのが大切ですか?」

直感が大切って言われますよね。でも皆さんが直感に従えないのは、直感を何度も何度も疑うからなんです。直感が来ているのに、「もうちょっと…」って言ってる間に、直感も「もういいよ」って感じになっちゃうんですよね。そうすると、直感なのか思考なのかわからなくなってしまって直感は弱まってしまうんです。

直感は、来たらパッと行動に移すといいです。言ってみれば、全ての行動に失敗はないんです。1つの経験でしかないんです。なので、やりたいと思ったことは全部やった方がいいです。いきなり破産に追い込まれるようなリスクを負うことは考えた方がいいとは思うけど、そうでない場合は、やってみた方がいいです。

先ほど言ったように、ほとんどの人は、朝起きたら自分を守ることしか考えていないので、楽しい方向に行かないんですね。エッジがあるとしたら、そこから内陸にある中心のところでグルグルグルグル回っているだけなんですよ。でも、グルグルの円の外側の端っこまで行って初めて外側が見えるんです。

昔、ベストセラーになったシャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』っていう本があるんですけど、「枝の一番先に」っていう意味なんですね。枝の先ってしなやかで、落ちてしまう危険をはらんでいますよね。でもそこまで行かないと、飛び出せないんですよ。だからギリギリまで行く。危険を押して行った時にエッジをブレークスルーして、次の次元に移ることができるんです。

私達は次の次元に拡大する存在なので、そのエッジを越えないでいるのは脱皮できないでいるのと一緒です。自分が新しくならないんです。自分の未知を知ることができないんです。自分の既知という中でグルグルしてるのって、つまらないけど安全ですよね。でも、そこから越えた時に初めて、自分の本来のあり方や能力を知ることができるんです。だから越えていくんです。


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「そういう意味では、ひきこもりの子は枠の中にいると思うのですが、そういう子はどうすればいいですか?」

彼らは自分の能力を知らないっていうこと。その原因としては、親や環境の中で「自分自身が守られていない」ということを強いメッセージで送っているんですね。ひきこもりとか摂食障害とか、子どもが問題を起こしている場合、親が変わるべきです。親がワークしたりして変わったら、子どもはそこから出てきます。

彼らは問題があるからそうしているんじゃないんです。彼らは親に向かって、「あなたは変わる必要があるよ」ということを、自分自身の身を投げ打ってメッセージを送っているんです。でも、それに対して親が「私じゃなくてあの子に問題がある」って決めつけてしまう。

実際、親が変わったら子どもはほとんど変わります。今まで接してきた親御さんで、「あなたが変わらなくてはいけない」と言って、「そうですか」って素直に取り組んだ親は、「子どもが食べるようになりました」「学校に行き始めました」って、もうすごく早い期間で変わるんです。

でも、「親が変わらなくてはいけない」と言ったとたんに来なくなる人はいっぱいいますね。「ここに相談してもダメだ」と思うんでしょうね。でも、そんなことに関係なく、「あなたがいけないからなんです」ということは言い続けます。

別に、親御さんを批判している訳じゃなくて、彼ら自身が変われるチャンスなんです。私は彼らに「子どもが自分を犠牲にして気づかせようとしてくれる大きな愛を親は気づいた方がいい」と言いたい。親が子どもを育てられるのは、肉体的な部分だけです。メンタルの部分もスピリットも全部、親と子は同等なんです。そういうふうに接してあげるといいと思います。

「親は、子どもの問題だと思ってしまう場合が多いですね?」

そんなはずありませんよね。子どもっていうのは、10歳までは持ってきたエネルギーでいくらでも生きられるようにできているんです。内戦をやっているような国でも、子ども達はちゃんと生きているんですよ。もともと子供達はたくましく、自由なんです。

元気で明るかった子がおかしくなってくるのは、大体20歳過ぎてからなんです。生まれて来る時に持って来たエネルギーを使い果たすのが、だいたい18歳から20歳頃だと言われています。

先進国で子ども達がおかしくなっているのは、そんな親に対してのメッセージなんです。親が魂に沿って生きていたら、子どもはそんなことをしなくても済むんです。それを証明することができないのは残念ですね。

親が入れるフリースクールがあったらいいかもしれないですね。そういうシステムができるといいなって思います。今までのやり方だと古いですよね。今までのやり方がこれから全部変わっていくんじゃないかなと思います。

「これからの世界は、どのように変化していくと思いますか?」

政治や法律が悪いものを罰するように、今の精神医学は、投薬して問題を解決しようとしています。しかし、これではまるで病気を製造しているようなもので、いつか行き詰まりを迎えるでしょう。既に限界があることに気づき始めている人も多いです。そういう部分が変わってこないといけないと思います。

問題にフォーカスし、対処に悩むのではなく、「いかに一人一人が共に幸せになっていくか?」ということを考えることがすごく大切です。悪いものに対して憎しみを持ったり抵抗感を持ったりしても、同じレベルに自分自身が格下げになるだけなんです。

一番大切なのは、自分自身をいかにバランスよく保って、調和的に生きて、そのエネルギーを世界に還元していくかです。それぞれの人達が、「自分の信じるやり方をやっていく」というビジョンに向かって行けたらいいのですが。

大したことをするんじゃなくて、今日一日、自分が自分を幸せにしてあげるだけでいいのかもしれません。皆、自分一人の責任を取ればいいだけなんです。自分一人の分だけでいいんですよ。他の人のことを援助しなくていいんです。自分が自分を救うだけでいいんです。今、愛について1分間考えるだけでいいんです。地球上の全ての人がそうしたなら、瞬間に世界は変わりますよ。


<編集後記>

鎌倉のオフィスは、窓辺から海岸が一望でき、光が降り注ぐ居心地のよい空間。
細部までこだわった家具や小物達は、クオリティにこだわった吉田エリ先生の
オリジナルのワークショップと通じるものを予感させました。

率直さと純粋さの輝きを放つまっすぐな瞳は、吉田先生お人柄が
そのまま現われているように感じました。

表現アートセラピーの世界から、未知の自分、魂やスピリチュアルな癒しを
探究してみたいと感じるインタビューとなりました。(A)

吉田 エリ(よしだ えり)   表現アートセラピスト アトリエワイエス主宰
                  イラストレーター

多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、デザインの仕事を経て独立。絵本や雑誌の他、書籍装丁のイラストレーターとして活躍する傍ら、国内外のアートプロジェクトのセミナーやワークショップに参加。
米国カリフォルニアのパーソンセンタード・イクスプレッシブ・アートセラピー研究所にて、表現アートセラピーを学ぶ。B・エドワーズ博士の「脳の右側で描け」ワークショップの経験を基に、独自のドローイング・メッゾトの研究を経て、ファースト・ドローイングのトレーニング法を開発・実践する。
ドローイングのワークショップの他、自由なアート表現を追求する「表現アートセラピー」のセラピストとしてオリジナルのワークショップ開催する。
既存の芸術教育にはとらわれないアプローチを実践し、従来のアートセラピーの枠からも離れたアート表現の可能性を追求している。

<吉田エリ先生のHP>
【アトリエ ワイエス】

<吉田エリ先生の著書>
cover
はじめてのアートセラピー 自分を知りたいあなたへ


cover
7日間で完全マスター 絵が描ける脳をつくる


cover
もう落ち込みたくないと思ったら読む本 悩みを手放す「マインド・デトックス」メソッド


cover
アートセラピーで知るこころのかたち



インタビュアー:鈴木明美(すずきあけみ)

鈴木明美

セラピールームChildren主宰、Team Oasis 代表
自分がなんだか分からない。何かやりたいけど、見つからない。
心の悩み、病を抱えた方、自己実現したい方のお手伝いをいたします。

心理カウンセラー、ゲシュタルトファシリテーター、NLPセラピスト、
交流分析士1級、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren


インタビュアー:大島まさあき(おおしままさあき)

大島まさあき

大島まさあきと申します。年齢は木村拓哉さんと同級生になります。

現在、働く悩み専門カウンセリングを行っています。
小田急 新百合ヶ丘で活動しています。
働くことに苦痛、違和感を持ったまま働き続けると
人生の大きな舵取りを誤る可能性があります。
自分を見つめ直す機会を持ってみませんか? お気軽にご相談下さい。
HP:働く悩み専門カウンセリング


インタビュアー:川田史郎(かわだしろう)

川田史郎

マーケティングプロデューサー、コーチ。

現状を変えていきたい人、何かをはじめたい人の
コーチングをしながら、
解決策のプロデュースや事業化のお手伝いをしています。


インタビュアー:岸眞美(きしまみ)

岸眞美

会社員生活を送るうちに、人が幸せになる、ってどういう事だろうという
素朴な疑問が生まれました。

社内教育に携わり、コーチングに出会い、資格を取得。
現在は、ほっとする「居心地の良い場所」を追究すべく、
自然療法フットケアサロンOPENに向け、日々研鑽中。


インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント

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