第42回目(1/4) 入江 富美子 先生 「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」

天が私に期待していることを私に実現させて下さい

今回のインタビューは、ドキュメンタリー映画『1/4の奇跡〜本当のことだから〜』の
監督、入江富美子(いりえ ふみこ)先生です。

「誰もが大切な存在であることを気づかせてくれる」、
「生きる勇気が湧いてくる」と、多くの方に感動を与え、海外からも
高い評価を得ていらっしゃいます。

映画を通して、「人の心を癒し、元気にする」 入江先生。

講演活動で全国を飛び回る中、新作もクランクインし、超多忙な先生に
「ミッションを生きること」や今後の夢ついて、お話を伺いました。

インタビュー写真

「映画には以前から興味がおありだったのですか?」

映画を観るのは大好きでしたが、作ることになるとは自分でも思ってもいませんでした。

「映画を作りたいという思いは?」

それまでは全く無かったですね(笑)。映画監督に自分がなってみようとか、なれるものだという概念が全く無かったので、自分自身、今が信じられない感じですね。

「どういう経緯で映画監督になられたのですか?」

映画を作り終えたら、映画監督という肩書をいただいていたという感じですね。
映画監督になるんだという意識は正直ありませんでした。本当に不思議な経験なんですが、映画を通して伝えたいことがあるという一念だけで作りましたね。

「何故、映画だったのですか?」

実は沢山の方に取材していただきながら、自分でも「何故映画だったのだろう」と問いただして来たんですが、1つ思い出したことがあるんです。映画を作る1〜2年前に、てんつくマンさんの「107+1〜天国はつくるもの〜」という映画を観た時、「アホで良いんだ」って感じたんですよ。

「アホで良し」というキーワードを元に若者達が不可能を可能にしていくドキュメンタリーなんです。本当はアホなのに賢い振りをして生きて来た自分に疲れ果てて「ああ。もうアホで良いんや」ってやっと思えたのが、その映画を観た時だったんです。

映画でこんなに人を自由に解放する事ができるんだって感動して、私も映画を作りたいって思ったんです。でも作ろうと思い続けて来たのではなくて、その事をすっかり忘れていたんです。

「では映画を作るきっかけとなったのは?」

私は自分自身を否定してマイナス思考で生きて来たんですね。何か欠けているし、頑張ってやっと人並みだっていう心があって、その一方で明るく楽しく生きているバラバラな自分だったんです。

映画を撮り終えた時、自分の6歳の時のトラウマに気づいたんです。毎晩、父親と遊んでから寝ていたんですが、ある朝目が覚めたら救急隊員の顔があって「あと5分早かったら」という声が聞こえたんです。隣で父が心臓麻痺で亡くなっていたんです。

幼稚園児の私は「あと5分早く気がつけば父は助かったかもしれない」と自分を否定し、責め始めたんですね。姉が9歳、私が6歳、弟が3歳、一番下の弟が生まれて15日目で父も母も29歳だったんです。

その日から家庭が悲しみに暮れますよね。その責任を凄く感じたんですね。だから私は正しい生き方をしなければいけないと自動的に思ったみたいなんです。お寺のお坊さんである祖父が育ててくれたんですけど、祖父の様に正しく生きていけばいいんだと「良い人」として生きて来たつもりだったんです。

ところが、高校生の時に祖父が死んだら、どう生きて行けばいいのか分からなくなってしまったんです。自分が何を考えて、どう思っているのかも分からなくなったんですね。祖父の人生を生きていた感じなんです。

「お祖父様をモデルにして生きていた?」

きっと「おじいちゃんだったら、こうだろうな」とか「こうしたら喜ぶだろうな」とか思って生きていたんでしょうね。亡くなった時に本当に自分が無くなったんです。自分も死んでしまった。つかまり棒がなくなって、どう生きて良いか聞けない状態で。

見た目はお洒落にしたり(笑)明るく元気にしているのに、生き方が分からなくて。人生って何だろう、何のために生きて来たんだろうって悩む高校時代を過ごして、どうしたら幸せになれるんだろうって子供心に考えました。

そして、キャリアを積もうとデザイナーになるんですね。服飾デザイナーを5年くらい。大きなブランドを持たせていただいたり海外でファッションショーしたり、その年齢にしたら良い思いをしていたと思います。

会社が大きかったせいですけれど、普段できない様な経験をさせていただきました。その頃は自分が偉い気になって、今では恥ずかしい思い出ですが、当時は偉くなったような勘違いもしていましたね(笑)。

皆から「凄いね」と言われたりもしていましたが、心の中では「自分なんて」と思っているので、全然幸せじゃないんですよ。

「まだ否定的でいらっしゃったのですか?」

もう全然! ここに居ちゃいけないくらいの感じですよね。私はこんな華やかな人や幸せな人達と一緒に居てはいけないという感じです。

インタビュー写真


「周りから評価されていても?」

評価は関係ないんですよ。自分をどんどん引き下げて行くけど、普通に振る舞わなければいけないという苦しみがあるんですね。「貧乏で両親が居ない悲しい家で育った子」という被害者意識があったので「トタンの家がバレる!」くらいの心があったんですよ(笑)。

その華やかな所に居る自分と「バレたらあかん」という自分の葛藤があったんです。結局そこでも幸せを感じられなかった時に、人生はお金なんじゃないかと思って会社を立ち上げるんですよ。

「ご自分で?」

はい、刺繍の会社です。一人でやっていたのもあるんですけど、特殊な会社だったので仕事がしっかり来るから、今までの中で一番お金を得た時期なんですね。

お給料がデザイナーの時の4〜5倍になりました。でも、心が悲しくて悲しくて「これじゃない」ってことがはっきり分かるんですね。それで、皆から「なんで?」って言われたんですけど、辞めちゃうんです。

そして本当に好きなことをしようって思って、アロマテラピストになるんですね。癒しの世界に入って行く。そこから海外のボディワークや心理学、カウンセリングなど、あらゆる勉強を始めました。

私、直感で動くタイプなんです。刺繍家の時も、アロマテラピーの時も稲妻が落ちたという感じです。雑誌とか見てて「これだ!」という感じで。

タイミングも凄く良くて、アロマテラピーがまだ日本に広まってなかった時なんですよ。アロマテラピストがあまりいない時だったので、グワーっと広がって教室を3つ持ったんです。生徒さんも、お客さんも一杯だし、本当に上手くいったんですよね。

「そちらもお一人でされたのですか?」

一人です。一匹狼というか、私はスーパーボールみたいに「どこ飛んで行くか分からない」って感じで動くので。「これやりたい」とビンと来た時に動くと上手くいくんですね。「即行動」で進むという感じでやって来ました。

でも、「先生」と呼ばれることで、「自分はちょっとはマシだ」と自分の存在価値の無さを埋めていることに気付いたんですよね。

自己否定するトラウマに気づいてない段階ですから、今度は心に平安が持てれば幸せになれるんじゃないかと思って結婚するんです。でも夜中に主人が突然死んでないか、口に手を当てて息をしているか確認する。不安なんですね。でもその原因が分からない。

「神様最後のお願い。子どもを授けて下さい。子どもだけ授かったら絶対文句言わへんから」って(笑)。あれだけ文句言わないって言ったのに、今度は子どもができたらできたで不安なんですよ。自分が間違ってこの子の人生を台無しにしてしまわないかとか。

「自分は間違ってる」から人生始ってますからね、何をやってもマイナスしか見えなかったんですね。

「理由も分からないまま不安が続いている状態ですか?」

そうです。自分ではそれがトラウマから来ていると分からず生きてきましたね。心理学とか勉強していくうちに「ありのままの自分を受け入れることが大事なんだ」ということは理解するんですね。

その大切さをどこかで分かっているから人に伝えたくなって自己受容のセミナーをやったり、コミュニケーション講座を担当させていただきながら伝えて行く訳ですね。

伝えながら腑には落ちていくんですが、自分の存在不安は埋められなかったんですね。そこで気づいたのはマイナスな自分からスタートしたら何を掛けてもマイナスなんだって。

で、何かをやったら自分は良くなるんだって思って生きていきますよね。だからいろんなものを得ようと、資格を取ろうとか、社長になろうとか、お金を得たりしてみたんですけど、幸せになれなかったんですよ。

ある時、ビジョンを生きても幸せになれないんじゃないか、私はミッションを生きたいって思ったんですね。ビジョンもミッションも本当は素敵な意味なんですけど、私にとってビジョンというのはマイナスを埋めるために得ていたものだったんです。

私にとってのミッションというのは、どんな私であったとしても、褒められなくても、地位も名誉も得られなくても、私の命がここにこれをやりに来たんだって思えること。それを私が私自身にやらせたかった。

ビジョンを生きるのにほとほと疲れ果てたんですね、だから何も得られなくても良いから、心に喜びを得られるものをやりたいと・・・。それが私にとってのミッションだと。

「ビジョンからミッションに自分の意志で切り換えた?」

そうですね。ちょうどカウンセリングを勉強していた時の牧師先生が、ビジョンでなくミッションを生きる人生があるんだよというお話をされたんですよ。

疲れ果てていたので、「ミッションを生きる方法を教えて下さい」とお願いしたら、毎日「天が私に期待していることを私に実現させて下さい」と祈りなさいと言われたんですね。

その後「ビジョンは自分から描くから、力は自分持ちなんだよ。ミッションは向こうからやって来るから、力は向こう持ちだよ」っておっしゃったんです。直感的に、これだって思って毎日祈り続けたんです。

「それはいつ頃ですか?」

最近ですよ。映画を作るちょっと前です。それまで模索中だったんでね。でも「天が私に期待していることを私に実現させて下さい」なんてしっくり来ます? 私にはしっくり来なくて、ただ言ってるだけだったんです。抵抗もありました。

自分を引き下げてきた私には、自分になかなかプラスの言葉を入れられないんです。「そんなのできる訳ないやん。今のままウジウジしとこうや」ってね。プラスの言葉を発することすらできなかったけど、とにかく言い続けてたんですね。

そのうちに段々と分かってきたのが、天が何かを与えてくれて上手くいくんではなくて、「私が私自身に期待していることをやっていいんだよ。好きなことやっていいんだよ」って、自分自身を許してる気がしたんですよ。アファメーションですよね。

そんなことを感じていた2005年の大晦日の夜に奇跡が起きたんです。

                 

(次回につづく・・)

入江 富美子 ドキュメンタリー映画『1/4の奇跡〜本当のことだから〜』監督
         『光彩〜ひかり〜の奇跡』
         『宇宙の約束〜いのちが紡ぐ愛の詩〜』

★ ドキュメンタリー映画『1/4の奇跡〜本当のことだから〜』 ★
2005年の大晦日の夜、「宇宙に感謝の量が増える映画をつくりたい!」と
一念発起し、主婦兼映画監督の道に入る。撮影、インタビュー、映像編集、
そして挿入歌を作詞・作曲し、そのうえボーカルにも挑戦。
こうして仲間とともにつくりあげたドキュメンタリー映画
『1/4の奇跡―本当のことだから』は各地で反響を呼んでいる。
「監督」「ミュージシャン」として講演に全国を飛びまわり中。
◆ 自主上映募集中
自主上映をしてみたいという方、是非、上映をお願いします。
お母さん仲間を集めての小さな上映会から、ホールを借りての上映会まで、
どしどしお申込みお待ちしています。
 詳しくは: ハートオブミラクル
<入江富美子先生のHP>
ハートオブミラクル
<入江富美子先生のブログ>
ふ〜ちゃんの”宇宙に感謝の慮を増やしたい♪”日記
<入江富美子先生の著書>
cover
1/4の奇跡 もう一つの、本当のこと

インタビュアー:下平沙千代

下平沙千代

ワクワクセラピーで、好きなことを話しているうちに、希望が湧き上がり、
レイキでもっと元気になって、ショッピングや旅行にも行きたくなっちゃうような、
日本一やさしいワクワク介護タクシー開業準備中です。賛助会員募集中!

ワクワクセラピー ソーストレーナー、レイキヒーラー、導引養生功指導員、
ホームヘルパー2級、普通二種&大型一種免許取得
斉藤一人さんの全日本バンザイ連盟正会員
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』

インタビュアー:Rico Bonafede(りこ ぼなふぇで)

りこ ぼなふぇで

セラピスト
『五感が喜ぶカラフルマインドな毎日』をテーマに活動中。

以心伝心の文化を離れて暮らしたことから、
コミュニケーションのあり方と、
言葉そのものが持つ不思議なエネルギーに魅せられ、
そこに潜在意識と色を絡めたセッションを行なっています。

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント
 

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