第30回目(2/4) 岡田 法悦 先生 ゲシュタルト・インスティテュート

自分の感情が分からなかった『私自身』が変わっていった

今日は岡田法悦先生のインタビューの2回目です。
「いかがわしい仕事」から始まったというゲシュタルトとの出会い・・・。
行った瞬間から「オ〜、スゲェ〜〜」と感じ、
「私の行く道はここしかない!」と確信された岡田さん。
第2回の今日は、その出会いの辺りからまた伺ってまいりたいと思います。

インタビュー写真

「それがゲシュタルト療法との出会いだったのですね」

そうですね。ワークをやりながらも前から感じていたのは「自分の感情が見えてこない」というところだったんですよ。たぶん高校生くらいの頃からその辺には気付いていて、それで心理学の本を読み漁ってたと思うんですけどね。

その頃、自分の感情・・・自分は嬉しいのか悲しいのか楽しいのか、よくわからなかったんですよ。

そんな人間だったんで、その部分が常にテーマとなっていて、そしてまさにゲシュタルトのワークというのは、それこそ感情のところにずっと触れ続けるということをやるんですよね。

自分にないものをここでやっている・・・。
そういうのが凄くインパクトがあって、ドカ〜〜〜ンみたいな感じでした(笑)。

ある日ワークの中で「自分のことを絵に描く」っていうことをしましてね。
まず頭を丸で描いて、そして胴体を描いて。それが、頭と胴体がつながっていないんですよ。ずっとつながってない自分を感じてきてたんだなぁって。

かなり貪欲にワークをず〜っとやり続けて、その辺がつながってくるという実感が自分の中に持てたんですよね。それが、「ゲシュタルト凄いな」って思った理由かもしれませんね。やってみたら自分の中もつながってきたぞ、みたいなね。

「ゲシュタルトは素晴らしいと、ご自身が実感されたのですね」

そうですね。その後、ポーラがアメリカに帰って集中講座みたいなものをやると誘ってくれたので、全部で10日間くらいの集中講座を受けに行って来たんです。
その時のワークショップが非常にインパクトが強くて。

ひとつのグループにセラピストが3人付いてワークをやるんですけれど、常に2人が常駐してて、その3人が入れ替わり立ち替わりでず〜っと関わるんですね。

そこで起きる「ドラマチックな展開」。本当にいろいろなことが起きるんですよ。
ある日のワークショップで、私は自分が言葉を話せる前に起きたある出来事を思い出したんです。

夕方に、昼寝をしていて目が覚めて辺りが暗くなっていると、ものすごく大きな恐怖感を感じる、そういう体験をずっと繰り返していたのですね。

「それは幼い頃のことですか?」

いえ、幼い時ではなくてずっと後になってもです、大人になって。
ちょっとウトウトして、目が覚めた時に辺りが薄暗くなっているとね、身体中がぞぉ〜〜〜っとするみたいな恐怖感があって。それがずっと気になっていたので、敢えてそれをワークでやってみたんです。

そのワークの中でパッと出てきたシーンが、狭い畳の部屋で寝ているんですね。寝ていてものすごく高いところに窓があって、それで目が覚めた時に、そばに誰もいないんです。

誰もいないのでそれが不安で不安でね、大泣きしている自分が見えて来て、実際ワークをやりながら自分もその時の感情になって号泣して。

要するに赤ん坊の時に、昼寝をして目が覚めたときに誰もいなくて、泣いたり叫んだりしたんだけど、誰も来てくれなくて、それが恐怖感としてどこかにしっかりプリントされていたのですね。

そのワークの後、昼寝した後に目が覚めて辺りが薄暗くても大丈夫になったんですよ。

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「1回のワークで解消したのですか?」

そうですね、それに関しては1回のワークで解消しました。
そういう積み重ねで、「ゲシュタルトは凄い凄い凄い!」って確信したのです。

アメリカでやった時に付いたセラピストのうちのひとりはポーラだったんですが、あとのふたりも一緒に、3人全部を日本に呼びたいなと思ったんですよ。
申し入れて半年後くらいに一生懸命お客さん集めてワークショップをやりました。

37〜38歳の時ですね。今から21年くらい前です。その後も、ずっとポーラの側で通訳をしていたので、その通訳を通じて本当に生のゲシュタルトを学んだって言いますかね。

あの体験で、ファシリテーターというのはこういうものだってことを、頭ではなく身体で覚えたんです。
これが私のゲシュタルトの仕事のスタートです。

「その後のお仕事のひろがりを教えてください」

その後、ポーラと離れて自分でワークショップを開催したりしたんですけれど、参加してくれる人を集めるのが大変で。その頃も英語と作文教室を続けていたので、それで何とか生活していけるという状態でした。

でもワークショップはやりたい、ゲシュタルトを広めたいという気持ちに変わりはなかったんです。

だけどお客さんが集まらない・・・。自分ひとりの力に限界を感じていた。
ちょうどその頃、日本産業カウンセラー協会というものの存在を知ったんです。
協会に入れば会員もたくさんいるだろうし、参加してくれる人も集まるかもしれない、とね。

それで、養成講座を受けて試験を受けて、講座や運営のお手伝いをしたりして、ゲシュタルトを割り込ませようと狙っていたんです。
そうしたらしばらくして、やってくれないかと言われたんです。

「協会からですか?」

協会からではなく、協会のある先生からだったんですが、10回のコースの中の1回をやってくれないかと。
初めて公にやったわけです。

次の年は、ゲシュタルトの10回コースをやってくれと言われました。
「やったね!」って思いましたよ。

最初の1回コースに来てくれた人たちが、10回コースに何人も何人も来てくれて・・・。もっと勉強したいっていうんです。次のコースがほしいと。

そして2000年、そんな風に集まったのが、このGA(ゲシュタルト・アソシエイツ)なんです。

「今までやってこられて特に印象に残った事例を聞かせていただけますか?」


ゲシュタルトのワークって、劇的なものが結構たくさんあるんですよ。

ある若い男性ですがメンタルな不調で休職中だったんですが、その休職中にこられましてね。ワークに入ると身体中の筋肉が異様に固まってガチガチになってしまうんです。本当に苦しそうで、実際大変苦しいらしいんです。

GAで開催する合宿に参加された時のことです。
ゲシュタルトではもともと、自分の身体や心の状態がどんな状態であれ、不安であれ、何であってもそれをしっかり感じ続けるところを大切にしているわけです。

なので、そういう身体の状態も、ずっとそれを感じ続けるということをやるわけです。その男性はワーク中、おかしな形で身体が固まってしまって、息もしていないんじゃないかというくらいの状態だったんです。

私が言った事と言えば「息をして」「声を出して」。これを2時間くらい続けていたんです。傍から見たら「お産だね」なんて感じです。タイミングを見計らって、こちらから「今日はこのくらいまでにしておこうか」と言った時、私も彼も涙で・・・。

そういった体験を繰り返して、だんだんとその症状がなくなっていったんです。
今は復職されて忙しくしていらっしゃるようです。GAで出逢った方と結婚もされて、ファシリテーターを目指してがんばっています。それくらい良くなられたんです。

あと、これは個人カウンセリングなんですが、お医者様だったんですが2週間に一回、大分から飛行機で通われている方がいました。ワークを始めると、幼児体験を思い出されてすごく苦しまれるんですね。

ワークすることによって、子どもの頃にいろんな目にあった体験に戻っていくわけです。クライアントがそういう状況で、その傍らにただ寄り添っているだけでも部屋が真っ暗になるような感覚で、すごく苦しむ。だけどずっと一緒に寄り添って、それを何回も何回もやって・・・。

ある時、彼が空中に浮かぶ、あるいは水に浮かんでいるイメージが浮かんできて、私も一緒に水にぷかぷか浮かんでいるような気分になって。そして今までにないような別の光がぱぁ〜〜〜っと見えて来て。その光に包まれているような感覚を、彼が体験したんです。

それを境に、いろいろなものが外されていった感じでね。
「自分のこれからの生き方を見つけた」と、お手紙をいただいた時は、とても嬉しかったですね。

                 

(次回につづく・・)


ゲシュタルトのワークで起きるさまざまなドラマを伺った第2回。
岡田さんの「あるがままをそのまま受けとめる」という姿勢そのものが、
ゲシュタルトなのだと感じました。
次回は、これまでの苦労話などから伺ってまいりたいと思います。

岡田 法悦(おかだ のりよし)  ゲシュタルト・インスティテュート椛纒\取締役
                    ゲシュタルト・アソシエイツ顧問
       (社)日本産業カウンセラー協会認定シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

■ ゲシュタルト・セラピーとは…

ゲシュタルト・セラピー(ゲシュタルト療法)は、心理療法(カウンセリング)の一手法です。
1950年代に、ドイツ生まれの心理療法家、パールズ夫妻らによって開発されました。
この療法は、ゲシュタルト心理学、精神分析、実存主義・現象学を基礎に、 禅などの東洋思想や演劇などの影響を受けた、体験的・実験的・実存的な方法です。

 その特徴は、
 ◆ 「今・ここ」で自分の中に起きていることに気づき、体験する
 ◆ 言葉だけでなく「身体の声を聴く」
 ◆ ファシリテーターはワークをする人に「半歩下がって寄り添い」ながら、
   時に応じて「創造的な提案」をする                         などです。


■ コース・メニュー

 ・ゲシュタルト・セラピー集中特訓コース
 ・紹介トライアル
 ・入門1日コース
 ・体験コース
 ・集中特訓コース

<岡田法悦先生のHP>
ゲシュタルト・セラピー
<みなとみらい「心の研究所」HP>
Sea&Sky Counseling Institute−心の研究所−
<岡田法悦先生の著書>
cover

実践受容的な<Qシュタルトセラピー

インタビュアー:カク タカユキ

カク タカユキ

若さと癒しの請負人

趣味:水泳・カラオケ(好きな楽曲)哀愁のカサブランカ・夜桜お七

国際シデスコ認定エステティシャン
日本エステティック協会正会員

HP:エステ&セラピー「サン・リバー」

インタビュアー:下平沙千代

下平沙千代

ワクワクセラピー☆ソースで、一緒にワクワクしましょう!
日本一やさしい介護タクシー開業準備中です。賛助会員募集中!

ワクワクセラピー ソーストレーナー、NLPセラピスト
レイキヒーラー、導引養生功指導員、成年後見人講座受講中
トラベルヘルパー、ホームヘルパー2級、女性タクシードライバー
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』

インタビュアー:竹沢央保

竹沢央保

「思込解放カウンセラー」 または 「成幸の伝道師」
メールとスカイプを使ったカウンセリングをしています。
優しさと強さを兼ね備え、自分自身が幸せに生きることで、その波動で周りの
人も幸せにしていくという「上善は水の如し」的な生き方を目指しています。

趣味:音楽・映画鑑賞、ギター、読書、車、旅行
やってみたいこと:世界一周旅行
最近の興味:仏語、伊語、シャンソン・カンツォーネを歌うこと。
HP:メンタルサポートNow and then

インタビュアー:山志多みずゑ

山志多みずゑ

「家庭をもっとラブラブにしよう!」をスローガンに
東京を中心に活動する ラテン系メンタルセラピストです。
あなたにしか出来ない/あなたにしか叶えられない/あなただから輝かせる
あなたの中にある「ワクワクの源泉」を見つけに行くナビとして
ソースワークショップを開催しています。
趣味:神輿、和服で外出
必ず叶える夢:イタリア移住 住む場所も決定済み(南イタリア ポジターノ)
最近興味を持っていること:「気」の奥深さについて
HP:Mental Therapy SWITCH

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント
 

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