第71回目(4/4) おのころ 心平 先生 自然治癒力学校

治療家やセラピストのネットワークを作りたい

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「最新刊『病気は才能』で伝えたかったものについて、教えていただけますか?」

今、説明してきたように、そうならざるを得なかった理由、一般的にはストレスと表現していますが、それを自分の内側に溜めてきた結果、それがエネルギーとして溜まったものが「病気」という形になったと考えます。

エネルギー保存の法則では、入力したものは必ず出力する。そのエネルギーは前と後では変わらないというものですね。

たとえば、人間は呼吸をしています。吸う息で酸素を取り入れて、吐く息とともに二酸化炭素を出しています。食べ物を食べて排泄している。飲んで尿で出している。どれも入力と出力のバランスが取れている限りは帳尻が合うのと同じで、エネルギーも入力されれば出力もあるというわけです。

けれども、現代生活においては、出力というのを意識的にやる必要がある。食べ過ぎや飲み過ぎ、情報の取り入れ過ぎ、いろんな人間関係の刺激が多すぎ、しかも電磁波や放射能といったいろんな見えない情報も入ってきて、情報過多になっている。

だからデトックスが今流行っているんですね。どんどん出すということ。今は入れるより出すということがすごく大事になってきています。固体・液体・気体、全部で入力出力やっているんですけれど、人間にとって最大の出力方法は、自己表現だと言えます。

「自己表現ですか?」

その人がその人らしく振る舞う、行動する。そういったものが抑圧されている時に、入力過多になってしまうんですね。その結果、帳尻が合っていませんよと、熱とか、湿疹とか、そういう身体に症状を出すという形で無理やり出力するんですよ。これがいわゆる帳尻合わせ。

わざわざ病気という形でお知らせしてくれる。症状があれば気づかざるを得ないでしょう。だからまずは、五感から出すようになっているんですよ。上からふさいだりすると中に入っていくから、より重病になるんですね。

本来、入力過多になっても、自己表現、言葉にしたり音楽で表現したりできていれば、たぶん帳尻が合うんですね。出力が間に合わない場合に症状として出てくる。

この症状こそが、本当は自己表現で使うべきエネルギーだったんだね。だから「病気は才能」。内側にたまると病気としてしか表現できないから、それを裏返して、外側に出す自己表現に繋げれば、「それって才能だよ」という感じ。自分らしさが出てくる。

本質的に治っている人を見ていくと、病気が治っただけじゃなくて、自分らしくなるんですよ。

「病気をきっかけに自己表現できるようになっていく?」

そうですね。病気をきっかけに自分らしく生きる、ということをよく聞くじゃないですか。価値観が変化した。まさしく才能だと思うんですね。病気をきっかけに自分らしさというものに気づいて、窮屈な自分を脱ぎ去ったと。

もう才能としてエネルギーを使っているから、もう病気になる必要がなくなっているんですよ。

「先生の講座に是非来て欲しい人はいらっしゃいますか?」

治療家さんとかセラピストさんとか。そのネットワークを作りたいんです。

僕は講座はやっていますけど、教師としてそんなに一流とは思ってないんです。それよりも、ストリームを起こしていきたいんです。病院を作ったり新しい事業を興したり、いわゆる社会事業をやりたいんですよ。その過程で必要だから講師をやっているんです。

「自然治癒力ってそうだね」という共通理解というか、今までの僕の経験が役に立つなら提供したいというのでやっているので、治療家さんやセラピストさんが来てくれるのはすごく嬉しいですね。

「ネットワーク化していきたい、ということですね?」

そうです。大同団結して、民間の力で医療を変えられるんだということをやらないと、この国はおかしくなると思うんです。医療制度というのは、恐怖心に駆られてあるんですね。あと金融。経済的な不安というものがある限り自由になれないですね。

そこに対して選択肢を持たせると、本当に心が自由になるということなんですよ。それを具体的にやっていきたい。唱えているだけじゃなくて、今の資本主義の中で、こうすればもっとうまくいく、というようなことを工夫する。

何かを批判しても何も生まれてこないので、与えられた状況の中で工夫して、「こういうやり方もあるんだよ」って何かをやらない限り何も動かない。それを実現していきたい。雇用を生みだしたり、社会事業として継続していけるシステムを作る。

「先生のアイデンティティは?」

社会事業家です。そういう環境作りをやって、その過程でいろんな人と出会っていくのが大好きなんです。

人の中にもいろんな面があります。やっぱりいやなところもあるし、いいところもある。そのいいところのスイッチを入れていく。僕もかつてスイッチ入れられちゃったんですものね。


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「悩みを抱えている方に、先生からのメッセージをお願いできますか?」

悩みこそ解決だ! 悩むことこそイコール解決というか。この世は、右と左、北極と南極、といった形でセットになっている。その二極の中で、第3点目を探す。

病気か健康かという二分立で区分けされていますが、殆どの人がその間ですよ。その間を個性として生きている。それが3点目ですね。心も身体もそうですけれど、二つに分かれている中の間を取るということが、おそらく生き方として重要なんだと思うんです。

悩んでいるということは、すでに解答があるということなんです。悩みイコール解答がある。僕らの頭は、解答のある問題じゃないと悩めないようになっているんです。

悩みがあるということは、この世に絶対解答があるんです。悩みから解答の、そのプロセスが重要だと思っています。二極の中で、自分の立ち位置を見つけるというのがとても大切なことだと思うんです。悩んでいる時こそ人生の扉が開いている瞬間だよ、と言いたい。

「悩んでいる方は、まず何から始めたらいいでしょう?」

共有することです。自分の悩みをオープンにすること。悩んでいることを、誰かと真剣に共有する。これは、家族関係だったり職場関係だったりすると、利害関係があったり、その後に影響したりするので、そうでない自己開示できる場所が現代人には必要だと僕は思っています。

僕がやっている塾も、自己開示をすごく薦めるんですね。でもそこに関しては、来た人達には、ジャッジをしないということと語られたことには守秘義務があるということ、これらのルールを守ってもらいます。そうでないと安心して自己開示できないですから。

だから、そうやって自分の中で悩んでいることを別の環境でオープンにして、また元気になって生活環境に戻っていける「繋がり」を作っていきたいと思っています。

「セラピストを目指している方へのメッセージをお願いします」

正直、セラピストという仕事は、気合いの要る仕事だと思います。覚悟の要る仕事だと思います。アメリカでは、セラピストというのは、牧師さんの次に偉いんですよね。医療者よりも偉い。

日本では、中途半端な意識が今の日本のセラピー業界を中途半端にしている。だから本気でセラピストになるんでしたら、「覚悟決めてやらなくては」というのが本音です。

「どういう覚悟が必要ですか?」

責任を取る、責任の範囲を明確にするということです。今の医療というのは、看取れる。最後まで面倒を看きるというのは、今の制度では代替医療家がいくらがんばってもできない。だから、医療機関との役割分担を進めていくのもすごく大事なことですね。

セラピストさんも、頼ってほしいとか、あなたの為にサポートしますという自己承認でやっている人は、やはり抱えてしまってしんどくなる。セラピストも人間だから、限界もありますし、得意分野もある。誰でもいいんじゃないんですよ。

やはり1人1人相性というものがあるので、だからこそ、セラピストは自分を知るということが絶対必要ですし、自分の得意とすることを明確に提示して、そこを自己発信していくことが、クライアントさんの時間を無駄にしてしまわないという事にも繋がるんです。

何でも引き受けますと言うセラピストは、あまり信用しない方がいいかもしれませんね。

「先生ご自身は、セルフケア法をお持ちですか?」

自分のことは偏見が入ってしまいますから、自分自身のセルフケアって難しいんですよね。家族とか自分の生活空間の人も、やはり何か偏見が入っていますよね。だから、僕は治療家やセラピスト仲間、霊能者も含めて、セラピーの交換をするんですよ。

そうやって、客観的に自分を観るということを定期的にします。経済的なメンターも含めて、他人の目を入れる。自分では甘く見てしまうので。

「セラピーを受けるということをされているのですね?」

そうです。自己開示をする場をもつこと。

「先生の夢は何でしょう?」

病気を通じて、「幸せでいいんだ!」と思える人が増えること。ちゃんと自分に必要なものを選択できる人が増えること。そういう医療機関や施設をいっぱい作って、その運営を皆でやっていく。そしていつかは、そんな施設の一画を借りて、カウンセリングをやっているというのが、僕の夢です。


<編集後記>

おのころ心平先生は、「病気」を身体と心からの大切なメッセージとしてとらえ、
そこに至るまでのプロセス・因果をも読み取り、
「その人がその人らしく生きることで、病気からも解放される」
という斬新な発想は、目から鱗でした。

「病気」というものに新たな「光」をあててくれました。

そして、物事の本質を見つめるその目は、
今の日本社会の医療制度・仕組みにも向けられています。
おのころ心平先生なら、日本の医療を民間から変えていくことが
できるのではないかと、その志に期待の心が湧きあがりました。(M)

おのころ 心平(おのころ しんぺい)  自然治癒力学校理事長
                         ボディ・サイコロジスト

カラダをリーディングし、そのメッセージを自然治癒力発動と人生を才能化させるスイッチに活かす方法を指導する、異端のプロフェッショナル・カウンセラー。
1971年生まれ。自身、小学校のサッカー少年時代、大病を患うが、当時サッカー日本代表だったある選手のはげましのおかげで九死に一生を得る。このときの「自然治癒力体験」が、のちの人生に大きく影響する。
大学卒業後、ココロとカラダをつなぐ「生命場共鳴理論」を学び、22歳からカウンセラーとしての仕事に従事。以来、カラダに現れるさまざまな症状をその人の「潜在意識の欲求」として読み解く手法が話題を呼び、全国から予約が殺到。18年間で、2万件以上のカウンセリング件数の実績をつむ。
2008年、一般社団法人自然治癒力学校を設立。同理事長に就任。
ワークショップ型のおのころ心平の「ココロとカラダ塾」を全国展開し、カラダのメッセージをハッピーな人生へと変換していくココロの生活習慣指導、月との調和、自然との調和による「自然治癒力スイッチ」の押し方指導などを行なっている。

<おのころ心平先生のブログ>
【ココロとカラダの交差点】

<自然治癒力学校のHP>
【一般社団法人 自然治癒力学校】

<おのころ心平先生の著書>
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病気は才能


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「きれい」をつくる ココロの処方箋

インタビュアー:鈴木明美(すずきあけみ)

鈴木明美

セラピールームChildren主宰、Team Oasis 代表
自分がなんだか分からない。何かやりたいけど、見つからない。
心の悩み、病を抱えた方、自己実現したい方のお手伝いをいたします。

心理カウンセラー、NLPセラピスト、日本ゲシュタルト療法学会・GNJ会員
交流分析士1級、トランスパーソナル学会会員、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren


インタビュアー:前田みゆき(まえだみゆき)

前田みゆき

身も心も魂も輝やくように、いつも笑顔を心がけています。
人とのご縁で、気づかされることが喜びです。

自称 遅咲きさん

コーチングと心と体の健康について、もっか勉強中


インタビュアー:川崎綾子(かわさきあやこ)

川崎綾子

ゲシュタルト・再決断@府中「座★すわろう会」で活動中。グループの中で
お互いにサポートを得ながら、自分らしく癒されるセラピーをしています。
ペンギン好き。趣味はバレエです。

GNJゲシュタルト療法トレーニングコース修了、日本ゲシュタルト療法学会会員
NPO再決断カウンセリングジャパン会員
矢野惣一問題解決セラピスト養成講座(上級)修了
レイキティーチャー


インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント

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