第73回目(4/4) 宮島 賢也 先生 薬を使わない精神科医

まずは自分の笑顔。周りは笑顔のサポーター!

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「メンタルセラピスト養成講座の特徴を教えていただけますか?」

特徴は、「病気は存在しない」という世界に生きていることです。メンタルセラピストが相手の病気を治してあげる必要はありません。メンタルセラピーの世界観は、「人間は本来健康である」ということ。

受診している人でも、薬を飲んでいる人でも、そこを治してあげるのではなく、その人が楽に生きる、喜びに生きるお手伝いをしていく。

逆に受診してなくても、薬を飲んでなくても、お話して、この人厳しいと思う時には、受けなくちゃいけないで無理しなくていいんじゃないの? 「お手伝いしづらいです」とその気持ちを伝えていきましょ。

この人メンタルセラピーで受けていい、この人受けてはいけないという基準があるわけではなくて、自分の感覚に素直に従っていきましょう。人生の主役はクライアントさんご本人だから、メンタルセラピストは、クライアントさんご本人が楽になるお手伝いをしていきましょうってことかな。

大事なことは、メンタルセラピスト自身が、楽な生き方を背中で魅せていくこと。メンタルセラピーは、テクニックじゃなくて、在り方として喜びの人生を実践していく。喜びに生きているところ、喜びにゆだねているところ、それを背中で魅せられる人になりましょう。

実は始めからメンタルセラピーを実践している人がいて、それは赤ちゃんとか小さい子。赤ちゃんとか小さい子の方が素直に生きているんだよね。何でこんなことで笑えるのというくらい、無限の可能性を持っているんだよね。

メンタルセラピーで目指しているのは、ちっちゃい赤ちゃんですかね。無限の可能性、無条件の愛、無限の自由を目指している。どんどん固定観念を取っ払っていくところかな。

「どんな方が講座を受講されていますか?」

受診しに来てくれた人や、薬を飲んでいた人が自分を治すために来てくれたり、家族の為に受講しに来てくれたり、あとは、プロになりたくて来てくれる人。カウンセリングを他の所で学んだけれど、もう少し実践的に学びたいという人もいますよ。お医者さんや看護師さんもいますよ。

「講座の内容としては?」

考え方、人間関係、食生活を変えていく。食生活は、常識ではあまり真実が伝えられていないよといったところかな。どっちかと言うと、考え方や人間関係を楽にしていこうというのがメインです。食事療法は、いろいろあるから、その中で患者さんが選ぶのを応援していきましょうというスタンスです。

「長く薬を飲んでいた方が、どのくらいの期間でよくなるというパターンはありますか?」

半年くらいで変えていきましょうよと、提案はしていますが、時間は人それぞれです。一回で楽になる人もいれば、10ヶ月、1年半、2年とかけて、卒業していかれる方もいます。

薬をやめるところに目を向けるとしんどいです。薬をやめることじゃなくて、喜びに生きることに目を向ける。生きててよかった、生まれて来てよかった、と思えるようになると、症状が要らなくなり、それからは薬を楽に減らしていきやすいです。

症状が、苦しい考えだと自分に教えてくれている。症状が病気じゃなくて、愛のメッセージだって分かった人も、すごく薬を減らしやすくなります。最初から薬をやめたい、病気を治したいと思うのは、苦しい方向ですね。

「薬を止めることが大事なのではなくて、幸せが大事なのですものね?」

結局はそこの、幸せということが、すごく大事です。自分が幸せかどうかなんですよ。

「先生が今のお仕事をされる上で、大事にされていることは何でしょう?」

大事にしていることは喜びです。喜び感じない時が、見直すチャンスです。あとは、普段から喜びを感じています。今日も目が覚めてよかったとか、お水飲めてよかったとか、喜び閾値をぐっと下げて、24時間喜びの時間になってます。

特別なイベントは、オプションにしといた方がいいんですよね。デートしなくちゃ幸せじゃないとか、お酒飲めないと幸せじゃないとかにしちゃうともったいない。そうすると、1人だと寂しいとか出てきちゃいますからね。

1人でも幸せ。1人でも喜びの上で、いろんな人と会えたら、もっと幸せ。パートナーがいたらもっと幸せ。子どもがいたらモットモット幸せぐらいで。大事なことは1人でも幸せ。

「そこは、足し算ですね?」

足るを知って、普段から幸せ。生きているだけで幸せ。あとはオプション。今は仕事も喜びかな。自律神経免疫療法も、個別のメンタル療法も、講演も、講演の後の懇親会も、すごい喜びかな。

個別の診療や、個別のメンタルセラピーは、だんだん修了生に任せて行きたいですね。講演とかで多くの人に伝えていきたいかな。講演でも楽になるお手伝いってできるんですよね。


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「心の仕事を目指している方に、先生からのメッセージをお願いできますか?」

まずは、自分の心の傷を癒してって感じかな。心の傷を残したままで勉強を続けていると、苦しくなってくる人がいます。何人かクライアント持つと、潰れちゃう人もいます。そういう人は、相手の悩みを我が悩みにしてしまうんですよね。

共感はできるかもしれないけど、相手が楽になる解決にはなってない場合があるんですよ。だから自分の心の傷を癒しながら、まずは、自分自身が喜びに溢れる生き方をしていく。あとは、クライアントさん自身の力を信じてあげることかな。

「薬を出せない精神科医」を目指しちゃう人がいるんですよ。病気の勉強とか薬の勉強とか始めちゃう人がいるんですよね。ガチガチの分析人間で、薬が出せないだけの精神科医になろうとしている人いるから、それはめちゃくちゃもったいない。

カウンセリングだったりコーチングだったり、素晴らしい自分の持っている才能でお手伝いしていきましょう。薬を出せない精神科医にならんといてね。

クライアントさんを病気という枠に押し込めないであげてね。特に精神病はレッテルだけなんでね。ありのままのクライアントさん、そのままのクライアントさんを見て。ゴールは幸せなんですから。クライアントさんご本人が幸せに向かうお手伝いをしていこう。

「そのクライアントさんなりの幸せ、に向かうお手伝いですね?」

仕事に戻るとか、学校に行くとかが、幸せとは限らないですよね。夫婦関係を修復するのが幸せじゃない場合もあります。幸せには正解なんてないんです。

すぐに解決してあげなくちゃじゃなくて、本人が選び直していく大事な時期だったりします。場合によっては、何十年もかけた性格や人格すら変えるチャンスだったりもします。

それから、相手の宿題を奪って解いてあげちゃうと、もったいない場合があります。次の宿題がまた来てる場合がある。そこは焦らずに、クライアントさん自身が自分の幸せに向かって行くお手伝いをしていくことですね。

大事なことは先に自分が幸せになっちゃうことです。「クライアントさんが笑顔になってくれたら私は幸せ」という自己重要感をカウンセリングすることに見つけちゃうと、これまた苦しい関係で、信者を作りたくなっちゃう。

足るを知りながら、自分は自分でいいんだと、生きてて良かった、生まれてきて良かったという自己重要感を普段から感じながら、患者さんが自分で幸せに気づくお手伝いをしていきませんか。

「今、辛さを抱えている方に先生からのメッセージは?」

「何か辛い」と具体的でないときは解決しづらくて、辛さに繋がる原因を見直してもらう。何が辛いのかを明確にすることによって、解決策は見つかってくるんですよね。自分自身を辛くするものは何か。自分を辛くする考え方を見つけて、そこを楽にしていく。

解決を環境に求めると、環境を変えるだけで同じ状況が続く場合があるから、環境はまずは自分の内面を変えて、さらに環境を変えることが喜びなら変えるぐらいの方がいいかも。

原因を見つけるのが、「何で?何で?」と迷宮入りしちゃう時や、自分を責めちゃう時は、考えることをお休みして、自分が幸せになるところを見てもいいのかな。チャンスだと思って、自分がどうなりたいかをワクワクしながら考えていきましょう。

「大変」ってね、大きく変わるチャンスなんだよ。辛くなる考え方を楽にするチャンスだよって。必要だったら、薬を出さない人に相談しましょ。薬を出す人に相談するのは慎重にね。

「パートナーが辛い生き方をしている時は、どんなサポートをしたらいいのでしょう?」

周りの人は笑顔のサポーターなんだよね。相手を治してあげよう、楽にしてあげようとしていると、緊張感を生んじゃう場合があるんだよね。自分の笑顔を大事にして、背中で魅せていく。相手がいいなと思ったら、変わるかも。変わるかどうかは相手が決める。

家族と言えども、相手の人生は相手が決めるのです。「私は私。パートナーはパートナー」って離別感を入れていく。相手が落ち込んでいたり、症状を出している時でも、自分は自分の笑顔のペースがお勧めかな。相手に回復する力があるって信じて待っていませんか。

相手の力を信じながら、自分のペースを大事にして、相手が自分で自分を楽にし始めたら、一緒に楽しみましょ。まずは自分の笑顔かな。周りは笑顔のサポーターがお勧め。

「先生の今後の展望や夢を教えていただけますか?」

メンタルセラピーだったり講演会だったりで、出会う人、1人1人を笑顔にしていく。その一方で、お金のいらない社会を作っていきたいんだよね。

心のことはメンタルセラピー。健康の問題も死の問題も、怖がったら悪循環になっていきます。メンタルセラピーでの考え方としては、死の恐怖を手放していくことです。

経済の不安は、お金の存在が大きいですね。お金の為に生きちゃうと、喜びじゃなくて、苦しみに生きることになります。それはもったいないこと。お金の不安を手放していく。まずは、考え方で手放していきます。

最終的には、お金のいらない社会、お金によらない社会を創っていく。そこにいく過程では、デモクラティックスクールや自然農とかがすごく大事かな。地球と共生する生き方。

皆が悩みを手放したら、薬を使わない精神科医もメンタルセラピストはいらなくなるけど、今はすごく大事な仕事かな。

最終的には、メンタルセラピーがいらなくなって、本当にシンプルな仕事、農業だったり、住居創り、服創り、音楽、踊りを楽しみながら、子ども達と一緒に過ごしながら、小さい子から老人まで、障害を持たれる方も一緒に生きていく社会、愛と感謝と喜びの社会を目指しているかな。

イメージとしては、縄文時代の母系社会。女性達が子どもを育みながら、男は力仕事を手伝うくらいで。男はおまけみたいなもんだよね(笑)。競争や奪い合いの社会じゃなくて、共に生きていく社会。女性達の笑顔が溢れている社会で、一緒にいる男も笑顔になっちゃう社会かな。


<編集後記>

宮島賢也先生には、講演会までのお忙しい時間を頂戴して
お話を伺いました。

それでも終始、楽しそうに、笑顔で話される宮島先生。

デモクラティックスクールや女性性の復活、
お金のいらない共生社会など、幅広い提言に、
たくさんの刺激を頂戴したひとときでした。

  「症状は愛のメッセージ」
  「義務と責任の関係から、愛と感謝の関係へ」
  「普段から幸せ。1人でも幸せ」
  「クライアントさんが幸せに向かって行くお手伝い」

愛に満ちた優しい言葉の数々に、
先生のピュアなハートを深く感じさせていただきました。

宮島 賢也(みやじま けんや)  「薬を使わない精神科医」
                       湯島清水坂クリニック院長

1973年、神奈川県生まれ。
精神保健指定医 認定産業医 自律神経免疫療法研究会会員
防衛医科大学校卒業後、自衛隊中央病院、ナチュラルクリニック代々木院長、宮島元気クリニック院長を経て、現在、湯島清水坂クリニック院長。薬を使わない医師として活動中。
健康回復や幸せ増進の講演、メンタルセラピストの養成にも力を注ぐ。

<宮島賢也先生のHP>
【薬を使わない精神科医/みやじっちのメンタルセラピー】

<宮島賢也先生のブログ>
【宮島賢也のメンタルセラピー】

<メンタルセラピスト養成講座のページ>
【メンタルセラピスト養成講座】

<宮島賢也先生の著書>
cover
自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (イラスト図解版)


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薬を使わず治すうつ―みやじっち先生のメンタルセラピー


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自分の「うつ」を治した精神科医の方法

インタビュアー:鈴木明美(すずきあけみ)

鈴木明美

セラピールームChildren主宰、Team Oasis 代表
自分がなんだか分からない。何かやりたいけど、見つからない。
心の悩み、病を抱えた方、自己実現したい方のお手伝いをいたします。

心理カウンセラー、NLPセラピスト、日本ゲシュタルト療法学会・GNJ会員
交流分析士1級、トランスパーソナル学会会員、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren


インタビュアー:前田みゆき(まえだみゆき)

前田みゆき

身も心も魂も輝やくように、いつも笑顔を心がけています。
人とのご縁で、気づかされることが喜びです。

自称 遅咲きさん

コーチングと心と体の健康について、もっか勉強中


インタビュアー:高橋美智代(たかはしみちよ)

高橋美智代

不惑を過ぎてから、心理学を勉強中の身です。
一瞬一瞬を、共に過ごす人々と、大事にして生きていきたいと思う
今日この頃です。

好きな動物:猫
趣味:読書 ピラティス
レイキマスター


インタビュアー:古武家真美(こぶけまみ)

古武家真美

心理学とカウンセリングを勉強中。
自分らしさを探す旅の真っ最中です。

学生の悩みに手紙やメールで答えるVFM東京でも活動しています。


インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント

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