第44回目(1/4) 八巻 理恵 先生 Art self

育児に悩んで、サイコシンセシスに出会った!

今回のインタビューは、「セルフコーチング」プログラムを開発され、
独自の手法でカウンセリングを展開なさるとともに、セミナー講師としても
ご活躍の Art self 代表 八巻理恵(やまき りえ)先生です。

先生は、感性研究所の理事、感性アカデミーのトレーナーでも
いらっしゃいます。

人が独自の「感性」を肯定し、他者にそれを「表現する行為」と「場」が
人を成長させるというお考えをお持ちの先生のセミナーは、
「楽しい!深い!」「目から鱗!」「NLPってこういう事だったのか!」
と受講生やコーチングのプロの方からも高い満足度を得ています。

只今増刷中の「セルフコーチング」理論の神髄と今春、本格展開する
「感性アカデミー」の現在に、熱く迫りました。

インタビュー写真

「小さい頃はどの様なお子さんでしたか?」

母が今81歳なんですけれども、非常に進歩的な考え方をしていて、大学を出て子育てしながら仕事もしているというタイプだったんですね。為替が360円の頃でしたが海外旅行もバンバン一人で行くし、社交的で活動的な人で考え方も自由でした。

そのお陰か、私自身も自由に生きてきました。波乱万丈に生きていきたいという思いがあって、当たり前なことをしてもつまらないなと思っていたので、失敗を怖れないし、何か言われてもいいから自分自身がしたい事を貫いていきたいという様な人だったと思います。

昔から人間ウォッチングが好きで、凄く人に関心があったんですね。だから友達でも、他の人が「この人、え?」っていう人でも、良いところを見て波長を合わせられるし、自分との違いを見出せると興味が湧くというかね。

日本人って同じということを重視するじゃないですか? でも私はそういうのがつまらなくて、「皆一人一人個性は違って良いじゃない?」っていうのが凄くあったんですね。

それを衝撃的に感じたのは1970年代にホームステイでニューヨークに着いた時。ニューヨークの人達が本当に個性に溢れていると感じたんです。それぞれが違う輝きを持っている、なんて素敵なんだろう、個性があるって凄いと感じたんですね。凄く素敵に見えて個性的に生きたいと強く思いました。

本としてはサルトルとかああいうものが好きで、意識とかに興味を持っていました。今でも忘れないのですが19歳の頃にこたつに入って本を読んでいて「ああ、意識なんだ。意識をどう持つかで私の人生って変わるんだ」と目覚めた瞬間がありました。

同じはつまらない。どうせなら違っていたいし個性的に生きたい。違っている人は面白いし、自分も変化をしていきたい。だから変化する人は凄く好きです。

「大学を卒業なさってからは?」

貿易会社に勤めて、その後すぐに結婚したんですね。すぐに男の子が二人生まれましたので、最初は専業主婦というスタートで、専業主婦を10年位しました。ここから心理学に入ったきっかけをお話しますね。

そんな風に生きてきたので、自分自身が深く悩んでしまうということがそれまでは無かったんですね。子どもを持ってみて本当に可愛かったし、長男の時は子育てに専念しようと思って、完璧にやろうというお母さんだったんですよ。

初めて完璧主義を体験したんですけどね。今考えるとつまらないことなんですけど、子育てをしている中で、ある一つの選択に対して「これで本当に良かったんだろうか」と思うような出来事が起こってから、悩み癖がついちゃったんですよ。

つまり何かを決定した後に「これじゃいけなかったんじゃないか。もっとこうすべきだったんじゃないか」って思う癖がついて、メンタルな負のスパイラルに入ってしまったんですね。

その時は良いと思ったから決定したのに、しばらく経つと「これじゃなかったんじゃないか」と、それを決めた自分を責める、というのが日常茶飯事。冷静な顔をしているけど、自分の中はいつもざわざわしてる感じです。

「それは育児に関してですか?」

そうです、育児です。この子の将来にとって良かったのかと悩んでしまい、色々な人に相談する訳ですね。下の子がたまたま教会の幼稚園だったので神父さんとか、もう本当に色々相談する。皆さん素晴らしいアドバイスをして下さるんですけど、全然腑に落ちないんですね。

「確かにそれもあるけど」と思いながら自分の心を晴れやかにする答えを得られない。得られないまま負のスパイラルの癖がついて、5年位経って気がついたら、思っていた自分じゃなくなっていたんですね。

「もともとはお元気な方だったのですよね?」

元気ですよ。5年間ずっとおかしかった訳ではなくて、何かのきっかけで負のスイッチが入ってしまうと、固まって前に進めないという体験でした。あまり悩んだりしない理系タイプの主人に相談しても寄り添ってくれる感じではなくて、その頃は本当に孤独という感じになっちゃったんです。

頭で考えてばかりだったので疲れ果てちゃって、もう何とかしなくてはという思いで、「これは心理学だ。勉強しよう!」と、心理の世界に入って行ったというのがきっかけなんです。

インタビュー写真


「それはおいくつの頃ですか?」

そういう本を読み始めたのは30代半ばで、仕事をし始めたのも30代後半です。最初はどこで勉強したら良いかも分からなかったのですが、たまたまうちの母の母校の日本女子大の主催する桜楓会という会が目白にあって、そこで心理学を教えていたんです。母に来たお誘いの案内を見て、すぐに私がその会に飛び込んだんですね。

そこでは、その頃一番メジャーだったロジャースの来談者中心療法、いわゆる傾聴とか人間論、自己一致というようなものを学んで行きました。心理は面白いと思い、そこから交流分析を習ったり、アサーショントレーニングを習ったり、色々なものを学んで行ったんですね。

学ぶうちに思ってもいなかった自己否定があったり、何故自分がこういう風になっていったのだろうかとか、そういうことが自分の中でだんだんと分かってきたんです。

母とのかなり深い関係性の中に自己のセルフイメージがあって、自分自身で思っているよりも、そのセルフイメージが低いと分かったんです。根のところに自分自身の負のものがあったんだということに気づいたんですね。

それで心理学って凄いなって思ったんですけれど、正直言って「ではどうしたら良いの?」と考えた時に、私が学んだ中にはこれで良いと思えるものがなかったんですよ。もっとあるんじゃないかと思い、常にアンテナを張って心理学の講座を探している状態でした。

ある時、受けようとした講座の定員が一杯になってしまったんです。せっかく空けた時間だからと、たまたま受けることになった講座があったんですね。それが凄かったんです。サイコシンセシスという心理学だったんですね。

「サイコシンセシスですか?」

講師はお医者さんである平松園枝先生で、医学だけでは人は治せないというお考えをお持ちで、サイコシンセシスを日本紹介した方です。サイコアナリシスというのは精神分析で、何故こうなったのかにフォーカスする心理学ですが、サイコシンセシスというのは精神統合するという事だと分かりました。

意識の統合を研究をしたのはフロイトの弟子でイタリア人のアサジオリという人なのですけれど、フロイトの無意識の発見は素晴らしいが、それだけではないんじゃないかというところから研究が始まりました。

つまり、フロイトのいう無意識が下位の無意識だとすると。それだけじゃなくて上位の無意識、トランスパーソナルの意識というのが人間にはあるということを研究したんです。

通常の私達の意識は「エゴ」であるパーソナルセルフです。それ以外にトランスパーソナルセルフがあるということです。

例えば、自分で思ってもいなかったことや絶対できないと思う様なことができちゃったりとか、あるいは自然に触れる時の自然に対する畏敬の念だったり、起った物事や誰かに感謝する時の意識は普段のエゴとは違う上位の無意識であり、その時はトランスパーソナルセルフの意識であると分かりました。

そして、このトランスパーソナルな意識は、ユングの集合無意識に繋がるんだということを理論的に学べたんですね。

セミナーでは、音楽を聴きながらリラックスして自分自身の意識をトランスパーソナルセルフの意識に誘うという体験もできたんですね。それが私の中で凄く衝撃的で、その意識になった時に、自分自身の負の塊みたいなものが手放せたんですよ。

「今までこんなに大きく自分にのしかかっていた問題が、実はこんな小さいものだった。勝手に大きくしていただけで、意識が変われば自分の悩みなんてこんな小さかったんだ」と感じて、初めて長年の重しが取れて凄く楽になれたんです。

これが癒しなんだと思ったんです。つまり人は、トランスパーソナルな意識になるときに、意識が繋がる、それがホール(全体)になるってことだったんですよね。ホリスティック(癒し)の語源はホールだということも分かりました。

全体と繋がった存在と意識されなければ、人は癒されないのですね。孤立しているのではなくて宇宙と繋がったり、人とつながったりすることで私達が癒されると気づいたんですね。そこが今までの心理学とは違う視点であり、とても癒されるきっかけになりましたね。

「たまたまその講座に行ったのは直感でしたか、運命でしょうか?」

運命だったと思います。そして、そういう意識というものに目覚めてから私の興味となる対象が目には見えないものに向いて行ったんですね。それで、出会うものって何でもたまたまなんだなと思うんですけど、インドのアシュラムを回って自分流に気功とヨガを研究された先生に出会ったんです。その先生は、五木寛之さんと「気」についての対談をされ、お二人の対談が本になっています。

先生と出会って気功やヨガの世界に興味を持つようになって、体や呼吸で自分の意識が変わるんだということを体験的に学んだんです。それと時を同じくして東洋の密教を学びました。

「密教も学ばれたのですか?」

はい、これも凄い先生にご紹介で出会ったんです。全て人との出会いで今があると思うんです。密教の教えや実践の中で自分の中からパワーが出て来るという体験をさせていただいたんです。自分のために、空海の開いた京都の東寺や奈良の長谷寺、室生寺などには定期的に行っています。その場のパワーを自分に入れる様にしています。

ここから、その密教の力の凄さもご紹介したいのですが、実はうちの主人は当時は全く心理学に興味のない人だったんですね。親戚に医者が多く、両親は二人とも医者、兄弟も医者という理系一家であり、主人は、社会工学の道を希望し大学、大学院と理系だったんです。

家系からもくるのでしょうが、心=頭みたいな考え方を持っていた様で、あまり心の存在を理解していないような人だったのです。だから、私が悩んでいる時も「なんでそんなつまらないことで悩んじゃうの?」という視点なんですよね。そんな全く左脳的な彼が、なんと心の病にかかったんです。

「それは過労からですか?」

そうですね。仕事人間でしたから。結婚してから数年忙しくて、12時前に帰って来たことがなかったですし、ものすごくプライドの高い人で上司と上手くいかなかったんです。社会に出て人間関係に苦労した様でした。

それでも、若い頃は、なんとか仕事は好きでしたから、乗り越えたのですが、さすがに40代に入ってある時期4年間精神科に通ってお薬を飲まなければならない状態になったのです。

でもお薬が全く効かなくて、どんどん衰弱して、最後はパニック症候群と診断されて会社に行けなくなってしまったんです。どうなるかと思ったんですけど、実は密教の先生にお会いできて、その後私がカウンセラー、主人がクライアントみたいな形で乗り越えました。

「先生が対応されたら瞬時に治ったのですか?」

密教の先生ですね。主人は宗教的なものを全く信じない人でしたが、私が歩けない状態の主人を車に乗せて先生の所に連れて行ったんです。そして、先生が主人のためにお護摩を焚いてくださったのです。その後本当に不思議なことが起こったんです。

お護摩を焚いていただいた翌日の事です。山梨県であり2月だからもの凄く寒いはずなのに、一日中、主人の全身から汗がぽたぽた落ちてくるのです。顔を見ていると、額から汗がたらーと落ちてくるのです。

何よりも驚いたのは、先生と出会った次の日、朝、ホテルのカーテンを開けて「こんなに富士山が奇麗だよ」って窓の所に立って話しているのですよ。前の日まで立てなかったんですよ。主人に何が起こったんだろうって驚きました。多分主人は体から何かの毒素が浄化され、汗もその表れだったと思います。それ以降、主人は、価値観が全く変わりましたね。

この目に見えない世界の凄さと、心がどれほど体に影響していて、悩んでいる人がどんなに苦しいかも分かり、180度考え方や人との接し方が変わりました。私のカウンセラーとしての、一番のクライアントは主人だったかな。

                 

(次回につづく・・)

八巻 理恵(やまき りえ)
         Art self 代表、感性研究所理事、感性アカデミートレーナー
         心理カウンセラー、セミナートレーナー、研修講師

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<八巻 理恵先生のブログ>
八巻 理恵「セルフコーチング」プログラム
<八巻 理恵先生の著書>
cover
セルフコーチング~あなた自身を「最高の自分」へと導くために~
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★ 個人カウンセリングは、相談者が自らの資質(個性)を理解し、
  将来のビジョンに向けて、可能性を最大限に活かす方法を体得できます。
詳細は:セルフコーチングHP
お問い合わせは: rie.yamaki@artself.jp

インタビュアー:笹木美子

笹木美子

日本語教師、マナー講師
統計未来学協会認定占星術師、同理事
心理美ジュアルコンサルタント

「心理カフェまりりん♪」(白金 自由が丘)へようこそ!
自分らしく迷うことなく楽しい毎日をおくりたいあなたへ
ブログ:「空 禅 美 福」(日本語)
     「心理カフェまりりん」

インタビュアー:Rico Bonafede(リコ ボナフェデ)

リコ ボナフェデ

セラピスト
『五感が喜ぶカラフルマインドな毎日』をテーマに活動中。

以心伝心の文化を離れて暮らしたことから、
コミュニケーションのあり方と、
言葉そのものが持つ不思議なエネルギーに魅せられ、
そこに潜在意識と色を絡めたセッションを行なっています。
おしゃべりブログ:「やっと逢えたね♪」

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
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