第54回目(1/4) 芙和 せら 先生 日本フラワーハートセラピスト協会

絵の代わりに花を・・・、と思って始めたフラワーハートセラピー

今回のインタビューは、NPO日本フラワーハートセラピスト協会の理事長で、
フラワーハートセラピー創始者の芙和 せら(ふわ せら)先生です。

花を使った新しい芸術療法「フラワーハートセラピー」。

花の色彩心理、アロマテラピー、フラワーアレンジメントと
臨床心理学を統合したユニークなセラピー法として注目を集めています。

セラピーの場面にフレッシュな花を取り入れることで
得られる効果を、熱意を込めて語られる芙和先生に
「フラワーハートセラピー」の可能性と、
今後の展望についてお話を伺いました。

インタビュー写真

「心理学にご興味をもたれたのはいつ頃からですか?」

子どもの時、小学生くらいでからすね。人間って不思議っていうところから始まっています。

小学生の頃、テレビで昔の事件のドキュメントをやっていて、村人を日本刀で大量殺戮をした事件で、それを祖母と見ていて、どうしてそんなことしちゃうんだろうって、凄く思ったのです。祖母には「人間にはそういう一面もあるから怖いんだよ」みたいなことを言われて。

母に「突然私を刺したりはしないよね?」って聞いても、「人間だから分からないよ」って(笑)。母がその後続けたのは、刃物は危ないから注意しなさいという教訓だったのですが、その番組を見た時に凄く怖くて、且つ不思議だったんですね。

それから『小学何年生』っていう雑誌がありましたよね。それの保護者のページを読むのが好きで、親に解説してました。「今は思春期で反抗期だから、こういうことを言うのは普通らしいよ。親離れするのは当然の時期で、これがないと却っていけないらしいよ!」って(笑)。

小学校高学年頃からもう反抗期で、親のなすこと全部が突然気に入らなくなって、何で自分がこんなに反抗的になっているんだろうって、子どもながらも不思議だった。そこに解説があったから、「ちゃんと理由があるんだ」と思って、それも心理学への興味の記憶としてはありますね。

思春期になって、ユングやフロイトを読み始めたのが中学生、高校生くらいだったと思います

「大学では、どういう方向へ?」

大学に進む時に、心理学か、哲学か、社会学か、政治学と思ったんですね。それは全部人間が絡んでいるもので、面白そうだと思っていて。でも凄く生意気なんですけど、個人心理よりも集団心理をやりたいと思って、大学は政治学を選んだんですね。

何で集団はそう動くのかっていうあたり。ファシズムとかもそうですし、デュルケームの『自殺論』とか。社会学の視点から、自殺っていうものを分析するんですね。一対一よりも、社会システムとしての心理の方に興味が移りましたね。

あとは、女性と男性が心理的にどう違うかとかも興味を持ったり、フェミニズムにも関心を持ったり、マーガレット・ミードとか文化人類学に傾倒した時期もあります。何か不思議って思ったら、そっちを調べて・・・みたいな感じでしたね。

「人間科学について幅広く学ばれたのですね」

興味がありましたね。ゼミの先生が自由だったので。大学の公開講座で、文化人類学やフェミニズムの先生が来ていたので、勝手に弟子入りをして、今でもずっとお付き合いをしているんですけど、教えてもらったりしました。

「大学を卒業されてからは、一般企業に?」

まずは広告会社の営業職に入りました。その後、専門学校に転職しました。当時、20数年前は、まだよほどでないと心理職で食べられる時代ではなかったですね。

それで、広告会社や専門学校で仕事をしながら、でもやっぱり人間だなってところに戻って行ったんです。病んでる人も凄く多かったし、病んでる上司とどう対話したらいいかっていう技術は、フロイトもユングも読んだけど、それだけでは役に立たないと思って。

この上司と付き合うにはどうフォローしたらいいんだろうとか、もう一度個人の心理に戻ろうと思いました。

それから産業カウンセラーの資格を取ったり、個人でルームを開いている先生のところにミニセミナーを聴きに行ったりして、またどんどん勉強をして、お手伝いをしたりするところから始まりました。だから、二足のわらじを履いていた期間が長いですね。

その中でも特に興味があったのが、芸術療法です。絵だとか、コラージュだとか、箱庭であるとかが凄く心を捉えていました。

あとは対照的なんですけれど、交流分析の世界。一対一で人生脚本まで入っていくと凄く変化があるし、そこからゲシュタルトにまた入っていくっていう感じで、繋がっていったんですね。

そして、絵もいいんだけれど、自分がどんな時にくつろぐかと考えた時に、花を生けていたり、庭の花に水をやっている時に凄く和んでいるから、「花は人を癒す」って思って、お花を買ってきて、「今日は絵を描く代わりに花をしましょうか」ってやり始めたのが、フラワーハートセラピーです。

「それが21年前。その頃はもう独立していらしたのですか?」

まだ、サラリーマンをしながら、夜とお休みの日にやっていました。先生のルームの空いている時間を借りたり、公民館を借りてそこにクライアントさんに来てもらって。

「そういう状態でお仕事をしていたのは、どれくらいの期間ですか?」

カウンセリングをお手伝いみたいな形でアシスタントとして始めたのが24〜25歳、独立したのが33歳だから、9年くらいは二足のわらじを履いていたと思います 。

インタビュー写真


「休日をそちらに当ててというのは、大変ではなかったですか?」

いいえ全然。実はもう一つ、仕事をしていました。ライターの仕事です。

プライベートで「仕事を続けたい、元気を持ちたい」っていう女性のネットワークの活動をしていて、その関係で東京の女性達や編集者とも交流があって、最初は自分が取材をされていたんだけれど、その内に、「あなたが話し聴いて来て書いてよ」っていう話になって。

それはどちらかというと実益というよりは、いろいろな人に会いに行くのが楽しくて、自分の友達とか知り合いが雑誌に載ったりして、みんなを勇気付けるのもいいなって思ったのでやっていました。ですから、3つ仕事をしていました。

「でもそれは楽しみと感じていらしたのですね?」

はい、全然楽しいですよね。メインの仕事も結構忙しくて、休日出勤とか普通にやっていました。

専門学校で、企画、広報などの仕事と、進路相談もしていました。学生の相談にも乗りながらやっていたんですけれど、そこも忙しかった。でも、どれも面白いので私にとっては苦痛ではなかったんです。

「ずっとそんなにエネルギッシュでいらしたのですか?」

ワーカーホリックなんですよね(笑)。楽しいことは我慢できないんですよ。私は子どもの頃から、注意力が散漫なのかもしれないですが、興味があるとそっちにすぐに行きたくなるので、クラブ活動も二つ、三つは掛け持ちが普通だったんですね。

自分にとってはその延長なんです。だからそんなには、大変っていう感じはないですね。

「心の仕事は、カウンセリングからですか?」

そうですね。カウンセリング、プラス、芸術療法。絵とかコラージュとか使うところからです。

産業分野のキャリア系の相談であれば、芸術はあまり使う必要はないですが、人間関係がこじれたりしてメンタルが弱ってくると、カウンセリングだけでは終わらなくなるので、そうすると芸術療法を使ったり、交流分析を使ったりしていました。

クライアントさんに応じて使い分けて、学生に対しても、適性や進路の悩みとかはキャリア系。だけど、ホームシックにかかっちゃっているとかだと、また違ってくる訳です。だからアプローチは変わりますよね。

「その方に合わせて、いろいろ使い分けてということですね

使い分けてやってましたね、そこも落ち着きがないのかも(笑)。あれも、それも、これもと。「こういうクライアントさんには何がいいんだろう」から始まって研究しちゃうんですよね。勉強会に参加してみたり。

自分の先生に「こういうクライアントさんがいたけど、どうしたらいいと思う?」と聞いて、「コラージュがいいかも」って言われたら、コラージュを勉強して導入してみたりとか。

もちろん自分が追いつかない時には、そっちの先生にご紹介するんですけど。そんなことを繰り返しながら、自律訓練法なんかも凄く有効だったりするから、そういうのも入れたりですね。

「心の仕事をメインにされた時は?」

メインにするかどうかというのは、やっぱり悩みました。食べていけないって周りからも言われました。

「あなたがダンナに食べさせてもらえるならやってみればいいけど」「病院の専属になれたらいいけど」だとか、「そんなレベルでなれるもんじゃないよ」とか、「そんなことやるなら、簿記の学校に行け」とか言われたこともあるし、周りは心配していろいろと言ってくれる訳ですよ。

でも結局好きなことは続くんですよね。失敗しようが、前に行く。でも嫌いなことって前に行けないじゃないですか。

その時の職場で、結構お給料をもらってたんですよね。20代、30代の女性が普通もらえないくらいの金額をもらっていたので、それを捨ててっていうのも勇気がいるし、「失敗したらどうしよう」と、その時は悩みましたよね。

「先生でも悩みましたか?」

勇気が出ないっていうか。いずれ独立するのは分かってるんですけど、それが今なのかどうかっていうところで悩みました。

元気になっていくクライアントさんと接することができるから、副業でも満足はできる訳です。自分の時間の配分だけの問題で、何かに絞らなきゃいけないという発想は私には無いので、別にそれでも不満はないんですね。ただ、もっと時間が使えればいいなとは当然思う訳です。

そっちに100%時間が使えれば、もっとこういうこともしたい、ああいうこともしたいという思いはある。でもこっちも収入源としては大きいしね。

実は独立するのは小学生の頃から決めていたのです。雇われるって事に向いていないのは分かっていた。うちの近所が、ビジネスしているお家ばっかりなんです。父は工務店、母は洋裁店。だから環境的にサラリーマンになるイメージが無かった。

雇われる事が向いていない。やりたいことを自由にしたい。そう、自由にしたいんですね。

専門学校にしても、相談業務をやっていたし面白かった。ただ「こういう風にしたい」って提案した時に、「あなたの学校じゃないから」って言われて、やっぱり「雇われるってそういうことだ」って思ったのと、後は、1995年の震災が大きなきっかけですね。

(次回につづく・・)

芙和 せら(ふわ せら) NPO法人日本フラワーハートセラピスト協会理事長
                株式会社ハート・アンド・キャリア代表取締役
                フラワーハートセラピスト、シニア産業カウンセラー
                心理療法士スーパーバイザー(日本心理療法士協会認定)
                交流分析士(日本交流分析協会認定)、日本芸術療法学会員

フラワーハートセラピーは、花に自由にふれることで、花の中に心を解き放ち、自分を癒そうとすることです。花を使って表現するというのは、フラワーアレンジメントも同じですがフラワーアレンジメントは基本を美においていますが、フラワーハートセラピーでは、「心のありよう」つまり花と遊び、花と語り、花の自然の姿から何かを学ばせてもらうということが基本なのです。
でき上がったかたちではなく、かたちを作るプロセスを大切にしています。
ぜひあなたも花に心をゆだねてみませんか。

<NPO日本フラワーハートセラピスト協会のHP>
【NPO日本フラワーハートセラピスト協会】
<フラワーハートセラピーのHP>
【フラワーハートセラピー】
<芙和せら先生のブログ>
【美和せら 花恋い、人恋い】
<美和せら先生の著書>
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花の心理学
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花の心理セラピー
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ケース別・花の心理セラピー

インタビュアー:鈴木明美

鈴木明美

セラピールームChildren主催、NPO Oasis 代表
いろんな環境に自分を合わせて生きてきて、自分がなんだか分からない。
そんな、うつ病や心の悩みを抱えた方のお手伝いをしています。

心理カウンセラー、NLPセラピスト(ゲシュタルト、エリクソン催眠療法、
家族療法)、交流分析士1級、トランスパーソナル学会会員、レイキヒーラー
HP:江戸川区西葛西、セラピールームChildren
ブログ:セラピールームChildren

インタビュアー:村上友望(ともみ)

村上友望

今は普通のOLをしながら、セラピストとして活躍できるよう勉強中です。
出会った方々の幸せな笑顔をサポート出来たらと思っています。

ヨーガセラピスト ソース公認ベーシックトレーナー
パステル和アートインストラクター ジュニア野菜ソムリエ
アロマテラピーアドバイザー キャンドルアーティスト
ブログ:http://ameblo.jp/ohisamakokoro/

インタビュアー:広江俊介(ひろえしゅんすけ)

広江俊介

心のボイスレッスン 代表
都内で声と言葉をテーマにしたメンタルセラピー、
ゴスペル音楽による発音・発声のレッスン、自己表現力の磨き方を
指導しております。

現在、一般のビジネスマン、OL、カウンセラー、セラピスト、教師、
コンサルタント、俳優、声優の方まで多岐に渡り、教えております。
プロボイストレーナー、プロギタリスト講師
ブログ:『心のエバーグリーン。』

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント
 

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