第82回目(3/4) 志東 顕勇 先生 リアリング・ワークス

サイコドラマの強みは、演じることでその人の中にある叡智が目を覚ますこと

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「サイコドラマは、自分自身が演じるのですか?」

参加者の1人が主役になって1つのドラマを作ります。劇はみんなで作ります。

他にプレイバックシアターというのがありますが、アクターがいて、テラーの話したことを即興で再現してもらいます。プレイバックシアターはサイコドラマから派生したので、ちょっと違うけれども兄弟みたいなものなので、サイコドラマの中で取り入れたりもします。

「観客は必要ですか?」

観客も大切なのですが、人数が少ない場合はみんなキャストになります。お父さんやお母さん、友人になったり、あるいは木になったり、海になったり、机になったりとか、そういう物になることもあります。

「その後で体験をシェアするのですか?」

はい、最後にシェアします。発見や気づきを分ち合います。これが、実はとても大切なんです。

「グループだと、シンクロが起きたりしますよね。同じ痛みを持っていたとか・・・」

そうですね。あれは不思議だな。同じような状況を体験しているとか、私もそうだったとか、本当に多いですね。

「それがグループの良さでしょうか?」

グループの醍醐味ですね。共感は大きな力になります。カウンセリングだと前に進めない頑固な人も、グループだと変化が起きる。ファシリテーターの力でなく、グループの力ですね。人から「こうだろう」と言われても人間は動かないですから。グループの力なので、自分の中に何かが芽生える。気づきが起こったり、それが起きるチャンスが増えますね。

僕のワークショップのグループに生まれつき足の悪い女性が参加していたことがあって、そうするとものすごく大きな影響を与えます。彼女は生まれて一度も歩いたことがない訳です。きっと歩きたいだろうなとか思うじゃないですか。でも幸せを扱うワークの時に、彼女は幸せだと言うんです。グループの人達は何も言えないです。

そういった人達が与える大きな力を何度も見ているので、やっぱりグループワークってすごいなと思います。

「グループメンバーからエネルギーをもらう、勇気づけられることがありますね?」

そうですね。明るく楽しそうに振舞っている人も、すごいとんでもない体験していたりとかありますね。そうすると自分の悩みが「大したことないのかな」と思ったります。人間って面白いもので、人との関わりの中で新しい発見をしたりするわけです。

人と比較して「自分は何て恵まれてるんだ」と気づいたり、頑張っている人を見て「自分も頑張ろう」と思ったり、そういうことはグループワークですよね。

ほんのちょっとのことがお互いを承認し合えるとか、自助グループとかでよくありますけれど、アルコールとか禁煙とかいじめとか体罰とか、同じような体験をした人達が分かち合うことで力になりますよね。

全く違うところから集まってきた人達が、全く違うはずなのにそこで起こるダイナミックスってすごいじゃないですか。学生がいたり主婦がいたりお医者さんがいたり先生がいたり、そうすると自分の見ていた世界じゃない世界を体験するということは大きいですよね。


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「特にこういう方に、このセッションを受けて欲しいというのはおありですか?」

壁を乗り越えたいなと思っている方にとてもいいと思います。それから、自分自身の中に「どうしてなんだろう」という疑問がある人や、自分の成長に興味のある人に良いかもしれませんね。それと、夢やビジョンを叶えたい人。家族や友人、仕事での人間関係を前進させたい人。仕事をもっと前進させたい人などとても良いと思います。

「音楽が好きとか得意でなくても、いいのでしょうか?」

はい、大丈夫です。歌うのが嫌いな人はかえって良いかもしれませんね。そういう人でも音楽が好きで、小さい頃は楽しく歌っていた時もあったはずなのに、きっと何かがあったのでしょう。

楽しく歌っていたら「下手だな」と笑われたり、同級生に「下手だから合唱コンクールで歌うな」と言われたり。そういったことで、もしかすると蓋をしてしまったのかもしれません。音楽をもっと好きになりたいなとか、普通に歌えるようになりたいなとか、そういう方も良いですね。

歌はヒントをくれます。歌を歌うということは、身体が振動しますね。すると、ものすごく大きなことが身体に起こるんですよ。その身体に気づくことを音楽・声を使ってやることによって、自分自身に気づくということがもっとパワフルにできるようになるんです。

「セルフになっていく=本当の自分に気づいて、なっていく」ための大きな力になってくれます。

「サイコドラマの強みは何でしょうか?」

そうですね。答がファシリテーターにある訳ではなく、ただありのままに見てもらう訳ですので、とても自然で自分の力になります。

演じていると、その人の中にある叡智が目を覚まして、そこからメッセージが来るんですね。プロセスとしては、最初は閉じ込めていた感情(怒りや涙)が出てきますが、それを通り越すと叡智が目を覚ますんですよね。そのメカニズムはセッションでは説明しませんが。

例えば、ある人が、他人に対して言いことが言えないとか、ついイヤと言えず何でも引受けてしまうとか、あったとします。どうしてなんだろうと。で、ドラマを進めて行くと、小さい時にトラウマになっていて、すっかり忘れていたことがあったりするんです。

例えばお母さんとの関わりなんかが出てくる。忘れていたことを思い出して、「そういえばお母さんはどうしてあの時あんなひどいことを言ったのだろう」自分では忘れていた、そんな傷ついた体験を思い出します。

それを忘れていたということは感情に蓋をしていたということです。あまりに深く傷ついたので自分を守るために忘れてしまうということもよくあることです。

それを思い出して、その時言えなかったことを言ってみたり、あるいはお母さんになってみたり、その時の自分を客観的に見てみたり、そんなプロセスを体験すると、その人の中に新しいロール(役割)や気づきが生まれ、自然とそのことを完了できていく訳です。

「思い出して、完了していけるのですね?」

ロールリバースと言って、お母さんの役をやっている時にお母さんの気持ちになるんですけれど、実際はお母さんがその時どう思っていたかなんて分からないことですが、けれども、神懸かり的に分かることがあるんですよ。

これは、サイコドラマでは「テレ」と言ったりしますが、テレパシーのテレですが、お互い話していないのに分かってしまうようなことを指しています。不思議ですがそんなことが頻繁に起こってくるんです。

サイコシンセス的に言うと、セルフになることによってハイヤーセルフと繋がっているということです。これで他の人とも繋がるという感覚ですよね。その時に分からなかったことが「そうだったんだ」と腑に落ちる時があるんですよね。

ですからすごくスピリチュアルな感じがしますね。サイコドラマ的には、心理学なのでスピリチュアルとは言いませんが。

大学の先生がスピリチュアルという言葉を使ってはいけないんですね、今は。言わないけれども、感じているということは見ていて分かりますね。それが大事なんだということも分かってますよね。「テレ」という言葉があるのもそういうことなんですよね。でも「スピリチュアル」という言葉は今は使ってはまずいということです。

「WHOでも今や『健康とは、身体と心とスピリットphysical, mental, spiritual』と言っていますよね?」

そうなんですよ。やっとそこまで来たかなというところです。ただ、心理療法を扱っている人達にとっては、そこはあるのは分かるけれど、言わんとこうねという感じですよね。

「先生は他には、どんな活動をされていますか?」

企業研修とか、iPhoneのアプリケーションを作っています。まだ言えないんですけれど、ゲームではなく、僕がやっていることを具現化したような音楽療法的なものとかスピリチュアルなものとか、何本かあります。順を追って出すと思います。

(次回につづく・・)

志東 顕勇(しどう けんゆう)  リアリング・ワークス代表 作曲家
                    「SVW(シナジェティック・ボイスワーク)」主催
                    日本芸術療法学会会員 心理学講師 音楽療法講師

信州大学人文学部(心理学専攻)卒。ルーテル大学大学院にてサイコドラマ(心理療法)を履修。
母親がキリスト教会でオルガンを弾いていたこともあり、幼児洗礼を受け、幼児期を教会で過ごす。5歳より音楽教育を受ける。
大学卒業後レコード会社に就職。ステージ制作を経てレコーディングディレクター として活躍。アニメ「うる星やつら」のテーマ曲を演奏した ヴァージンVSなどを担当。その後独立、作曲家として活動をスタートする。
現在はヒーリング系を中心に活動。その楽曲は様々なワークショップやスポーツ選手の イメージトレーニングなどに使用されている。山川夫妻 監修「ワイス博士の過去生退行瞑想」(PHP)の音楽担当。
音楽活動と平行し、大学や専門学校で心理学の教鞭をとり、企業研修のファシリテーターとしても活躍。
音楽と心理学 を30年の歳月をかけて融合させた、個人成長のプログラム、SVW(シナジェティック・ボイスワーク)を主催。
近畿大学、(学法)清水学園などで10年間心理学を、また(学法)尚美学園などで20数年間、作曲編曲を教える。

<志東顕勇先生のHP>
【REALING WORKS】

<志東顕勇先生のブログ>
【音楽と心理学の融合by志東顕勇(KENYU/ケンユー)】

<志東顕勇先生が音楽を担当したCDブック>
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インタビュアー:鈴木明美(すずきあけみ)

鈴木明美

セラピールームChildren主宰、Team Oasis 代表
自分がなんだか分からない。何かやりたいけど、見つからない。
心の悩み、病を抱えた方、自己実現したい方のお手伝いをいたします。

心理カウンセラー、ゲシュタルトファシリテーター、NLPセラピスト、
交流分析士1級、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren


インタビュアー:下平沙千代(しもひらさちよ)

下平沙千代

ワクワクセラピー☆ソース・ワークショップほぼ毎月開催!
日本一やさしい介護タクシーのドライブ旅行受付中!

ワクワクセラピー ソーストレーナー、NLPセラピスト
レイキヒーラー、導引養生功指導員、成年後見人講座履修
トラベルヘルパー、ホームヘルパー2級、女性タクシードライバー
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』


インタビュアー:前田みゆき(まえだみゆき)

前田みゆき

身も心も魂も輝やくように、いつも笑顔を心がけています。
人とのご縁で、気づかされることが喜びです。

自称 遅咲きさん

コーチングと心と体の健康について、もっか勉強中


インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
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