第34回目(4/4) 椎名 雄一 先生 椎名ストレスケア研究所

頭の中も世の中も、垣根のない状態を

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「現在の活動内容を教えていただけますか?」

1つは、初級、中級、上級と分けてセラピストの養成をしています。

初級講座は、5日の講座の後に個人面談をして、それに通ると、基本的にはメールでの相談からOJTで練習してもらいます。現場に立つことを前提としていますので、使えるようにお伝えします。

NLPで何が使えるか時間をかけて考えた後、そのアプローチに対して私が訂正したりチェックしたりしてから返信します。クライアントさんのエピソードはたくさんあるので、どこにフォーカスするのかから言葉使いまで、じっくりと向き合います。

それをやって二、三ヶ月位すると、中級講座5日間で臨床に向えるための講義をします。卒業すると実際に臨床してもらうことになっています。最初にクライアントさんから来たメールの中身から、OJTと私の経験で判断してあらかじめ予測をします。

NLPでその方のタイプを分析して、事前に話を聞いておいてテクニック的にはおそらくこのタイプではないかと見立てをして、セラピー後に話を聞いて振り返るのを、最低3人は完璧に最後までやるところまで見ます。

慣れてきたと判断したら、基本的に自分で組み立ててもらい、分からないところを聞きに来てもらうのと、セラピスト同士の勉強会でみんなでシェアします。その辺からセラピストとしてデビューするので、半年はかけています。

割合としては減ってきていますが、僕もセラピストとしてセッションも続けています。

あとは、クライアントさん向けに、3回のセラピーだけでは不安が残るので、12週間の「再発防止プログラム」というのをやっています。

まず一週間かけてワークシートをやってもらい、気付きをメモにとって一週間毎にセミナー(2時間のワークショップ)に参加してシェアをしてもらいます。そこで自分自身のメンテナンスができるように技術のいくつかのエッセンスを伝えていきます。

卒業する頃には、まず仲間ができるのと、毎日の心理的気づきを少しずつやることが習慣化できて安定してきます。企業向けにはストレスケア研修になります。最後にクライアントさんがキラキラしてくるのは嬉しいですね。

これから企業向けに「ストレスケア講習」もやっていきます。

「今後の展望はいかがでしょう?」

とにかく、悩んでいる人を減らしたいですね。

一年に600人とお会いしていますが、多分自殺者は増えてきますよね。それこそ焼け石に水なので、根本的に変えるのにセラピストを1000人位に増やしたいです。3日間で変化を起こせるセラピストが1000人生まれてくれば、だいぶ違うのかなと思います。

遠方から毎週末通ってくる方もいるので、その地域はその方に見てもらいたいとか、あとは集客が苦手で一人でやっている有能なセラピストっていると思うので、そういう方とも繋がり合ってうまくやっていければなと思います。まずはそれを広げたい。

とにかくクライアントにとって一番役に立つものを前面に出してやりたいです。クライアント目線に立てば、NLPを売り込む必要はなくて、その人が元気になればいいのです。NLPという言葉が便利なところもありますが、固執するつもりはありません。

ストレスケアって、先ほどお話したことだけでも知っていれば、ちょっとした悩みならなんとかなりますよね? だからまず、そういう事を広めたい。何年も学校教育を受けてくる中でストレスに対するやり方をきちんと教わってきていないことが一番問題だと思います。

「ストレスとはこうです」「コミュニケーションとはこうです」「人生はこうしてみると分かりやすいよ」と教える人が学校にきちんといて欲しい。

その段階で知っていれば、小さな揉め事は起きないと思うので、それを教える場を作りたいですね。まずは、セラピーの分野と法人あたりから入っていって、できれば教育にも入っていけたら一番嬉しいかなと思います。

「セラピストを目指す人へのメッセージはありますか?」

「私」という立ち位置だけの人だと知らないうちにクライアントさんの主観を攻撃してしまうので「私たち」って大事だと思います。「私たち、なんとかしましょうね」という発想になれる人は、たぶん技術より大事なものを持っていらっしゃると思います。

お母さんの「私たち」的な包容力がまずあって、それをどこまで広げられるかです。せめてクライアントさんと自分との間に壁がないことが大事だと思います。セラピストはセラピストとして「私」を守ろうとすると絶対にセッションはうまくいかないと思います。

クライアントさんが「この前やっていただいたのが、かえって気持ち悪くなって」と言われる場合もあるけれど「私」が強いと自分が責められているような感じになってしまいますね。それが「私たち」なら「それは困ったね。じゃあ新しいことを考えようよ」で済む話なのです。

チームを組む約束をしてセラピーを始めるので、私たちがお互いハッピーになれればそれでいいとなれば、うまくいくのかなと経験的には思います。

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「悩んでいる方へのメッセージをお願いできますか?」

人間というのは、新しい情報を入れないでいると十年でも同じ事を考えている事が出来ると思います。でも、人とコミュケーションすると良くも悪くも考え方がずれますよね。

ずれ方がポンとはまれば、セラピーでなくても変化は起きるので、いきなりは難しいかも知れませんが、自分の外のもの(会話、景色を見る、動くなど)と何かしら交流をして欲しいと思います。

会話が難しくても、例えばお茶ならお茶の味が分かればいいのです。冷たくなってきているなとか煮詰まってきて濃いなとか、ここで今、認識出来れば新しい情報は入ってきますから変化が起きてきます。

他者とのコミュニケーションだけでなくて、昨日と今日で湿度の違いが分かるとか、そういうのって大事だと思います。自分の頭の外にある物や人と、何らかのやり取りを始めていただいたら少しずつでも自分の頭の中は変わってくると思います。

悩みは頭の中にしかないから、頭の中の設定が変われば悩みは抜けるのです。頭の中だけで考えているといつもの考えのままなので、何かしらの刺激が欲しいのです。外を見たりすることもきっかけになると思います。自分の姿勢や立ち振る舞いの中にも情報はあります。

「新しいこと」「身体を動かすこと」「他の人を見て真似すること」「自分で自分を褒めること」この4つができていれば、特にうつの場合はだんだん動きが出てきます。そして、助けてくれそうな人で、共有できそうな人ができたら、その人とコミュニケーションを増やしていけたらいいと思います。

「良いコミュニケーションのポイントは何でしょう?」

コミュニケーションは良くも悪くも作用するので、自分が主導権を取った上でコミュニケーションを取れば基本的にはプラスに回ると思います。周りの人に「これをしなさい」などと主導権を取られているから、おかしな事になってしまうのです。

自分はこれをしたいというのが先にあって、コミュニケーションを取るのが大事なポイントかなと思います。

自分がどういう風に生きていたいのかを、今の環境とは切り離して考えてみることです。今お金があるとかないとかは置いておいて、理想的だったらこうだというのを持って、まずそこから立ち返って世の中を見るようにすれば変わります。

うつや悩みは、そちらにフォーカスされがちですが、幸せになっていないからそれになっているだけなのです。どんな幸せになれば、うつや悩みが消えるかというところが大事なのだと思います。どんな幸せがないから、今こうなってしまっているのかを考えて欲しいと思います。

「先生のエネルギー源は何でしょう?」

1つは、喜んでもらえることです。個人セッションをしていて、クライアントさんの人生が明らかに変わっていって喜んでくれることが一番の喜びなのです。

それから最近セラピストを育てていて思うのは、セラピストもそのクライアントさんを元気に出来たことで輝く訳です。そうすると一人のクライアントさんが元気になると、教え子とクライアントさんとが喜ぶので私は二重に嬉しいし、広がっていくことがエネルギー源になっています。

あと個人的には二歳半の娘がいるので、それが個人的な幸福感を強く感じさせてくれます。

「セラピストやカウンセラーはまず自分の問題を解決しないといけない」と信じている方が多いように思います。8年の闘病で大御所といわれる方にも会ってきましたが、自分の問題が解決されている人にあったことがありません。

完全に解決するより大事なのは「セラピストやカウンセラー自身が幸せである」ということだと思います。問題があるのは人である所以です。お手本になるほど幸せということが大事だと思います。
娘は私にそれをくれます。娘だけではないですが(笑)。

「読者の方へのメッセージはありますか?」

「頭の中も世の中も垣根のない状態」を私は望んでいます。

色々な人と繋がり合えれば一番良いと思っているのです。悩んでいる方とか悩んでいない方とかセラピストとか関係なく、人が絡むことに意味があると思うのです。

何のテーマも持っていない方でもいいですし、何かの相談でもいいので、とにかく私や私の会社に絡んでくださいと、色々な方に言いたいのです。どんな接点でもいいのです。イベントでもいいですし、何でもいいのです。

どんな方でも長所はありますし、30歳の方なら30年分の経験があるので、それを活かして欲しいですね。幸いうちにはセラピストがたくさんいるので、話していれば、全部役に立つという話になっていくので、その方のその部分が輝けば一番いいのかなと思っています。

<編集後記>

今回インタビューがおこなわれたのは、新宿御苑のすぐそばにある
明るく開放的な、椎名先生のオフィスでした。

NLPとうつの組み合わせに、興味津々で臨んだのですが、
とても深いお話が聞けたように思います。

「頭の中も世の中も垣根のない状態」と仰られていたのが、
椎名先生のとてもフレンドリーな雰囲気とともに、強く印象に残っています。

椎名 雄一(しいな ゆういち)  椎名ストレスケア研究所株式会社 代表取締役社長

■椎名雄一■

幸せ案内人としての私のミッションは
自分自身が幸せであり続けること。そして、多くの人と分かち合えること。
私だけの力ではできないこのミッションを大勢の幸せな人たちで作り上げること。
ご賛同いただける方はぜひお力をお貸しください!

●プロフィール
1973年 千葉県四街道市生まれ
1992年 千葉大学工学部入学
1994年 うつ病の兆候があらわれ動けない日が続く
1996年 DDI(第二電電梶E現KDDI)入社
1998年 休職状態が続く中で猛烈な不安に襲われ自殺未遂
2004年 NLPをベースにした独自のセラピースタイルを確立
2008年 日本NLP協会株式会社(現・椎名ストレスケア研究所)設立
現在、セラピーの普及やセラピストの育成に力を入れている。

<セラピーサービス>
完全予約制(90分) 予約随時 support@jnlpa.jp まで

<NLPセラピスト認定コース>
●お盆休みに一挙に習得したい5日間連続コース
第7期 8月10日、11日、12日、13日、14日(各日10時〜18時)
お問い合わせ info@jnlpa.jp まで

●平日日中にゆっくりと通いたい方の10日間コース
第8期 8月20日、27日、
    9月 3日、10日、17日、24日、
   10月 1日、 8日、15日、22日(各日17時〜20時)
お問い合わせ info@jnlpa.jp まで

 
<椎名雄一先生のHP>
【NLPセラピーサービス】
<椎名雄一先生のメールマガジン>
【うつ病の症状を克服する1000のプロの技】

インタビュアー:カク タカユキ

カク タカユキ

若さと癒しの請負人

趣味:水泳・カラオケ(好きな楽曲)哀愁のカサブランカ・夜桜お七

国際シデスコ認定エステティシャン
日本エステティック協会正会員

HP:エステ&セラピー「サン・リバー」

インタビュアー:下平沙千代

下平沙千代

ワクワクセラピー☆ソースで、一緒にワクワクしましょう!
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ワクワクセラピー ソーストレーナー、NLPセラピスト
レイキヒーラー、導引養生功指導員、成年後見人講座受講中
トラベルヘルパー、ホームヘルパー2級、女性タクシードライバー
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』

インタビュアー:竹沢央保

竹沢央保

「思込解放カウンセラー」 または 「成幸の伝道師」
メールとスカイプを使ったカウンセリングをしています。
優しさと強さを兼ね備え、自分自身が幸せに生きることで、その波動で周りの
人も幸せにしていくという「上善は水の如し」的な生き方を目指しています。

趣味:音楽・映画鑑賞、ギター、読書、車、旅行
やってみたいこと:世界一周旅行
最近の興味:仏語、伊語、シャンソン・カンツォーネを歌うこと。
HP:メンタルサポートNow and then

インタビュアー:小野裕美子

小野裕美子

  『 Happy コンシェルジュ 』

あなたを、そして、あなたの大切な方を Happy! に します。

ブログ: ただいま、準備中!

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント
 

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