第46回目(4/4) 若林 宏行 先生 幻想斬り
人生、深刻に考え過ぎないのが一番!
「心の仕事をされている方にメッセージをお願いできますか?」
まず自分に向き合うって事ですかね。もちろん完璧にはなれないですけれど、自分自身を掘り下げていく作業をしていかないと、自己証明で進まなくなったり、依存関係になって苦しくなってしまう。
ですから、それをちゃんとやった方がいいですよって事ですかね。
「先生がこのお仕事をされていく上で一番大事にされている事は何ですか?」
笑いですね。笑うと緩むんですよ。多くの事が幻想だって分かって来ちゃうと、悩む事がバカバカしくなってくるんですよね。「何かこれバカバカしいね。何で悩んでたんだろう」って、笑いながらそうなるのが一番ですね。
緩む事で本音が出て来たり、正直に言えたりします。だから僕はいろんな事をやりますよ。大根の着ぐるみ着て踊ったり。
ユーモアとか笑いとかって、物事を色々な視点から見られる能力が無いとできない。また、笑いながらやっていくと、自分の事を「馬鹿だよね、まあいいか」って受け入れられちゃったりするんですよね。
後は、人生、深刻になってはいけないというのもありますね。だって、ほとんど思い込みだもんね。
「先生は落ち込んだりなさいますか?」
ありますよ。あまり長く続かないけど。「ああ落ち込んだー」って。でも落ち込んだ時にこそ、自分を縛っているものが見えて来る。自分を知るチャンスなので「丁寧に見ていこう」ってなる。
ただ、最近はそういう反応も少なくなって来たんですよね。だからたまに落ち込んだりすると、苦しいけど「ラッキー!」みたいな感じになる。でも「なんかもったいないのでこのどろどろをキープしておこうかな」みたいな事を思うので、人に話すと「マゾですか?」と言われる。
これをやっていくとあまり落ち込まなくなっていくので、人によっては「何も感じなくなって、ロボットみたいになるんじゃないか」と思われる事があるのだけれど、そうじゃなくて、気がついたのは、これを知る前に感じていた感情や感覚ってほとんどが、思考(意味づけ)に反応して作られた感情や感覚であって、目の前の人やものを本当に見ていないって分かったのです。
また、あまり意味づけをしなくてもいられるようになるので、意味をつけずにそこにあるものをそのままダイレクトに感じるようになって来るんですよ。
だから、些細なことが楽しくなったり、そこらへんにある草がすごく綺麗に見えたり、人と関わる事にすごく新鮮さを感じたり。考えるんじゃなくて、今、そこにある存在をダイレクトに感じる。なんか深く感情を味わうような感じ、感性が豊かになっていく感じ。
「そのままをダイレクトに感じる?」
それはドラマチックにワーっと盛り上がるんじゃなくて、静かで自然体な感覚。フラットと言えばフラットな状態なんですけど、幸せって言えばずっと幸せなんですね。言葉では説明できないんですよね。激しい感動じゃないけれども静かで深い幸せって感じ。
「先生は日々幸せでいらっしゃるのですね?」
昔はなんであんなに不幸だと思ってたんだろうって不思議なくらいです。日々の変化が感じられるようになって、草が伸びていくなとか、公園を歩いてたら四つ葉のクローバーを見つけちゃったとか。ただ息をしているだけでも嬉しいなとか、素朴な幸せを感じるようになっているみたいです。
「今、悩みや迷いを抱えている方にメッセージをお願いできますか?」
信じられないかもしれないけれども、私達って好きで悩んでいるところがあるんですよ。そんなこと言ったら怒られちゃうけれど。深く見ていくと、無意識にその悩みを必要としていたり、自ら悩みにしがみついていたりというのが結構あるんです。
「それは何のためにですか?」
例えばですね、幸せになりたいって人がいるじゃないですか。そういう人達の中に、本当に幸せになれそうになると全部壊しちゃう人がいるんですね。そういう人を調べていくと、本当に幸せになりたいと努力しておきながら、本当に幸せになるのを無意識に避けている。
でも意識では一生懸命幸せになろうと思っているから、まさか幸せになるのを避けているというのを本人は夢にも思っていない。でもよく見ていくと、思っている事と、行動している事が違っている。
調べていくと、本当に幸せになってしまうと、今までの自分が変わらなければいけなくなってしまうとか、一度、幸せになったら今度は不幸になってしまったらどうしようと怖がっている。
結局、何もしないのも不安だし、幸せになってしまうのも怖い。だから幸せに向かって努力し続けている事が一番安心だと思ってしまっているようなのです。
「それはもったいないですね?」
もったいないですよね。幸せになっちゃえばいいのに。その後の事は幸せになってから考えればいいのにと思うのですけれど、どうしてもその状態でいたいって人が一生懸命に抵抗するんですよ。
「そういう人は抵抗を楽しんでいる段階?」
本人は苦しいでしょうけどね。セッションでやるのは、「私は幸せになりたい、なりたいと思っている、なりたいと思いたい」と言ってもらうんです。それで「どれがピッタリ来る?」って訊くと、信じられないかもしれないけれど「幸せになりたいと思いたい」と答える事が多い。
「それは何故なのでしょう?」
そういう人をさらに掘り下げていくと、ありのままの自分は愛されないとか、誰も相手にしてくれないというような思いを持っている事が分かってくる。そもそも、こういう思いを持っているから幸せになりたいと思うのですよね。
だから、もし本当に幸せになったとしても、ありのままの自分は愛されないはずだから、また絶対に不幸になると恐れている。もし現実にそうなったら一番恐れている愛されない自分に向き合わなければいけなくなる。それだったら、本当に幸せになるよりも、幸せを追い求めている状態の方が安全ということです。
「今、先生は後進を育てる活動もされているのですか?」
大切なのは、実際にできるかどうかなので、本当にできる質の高い人達を育てたい。この考え方やスキルは生きる上で色々な事の基本となるものなので、まずはこれをその人それぞれの現場で使って欲しい。
自分の現場でそれをやっていく中で実績を積んで、やっぱりこれやりたいっていうならいいんだけれど、いきなり『幻想斬り士』になりたいから学びたいという人は、その人自身じゃなくて、『幻想斬り士』という架空の存在になろうとしてしまう。
あなたではないものになろうとしている事自体が幻想に振り回されているのです。あなたという存在そのもので在る人が『幻想斬り士』なんです。その人の個性、その人の現場に合った『幻想斬り士』になっていく訳で、『幻想斬り士』という幻想は作りたくない訳です。
「今後の展望や夢を教えてください」
最終的には、「心の健康体操」をしたいですね。こういうものを教育の中に入れられたらいいなと思っています。心の健康を保つためにエクササイズをする。病的なレベルに行く前に自分で調整できるようにできたらいいなと考えています。
ワークショップや書籍や、実際に会社とか学校現場でもし導入できればというのはありますね。そのひとつの実験として今、企業でやっています。
何をやるかというと、事実と解釈を分けていくという事ですよね。きちんと分けられないと、解釈=現実になっちゃうんです。解釈の方を鵜呑みにすると、事実と違うものになるので、それを元に上の人達が判断し始めると、実際起こっている事とズレが出てどんどんおかしくなってしまう。
まずは事実起こった事は何なのか、そして現場としての解釈は何なのか、会社の方針から、上司の視点から、事実に基づく方向性はこうだという話し合いの仕方、コミュニケーションの取り方をちゃんとしましょう、という事です。
「読者の方へのメッセージをお願いできますか?」
あまり人生を深刻にならない方がいいということかな。深刻に考え過ぎないって事ですね。それが一番だと思うんです。
<編集後記>
『幻想斬り士』という厳めしい肩書きをお持ちの若林宏行先生。
でも、出迎えてくださった先生は、穏やかな優しい雰囲気で、
緊張する私達をリラックスさせてくださいました。
著作については、
「今よりちょっとだけでも生きやすくなったらいいな、
という方のために、心をこめて、書きました」とのこと。
とても楽しく、読み易く書かれているので、
自分らしくラクに生きていくために、
まずは、先生の著書を手に取られるところからいかがでしょうか。
「人間はもっとすごい」
「その人を信頼しているから」
先生の穏やかさの奥に、強い覚悟と自信を感じさせていただきました。
若林 宏行(わかばやし ひろゆき) 若林心理教育研究所 代表
幻想斬り士、心理セラピスト
幻想斬り…。
私たちは気づかないうちに幻想(思い込み)に
縛られて生きています。
心のクセを一つ一つていねいに観ていくことによって、
自分を縛っていた幻想に気づき、
本来の自分そのものに戻っていく…。
それが幻想斬りです。
- ★ 幻想斬りワークショップ ★
- 幻想斬りワークショップは、
誰かや何かに依存するのではなく、
自ら解決できるようなあなたになる、
思考のトレーニング(訓練)の場です。
理論やグループワーク、公開セッションを通して、
思考のクセをていねいに観ていくことで、
何が幻想か、
何が今現実に起こっていることなのか、
事実そのままを観ることができるようになります。
ワークショップで学んだことを持ち帰っていただき、
日々の生活の中で、またご自分の思考と向き合う。
その練習を繰り返すことで、本来の自分そのものに
なっていくのです。
○理論、実践、共に学べます。
○少人数制(10名前後)でおこなうことにより、
他の参加者とのワークやセッションを通して
気がつくことが多々あります。
○座学で思考のしくみを学べるので、
幻想斬り個人セッションを受けたいと思っている方は
先にワークショップに出られることをおすすめします。 - ★ 幻想斬り個人セッション ★
- 2時間コース
3時間コース - ★ 幻想斬り道場 ★
- ワークショップやセッションで培ったものを、
さらに深く掘り下げ、現場経験を積むための鍛錬の場。
最終的には自分で自分を斬れるようになることが目的です。
一言で言うと、覚悟が必要となります。
自らが斬られるということを承諾し、のぞんでいただきます。
すべての方に必要な場ではありませんので、
本当に必要と感じる方にお越しいただければと思います。 - ★ 気がうま座談会 ★
- このたび本の出版を記念して、
「読者の方と直接おはなしができる場をつくりたい」という
思いを形にしてみることにしました。
『気がついたらうまくいってた!心の法則』座談会。
略して『気がうま座談会』です。
座談会なので、セッションはしませんが、ざっくばらんに
みなさんとおしゃべりが出来たらいいなと思っています。
価値観が揺らいでいるこのご時世には、自分を信じるとか、
幻想斬り的な物事の捉え方
・子育て
・生き方
・リーダーシップ
など、色々な分野で役に立つヒントになると思います。
ご興味のある方はお気軽にお申込ください。 - <若林 宏行先生のHP>
- 「幻想斬りオフィシャルサイト」
- <若林 宏行先生のブログ>
- 「幻想斬り士と呼ばれて」
- <若林 宏行先生の著書>
気がついたらうまくいってた! 心の法則
インタビュアー:下平沙千代
ワクワクセラピー☆ソースで、一緒にワクワクしましょう!
日本一やさしい介護タクシー開業準備中です。賛助会員募集中!
ワクワクセラピー ソーストレーナー、NLPセラピスト
レイキヒーラー、導引養生功指導員、成年後見人講座受講中
トラベルヘルパー、ホームヘルパー2級、女性タクシードライバー
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』
インタビュアー:Rico Bonafede(リコ ボナフェデ)

セラピスト
『五感が喜ぶカラフルマインドな毎日』をテーマに活動中。
以心伝心の文化を離れて暮らしたことから、
コミュニケーションのあり方と、
言葉そのものが持つ不思議なエネルギーに魅せられ、
そこに潜在意識と色を絡めたセッションを行なっています。
おしゃべりブログ:「やっと逢えたね♪」
インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)
『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。
心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント












