第94回目(4/4) 岩井 結美子 先生 メイクセラピストジャパン

カウンセリング後のメイクで、セルフイメージをプラスに書き換える!

インタビュー写真

「実際のメイクセラピーは、どんな流れでなさるのですか?」

(※事例をアレンジして記載しています。)
まず、カウンセリングをして、「どうなりたいか?」や「自分らしさ」など、自分探しをします。カウンセリングの中でやりたことが見つかったりもします。「私は、こんなことをやってみたいと思っていたんだ!」とか、気づきや発見があります。

そこから、近い未来を一緒に描いていって、「その自分になるために、メイクをしましょう」となります。外見からなりたい自分になるように、半顔を私がメイクします。そうすると顔の中に、befor&afterができていますよね。なりたい自分の顔に半分なっていて、半分は元の顔の状態です。

「半分だけ、というのがポイントですね?」

「素顔で来ないでほしい」「いつもどおりの自分で来てください」と言っています。「今までの自分の顔」と、「なりたい自分の顔」を、見比べてもらうという行程を岩井式メイクセラピーはやるんですね。そうすると、これまでの自分が何故そういう自分になっていたかに気づけます。

例えば、「華やかなお金持ちの女性に見られたい。華やかなだけでなく、神田うのちゃんみたいに、言いたいことを言っても嫌われない愛嬌があって可愛らしさがある女性に見られたい」という、オーダー(岩井式メイクセラピーではオーダーと言います)が出てきます。

ただ、「色っぽくなりたい」「優しくなりたい」でなく「こんな自分になってこんなことをしてみたい」という風に、ああなりたい、こうなりたいと、結構細かく出てきますね。

「言いたいことを我慢してきた人生だったから、もっと自己主張しながらも相手にもいやな感じを与えない自分になりたい」なら、そんな自分に見えるようなメイクをする。どんなメイクをするかは、こちらの腕ですよね。

では片側の顔にメイクをしたとします。こちら側の顔は、オーダーいただいた神田うのちゃんのようになりました。すると、喜んでくれるんです、喜んでくれるまで、満足するまでメイクをするんですけどね。元の半分の顔を隠して、「なりたい自分の顔」を見ます。

なりたいと思っていた顔が手に入りました。では元の顔を見ましょう、と促します。元の顔を見ると、多くのクライアントさんが吹きだすんです。笑うんです。その神田うのちゃんのようになりたかった女性は、元の自分の顔を見た瞬間に「貧乏くさ〜!」って、笑ったんです。

「これまでの顔が貧乏臭く見えて、笑ってしまう?」

面白いと思いませんか?自分の顔をわざわざ貧乏臭くします? 意識的に「貧乏臭いメイクしよう」って出かける人はいないですよね。どうして無意識に貧乏臭い(その人にはそう見えるわけですよね)自分になっていたのかなって、比べながら気づくカウンセリングをしていくんです。

そうすると、彼女が気づいたのは、「親から『うちは貧乏だから』と言われて育った」と。親からの禁止令みたいなのが出てくる訳ですよね。何が自分をブロックしているか。皆もっと可能性があったり、美しかったり、魅力的なんだけれど、幼い頃の経験でブロックがかかる訳です。

なりたい自分の顔になっているとブロックが外れやすくなります。安心して、「私はもうなりたい自分になっているから」「なれたから」と、元の顔が過去になるんです。

何で自分はこんな風になっていたのかに気づくと、このケースの場合は、「贅沢するな」と言われて、「贅沢しちゃいけない」「贅沢が似合わない」「私は地味」となっていて「私、自分が地味だって思い込んでいました」と気づく。

セルフイメージが「自分は地味だ」になっていたことに気づいて、「だから毎日毎日、地味になっていたんですね。」と腑に落ちる。それは思い込んでいただけであって、ブロックがかかっていただけであって、本来の私は「こちら」という風に、セルフイメージがなりたい自分の方へ切り替わるんです。

岩井式メイクセラピーで一番大事にしている行程の一つは、セルフイメージをプラスに書き換える、ということです。メイクはセルフイメージが短時間で書き換えられやすいので、はまっちゃったんです(笑)。

何回もカウンセリングしながら気づきを促すよりも、ぱっと見で、「私、可愛いじゃない!」「私、華やかじゃない!」と瞬時で変わるので、見た目で証明されるので早いです。セルフイメージがプラスに書き換わる瞬間が目の前で見える。凄く感動しますよ!

「一目瞭然で、変化が起きるのですね?」

過去の自分をけらけら笑いながら「こんな怖い顔してたら、そりゃモテんわ」「こんな悲しそうな顔してたの〜」とか、「なりたい自分」になっているから過去が受け入れられる。

左右の顔を比較しなくても、メイクによってなりたい自分になることで変わっていく人もいますが、実はそれだけでは変われない場合があるのです。両方を見比べて「思い込みがあったんだ」「ブロックがかかっていたんだ」というところに気づきがないと「未来」にシフトしていかない。

「それは、ご本人の意思でですか?」

自然に切り替わる感じです。メイクの力はそこが凄いところです。見た目に証明されているので、「これが本来の私なんだ」「これが私の魅力なんだ」と、自然に切り替わっていきます。受け入れようなんて無理せずに、「これが私なんだ」となる。だから、もう過去になっている自分の片側の顔が可笑しくて仕方ない。

「客観的に見られるようになるのですね?」

その通りです。見事に! クライアントさんのbefor&afterの写真をカメラやスマホで撮ります。「誰?これ」と言いながら、見比べてゲラゲラ笑っていますよ。


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「笑い飛ばすことで、どんどん剥がれ落ちていくのでしょうね?」

明るいですね。元気なセラピーです。ただ、そこに行き着くまでの「どうなりたいか」のカウンセリングの時、号泣される方もいます。

自分の顔を嫌いになったきっかけとか、傷ついた経験とかを聴きますから、ネガティブな気持ちが出たり、泣き出したりすることも当然ありますが、前に向かっているのでメイクに入った段階ではもうそれはありません。

「過去と未来を同時に見られて、過去を手放せるのがとてもセラピー的ですね?」

セラピー的ですね。それも難しい技法を使っていなくて、なりたい自分に顔が半分なっていれば、比べるだけで勝手に無理なくクライアントさんが気づいていきます。向き合いなさい!とやらなくても、「比べてどう?」でいい。

それが、メイクをしないそのままの状態で、「あなたはこうですよ。こうじゃないの?」とやっても、「私はそんなんじゃない」「そんなつもりない」と、なりますよね。

左右のbefor&afterの顔で比べるから、抵抗無く自然に受け入れて、「だから、私、うまくいってなかったんだ」「だから、いつも冷たいって言われるんだ」「だから、元気がないって言われるんだ」とか、顔が全部教えてくれる。片側が、なりたい自分になっているから安心して受け入れられるんですね。

「普通は、自分を客観的に見るというのが難しいですよね?」

課題ですよね。それをメイクによって創って差しあげる。客観的に自分を見るツールとしては、抜群ですよね。鏡の中に自分が映るから。

そして、はっきりと左右の違いが分かります。別人のようになるケースもあります。だから、笑えますし、精神的な負担も少なくてすみます。

心理カウンセリングをやっていても感謝していただくことが多々あり、こんな幸せな仕事はないなと思っていたのですが、化粧療法はクライアントの喜び方が尋常じゃないです(笑)。

「メイクセラピーを受けて人生変わった」と何人にも言っていただいて、「彼氏ができた」「結婚できた」「夫婦間が良くなった」「周囲との関係性が変わった」とか「就職が決まった」「モテるようになった」とか、分かりやすい効果が出るので、お礼のお手紙やメールをたくさんもらいます。やりがいのある仕事をさせてもらって、感謝していただけて、本当に幸せです。

「自分が好きになれない、辛い思いがある、そんな方にメッセージをお願いできますか?」

気軽に受けにいらしてください。楽しいですよ! 私のところ、仲間のメイクセラピストのもとに来てくださったら本当に嬉しいです。

「メイクは苦手で、という方には、いかがでしょう?」

できるになりますから、大丈夫ですよ! 化粧療法をやると、苦手意識そのものがふっ飛びます(笑)。楽しくなりますから、メイクの面倒臭さや抵抗感もなくなります。

私がやっているメイクセラピーは、似合わないんじゃないかとか、派手になるんじゃないかとか、下品になるんじゃないかとか、メイクへの抵抗からも解放されます。楽しく受けていただけるので、ヘアサロンに行く感覚で、気軽に来ていただきたいな〜!

「自分の顔が好きじゃない、という方でも大丈夫ですか?」

そういう方こそ来てほしいです。「自分の顔が気に入らない。好きじゃない」という方が、化粧を通じて自分の魅力を発見したり、自分の顔を好きになったり。

「自分の顔が好きじゃない」という方で一番多いのが「目が一重なのが嫌」という人。二重っぽく見える、というメイクも実はできるんです。でも、私はそれをやらない。何故かというと、二重にはならないから。二重で目がパッチリとはならないので、二重っぽいメイクをしてもコンプレックスを強めちゃう。

一重の目だからこそこんなに可愛くなるのよ、美しいのよ、ということをやっています。「あなたのこの顔立ちだから、この一重の目だから、このメイクでこんなに素敵なのよ」とやると、涙を流して喜んでくれる人もいるんです。「先生、一重でもいいって思えるようになった!」って。

それが、本当のメイクセラピーだと思っているんです。

「心の仕事をされている方にメッセージをお願いできますか?」

養成講座に是非いらしていただきたいですね。化粧って本当に目の前のクライアントさんが一歩踏み出すきっかけになるので。お化粧する側に廻るというと、「不器用だし」「私がメイク上手じゃないのに」って思うかもしれませんが、その人が自分でできる範囲のメイクなので、やる側になるのもそんなに負担や不安がありません。

メイクの未経験者が受講してプロになっていますから、心理の仕事をされている方も、是非、お化粧による手法を身につけていただけたら、こんな嬉しいことはありません。高度な難しいメイクではないので。今のサポートの手段にメイクを加えてもらえたらと思います。

あくまで、その人がなりたい自分になるために、自分でできるように特化したメイクなので、すぐ活かせると思います。ノンバーバルな部分の支援がより強化できると思います。

「男性でも大丈夫ですか?」

女性は緊張しちゃうから女性にメイクされるのはいやだ、という女性もいます。男性の化粧療法士、いいと思います!

「先生ご自身は、どんな風になりたいですか?」

実は受講生たちに、「こうなりたいと思っていたんだ」と気づかされまして。

以前は、こういう仕事をしているので「憧れられたり、『先生みたいになりたい』と言われるようでないといけない」と思っていました。「活き活きしてますね!」とか、「パワフルですね」とか「一緒にいて元気になります」と言われるような自分を目指していました。

実際、「先生と会うと元気になれる」よか「前向きになれた」と言われるようにはなって、なりたい自分に近づけた達成感はあったんですが、そこでちょっと停まっていたんです。そこから、自分がどうなりたいかと考えなくなっていました。人のことばかりに夢中になっていたんですね。

それが、数年前に幸せなことが起きました。受講生達から「先生、たくさんの愛をありがとう!」って言われるようになりました。しかし当初は、正直恥ずかしくって、「いえいえ、私に愛なんかありません」「そんなたいした人間じゃないです。そんな、そんな」と、恐縮して、受け入れられなかったのです。

私には愛という自覚が無く、受講生の方が勝手に私から愛を感じ取ってくれる、ということが起きて、「これを私は受け入れよう。感じ取ってくれていることを信じよう」と思った時に、「私にも愛があるんだ」と認めることができたんです。

今思えば、愛に溢れる人になりたかったんでしょうね。なりたいと思ってなったのではなく、目の前の人が感じ取ってくれて、私がそれを受け入れたという感じになったんですけれど、今、とても幸せです。受講生達のおかげでそこに気づけた。受講生の皆さんに心から感謝しています。それが私の最大の成長実感です。

「先生の夢は何ですか?」

近い将来の夢、少し先の夢、貪欲なのでいっぱいあるんですけど、最終の夢でいいでしょうか?

シェアハウスを建てて皆と住みたいんです。自分の大好きな仲間達と共同生活したいです。その中で死んでいけたらいいなって思っています。仲間と何かを成し遂げたいので、行き着く先は一緒に住んじゃえ!って思ってます(笑)。


<編集後記>

明るい光がいっぱいの、大きな窓の広がる岩井結美子先生のオフィスで
お話しを伺いました。

明るくテンポよく、とても楽しそうに話される岩井先生。
先生ご自身も光を放っているかのように、キラキラと
輝いていらっしゃいました。

カウンセリングを通して、「なりたい自分」「求める未来」を
メイクで描き出していく「メイクセラピー」。

「無理なくセルフイメージが切り換わる」という「メイクセラピー」の
パワーと、大きな可能性を感じ取らせていただきました。

岩井 結美子(いわい ゆみこ)   一般社団法人メイクセラピストジャパン 代表理事
                     (株)コンシャスインターナショナル代表取締役
                     メイクセラピスト、心理カウンセラー、印象アナリスト

2003年8月オフィスグレイスを開設。2006年2月に有限会社に法人化し、代表取締役に就任。心理カウンセリング技法を取り入れた独自の『メイクセラピー(化粧療法)』手法を開発し、女性支援を精力的に行う。
2005年12月にPHP研究所より「美人セラピー」を出版。女性雑誌等、メディアでも取り上げられるようになる。
メイクセラピストとしての「顔」のほか、人材育成の社員研修や講演の講師としても精力的に活動。
驚異的なリピート率(90%以上)で、1年の3分の2は講師として全国を飛び回っている。
2011年8月、「株式会社コンシャスインターナショナル」に社名を変更。

<一般社団法人メイクセラピストジャパンのHP>
【一般社団法人メイクセラピストジャパン】

<(株)コンシャスインターナショナルのHP>
【(株)コンシャスインターナショナル】

<岩井結美子先生のブログ>
【美人セラピー】

<岩井結美子先生の著書>
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美意識は、過剰すぎるぐらいがちょうどいい。 〜女性がもっと素敵に輝く習慣〜


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どうしたら「デキる男」に見えますか? - 印象戦略30のノウハウ


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美人セラピー



インタビュアー:下平沙千代(しもひらさちよ)

下平沙千代

日本一やさしい女性ケアドライバーです。
タクシー車内がセラピールームになることも・・・、
アロマハンドマッサージや、ソース・ワークショップも開催しています。

ソース公認トレーナー、アロマハンドセラピスト、NLPセラピスト
レイキヒーラー、トラベルヘルパー、NPO法人東京シティガイドクラブ会員
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』


インタビュアー:福田りこ(ふくだりこ)

福田りこ

あなたの中に隠された宝の箱を開けてみませんか。

潜在意識に直接アプローチする心理療法を中心に、
自己受容と自己変容のプロセスに寄り添って行きます。

心理カウンセラー
米国催眠士協会認定ヒプノセラピスト
HP:セラピールーム・サンクチュアリ


インタビュアー:川田史郎(かわだしろう)

川田史郎

マーケティングプロデューサー、コーチ。

現状を変えていきたい人、何かをはじめたい人の
コーチングをしながら、
解決策のプロデュースや事業化のお手伝いをしています。


インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
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