第39回目(1/4) 山崎啓支 先生 NLPラーニング

人前で話す時、ブルブル震えてしまうような人間だったのです

今回のインタビューは、「株式会社NLPラーニング」及び「株式会社NRT」代表の
山崎 啓支(やまさき ひろし)先生です。

現在は、NLP(神経言語プログラミング)の資格認定コース、自己実現・目標管理・リーダーシップ等をテーマにNLPを応用したコミュニケーションセミナーを全国主要都市で開催し、
3,000人以上の経営者やビジネスパーソンのカウンセリングを行っていらっしゃいます。

「本来の自分を生きてください!」と語る山崎先生から、熱い思いと今後のご活動ついて
お話を伺いました。

インタビュー写真

「NLPに出会われた経緯から教えていただけますか?」

大学卒業後、セミナー会社に8年間くらいいまして、6年目くらいから、これは自分が生きる方向ではないな、と思い始めていて、何をしたいというのが明確ではなくて、どのように生きていくのかわからなかったのです。

学生時代は塾で先生をやっていて、会社はセミナー会社だったので、「教える」という事を長くしてきました。なんとなく、誰かに何かを伝えるとか、「教える」というのが自分の方向性なんじゃないかと思っていました。

この会社で上を見た時に、その会社のトレーナーになりたいかというと全然そういう気持ちはなくて、管理職をしたいかというとそうでもなかった。自分自身、ここでは先がないと感じた時に、これまでの方向性、何かを「教える」という事を続けていきたいな、と思ったんですね。

本にも書いたんですけど、割と色々な体験を出来たんですね。良い体験も良くない体験も含めてね。体験から人間は大きく変化する事ができる、と自分自身の体験を通して実感したのです。

ただし、その当時は何で自分が変化したのかがわからなかったので、それを知りたいと思って、心理学や脳機能に関する勉強、密教、東洋の叡智、インドの方の教えとかね、そういったものをずっと学んだのです。とにかく人間を知りたかったんですね。

最初は、人間は何のために生きているのか、という問いの探求をしていました。様々な分野から、人間、自然、宇宙を探求していきましたが、きりがない。考えてもきりがないと気づいた時に、問いの答えを知ることよりも、いかに幸せに生きることができるかということが大切じゃないかと思ったんです。それで、どうすれば幸せな自分になれるかいうのが主な関心になったのです。

まずは能力開発というところから、自分自身を通じて人間を理解していこうと思いました。この先何をやって生きていくかはわからなかったけれど、心に関する勉強というのは興味関心があったからずっと続けたんですね。

結果として、色々な心理学的な手法、カウンセリングの手法、コーチング、コーチングも今みたいに有名じゃなかった時代ですね、そういった事全部含めて勉強していくプロセスで、たまたま出会ったのがNLPだったのです。

「NLPについて教えてください」

NLPは「神経言語プログラミング」(Neuro-Linguistic Programming)ですね。神経(Neuro)とは平たく言うと五感を指すわけです。五感というのは、体験と関係があります。

なぜなら体験というのは、例えばハンバーグを食べる体験を分解すると、ハンバーグの匂いと、味と、美味しそうな見え方と、ハンバーグのじゅーっと焼ける音と、ハンバーグのあったかさ(温度)になりますね。映画で言うと、映画の音と映像と、感じるワクワク感でしょう。

NLPのNは五感。人間は体験によって条件づけられていく存在だということです。NLPでは、その体験を書き換える事が可能なんだと、新たに体験したことによって自分自身の日常を変えていく事が可能なんだと。

例えば恐怖症とかも治るわけですね。恐怖症はかつて幼い時体験した強烈な体験があって、それで条件付けられてしまった。それを別の形で再体験することによって、恐怖症のイメージそのものを修正していく。条件付けに関する学び、これがNLPの特徴です。

このように、体験によってプログラミングされて、反応するのが人間だ、と考えるわけです。幼児体験などによって、「お父さんは怖い」というプログラム(条件付け)ができてしまったら、お父さんと似た人を見るだけで身体が反応してしまう。

逆に特定の人などに良いイメージを持つと、その人とよく似た人に出会うと嬉しくなる。このように、体験によってできた条件付けが人を幸せにしたり、不幸にしたりする。

それらの条件付けの質を変えていくことで人間は豊かにエクセレントに生きていける、と考えるのがNLPですね。NLPは良い条件付けをしていきましょう、という、これは素晴らしい発想です。それはとても簡単にできます。

「NLPのトレーナーになられたきっかけは?」

NLPのトレーナーになったのは、たまたまなんですよ。まず最初にコーチングに興味を持ったんです。その前はソースだったんです。

ある団体のコーチングが素晴らしくて、そこで長期の一年位のアメリカで行われるプログラムがあったのです。100万円もするようなプログラムだったので行く気はなかったのですけれども、一緒に学んだ仲間の多くが行きたがっているのを見て、資料を読んでいたら、とても行きたくなってしまって、「よし行こう!」と決意したんです。

その当時、心理学などを学んで借金が400万円位あったんですよね。しかも、それが全部消費者金融。金利だけで月10万円位返さなければならない生活をしていて、それ以上借金をして何かを学ぶというのは危険だなと感じて控えていたのだけれど、あの手この手で借りて100万円を用意して応募したんです。

20名位の定員に60〜70名が応募したという話を聴いて、これは気合を入れて試験をパスしなければと思って。その試験というのがエッセイ、「これを受ける事であなたはどのように社会に貢献するか」というもので、本当に行きたいと思って、A4の用紙20枚以上、物凄く書いたんです。

これに行って1年かけて自分を見つめ直そうと思ったのに、その試験に落ちたのです。受かった人の話を聴いたら、5行位しか書いていなかったり。あまりエッセイは関係なかったのかな、逆に書きすぎてダメだったのかな、とか思ったんですけど、その時に100万円余ったわけです。

「100万円余った、ですか?」

余ったというか、落ちた時に現金が100万円あった。返しても良かったけれど、100万円というお金を一度にお借りする事はなかなかできないから、有効活用しようと思って考えていたら、たまたまVOICEからNLPのトレーナーズトレーニングの案内が来たんです。

それを受講したら、NLPの資格が取れる、NLPの長期のコースを教える許可が出るということで。NLPそのものに関してはさほど執着していたわけではなかったのだけれど、何か引っかかったんですね。タイミングが良かったから、ひょいと支払ってしまったんです。

もちろん、その内容は素晴らしかったです。いらっしゃっている受講生の方々はなお素晴らしかった。既にNLPのトレーナーとして活躍されているような方ばかりで、当時の私は全くの無名で、皆さんの中で一番若くて、そういう超一流の先生方と食事したりお話できるだけで嬉しい、そんな感じだったんです。

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「受講後、どうなさったのですか?」

行ったらひょいと資格をもらえると思っていたのだけれど、大きな勘違いで、6人以上の人を対象にして合計100時間実際にNLPのプレゼンテーションをしなければトレーナーにはなれない、という内容が含まれていたのです。

実は私は人前で話すのは苦手というか、もの凄く嫌だったんです。人前で話す時、いつもブルブル震えてしまうような人間だったのです。だから、正直、気が遠くなりました。

まだ得意な事に関してセミナーやるということならいいんだけれど、NLPなんてまだほとんどわかっていないのに、教えないといけないとなった時に、ソースのトレーナーコースで出会った関西のプロモーターの方に、「面白そうじゃん。人集めるからやらない?」と言われたんです。

そんなに有名なプロモーターの方ではなくて、ただ、気楽に10人位集めるからやらないか、と言われて、100時間やらないと先がないわけだから、OKしたんです。もちろんノーギャラです。

会場といったら、物凄く汚い会場です。大阪の画家のアトリエなんですよ。絵がそこら中に置いてあって、床が汚くて、ホワイトボードも小さくて、ティッシュペーパーでホワイトボードを消すような。

その上、部屋の中にパン屋さんがあるんです。その会場があるアパートを経営されている方がとても博愛的な人で、身体障害者の方にパンを作ってもらって、部屋の片隅にパンの販売コーナーを置いていたのです。

セミナーをやっていると、私がしゃべっているのに、お構いなしに人が入ってきてパンを買って行く。そんな会場で、ノーギャラで、3時間のセミナーから始めたのです。

「最初のセミナーはいかがでしたか?」

3時間も話せないと思ったんです。今だったら延々に話し続けますよ。でも、その時は3時間も話すことないよ、って思ったんです。

どうしようと思って、話す自信がないから、ノートに一言一句、話す事を「ですます」まで書くんです。内容も今だったら10日間かけて話すような内容を、時間の感覚がわからないからノート何冊も用意して、本当に人前で話すのが怖いから、暗記するように読みました。

で、実際セミナー始まるでしょ。足がガタガタ震えているんですよ。真っ赤になって、涙流しているんじゃないかという位、汗をかいて。手の震えを隠そうとポケットに手を突っ込んで話す。周りから見ると何カッコつけてるんだという話だけど、手が震えているのが恥ずかしいから手を突っ込んでるんです。

怖いから目も合わせられない。話し続けて、話し続けて、でもね1時間位話すと、慣れてくるんですね。すると、勝手に言葉が出てくるようになる。かなりぎこちなかったはずなんだけど、終わった後に、「これだったら良いんじゃないか、もう1回やらないか」と言われたんです。

その時に主催者の人に、「これじゃだめです」と言われてたら、私はNLPのトレーナーになってなかったです。

「ぎこちなかったはずなのに、どこが良かったのでしょう?」

多分、情熱的だったのが良かったんですね。本当に無意識的に話していたから、内側から出てくるものを投げかけていた。今ももちろんそうなんだけど、初回にしてそれができたということですね。レジュメを用意して云々ではなく、実際用意したものよりはるかにいいものが出てきた。

自分の内側から出てくる言葉で、誰かに学んだということよりは深いところから出てくる言葉が。自分でも話していて楽しかったですし、ああ、人前で話すのはこんなに楽しかったんだ、と理解したのもそれが初めてですね。

終わったら拍手をいただいて「あ、できた」と。終わった時は楽しかったから、もう1回位やってもいいかな、と思ったんです。

一番最初はコミュニケーションについてのセミナーだったんですけど、今度は言語パターンについて、催眠の使い方とか、言葉によってどうやって催眠状態に持っていくかとか、思い込みに気づく言葉のパターンとかについて、教えてみようかな、と。

そのセミナーは関西でやっていたんだけど、その当時は横浜に住んでいました。2回目のセミナーをするために新幹線で大阪に行く際、やはり、人前で話すのが怖くて、また身体が震えて、その新幹線の中で何度も逃げ出したかった。

怖かったので、一回目のセミナーはなんとかできたから、この2回目のセミナーも、それにあやかって1回目行った時と同じルートで、どの改札から入ったのか、どのエスカレーターから上がったのか、とか全部同じにしました。そうしないと失敗してしまうような気がして。

今は毎日のように講演とかやって生活しているのが、本当に考えられないです。人間って変わるんですね。私の場合、教える内容も大事ですが、「ここまで変化しましたってこと」を私自身を通してお伝えしているのです。つまり、理論だけでなく体験を通して。

「2回目も怖かったのですね?」

最初の1時間は怖かったけど、どんどん慣れてきて、話せるようになってきてね。またオファーがあって、同じように3回目も怖かったけど、ちょっとましになったんです。4回目もやると、もう少しましに。3時間のセミナーを4回やって、12時間分の資料ができたんです。

最初はコミュニケーションをテーマにした3時間のセミナーをしたんです。その次は言語パターンについての3時間セミナーをしました。そして、それぞれ3時間ずつ話したので、それらを足して、6時間のセミナー、つまり丸一日のセミナーができると思って、やってみたら、20人位の人が来てくれました。プロモーターの方がとても熱心に集めて下さったのです。

今度は変化に関する3時間のセミナーを2種類しました。この段階で新たに6時間分の新コンテンツができたから、ここで6時間セミナーが2つできるようになったのです。

つまり、2日間連続のセミナーができるようになったのです。
2日間ものセミナーができた時に大きな自信を得ました。

そして、2日間のセミナーができるようになった時に、10日間のセミナーは2日間が5回あるだけなんだと気づいて、「やれるんだな」と思ったら、なぜか、いろんな所から話が来るようになったんですね。名古屋でコーチ対象のセミナーをやって、「こっちでもやって」という話が来たり。なぜか評判が良かったんです。

「長期のコースもやりませんか」と誘われて、調子に乗ってやっているうちに、いつの間にか色々なところで長期のセミナーをやるようになって、2年目には、土日は全部自分が行うセミナーで一杯になっているという状態になっていました。

このように、偶然に偶然が重なって経験を重ねながらトレーナーになっていったんです。

NLPをやったのは、たまたまなんです。流れみたいな感じですね。最初はノーギャラでしたが、借金も500万円位あったのが、1年ほどで全部返せました。

                 

(次回につづく・・)

山崎啓支  株式会社NLPラーニング 株式会社NRT 代表取締役
        米国NLP協会認定トレーナー

    ● NLPラーニングの存在理念
私たちNLPラーニングはクライアントお一人お一人の存在そのものを
大切にし、クライアントが本当に望む豊かな夢の実現を強力にアシストします。
そのためにクライアントお一人お一人に誠実に関わる姿勢と、
NLPのパワフルな能力開発のノウハウを通してクライアントの無限の
可能性を引き出します。

    ● セミナーメニュー
◆NLP入門セミナー
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◆コーチングに活かすNLP

<山崎啓支先生のHP>
【NLPラーニング】
<山崎啓支先生の著書>
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「人」や「チーム」を上手に動かす NLPコミュニケーション術

インタビュアー:下平沙千代

下平沙千代

ワクワクセラピーで、好きなことを話しているうちに、希望が湧き上がり、
レイキでもっと元気になって、ショッピングや旅行にも行きたくなっちゃうような、
日本一やさしいワクワク介護タクシー開業準備中です。賛助会員募集中!

ワクワクセラピー ソーストレーナー、レイキヒーラー、導引養生功指導員、
ホームヘルパー2級、普通二種&大型一種免許取得
斉藤一人さんの全日本バンザイ連盟正会員
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント
 

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