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メンタルビジネスへのご招待(インタビュー)

メンタルビジネスの最前線で活躍されている各分野の第一人者の生の声を皆様にお届けします。




第30回目(1/4) 岡田 法悦 先生 ゲシュタルト・インスティテュート

2009年 03月 7日

ゲシュタルト・セラピー! 私の行く道はここしかない!



←前回号「「人生の設計図」を描くお手伝いをするカウンセラーでありたい」



今回のインタビューは、『実践“受容的な”ゲシュタルト・セラピー』を出版され、
ワークにセミナーにと大活躍中の、ゲシュタルト療法の第一人者、岡田法悦先生です。

さまざまな心理療法がありますが、ゲシュタルト療法という手法は、「今・ここ」にあることを、
純粋に、そしてありのままに気づき、体験することからの癒しを目的とした方法です。

皆さまも、フレデリック・S・パールズの「ゲシュタルトの祈り」をお聞きになったり、目にされたり
したことがあるかと思います。

「私は私のことをする、あなたはあなたのことをする
 私はあなたの期待に沿うためにこの世にいるのではない
 あなたは私の期待に沿うためにこの世にいるのではない
 あなたはあなた、私は私
 それでもしお互いが出会うなら、すばらしい
 もし出会えないなら、しかたない」           (岡田法悦・訳)

今回のインタビューで岡田先生が、この言葉の真髄を存分にお話くださっていますので、
どうぞじっくりとお読みください。



インタビュー写真


「先生は小さい頃はどんなお子さんでしたか?」

「先生」っての、なしにしませんか。ゲシュタルトに「先生」は、なじまないんですね。

子どもの頃はとてもおとなしく、教室でも手を上げるタイプではなく、いるのかいないのかわからないタイプ、そんな感じだったと思うんです。恥ずかしがり屋でしたし、自己表現もしない子どもでした。


「大学は理工学部に進まれたそうですが、どういう分野だったのですか?」

管理工学という・・・実は全然わかってないんですよ。
入ったのはいいんですが、やっている内容が確率・統計の世界で、まったく訳がわからない。結局、大学3年が終わって4年になる前に学校辞めちゃったんですよ。

4年生になって今で言うところの「就活」、あれをやるのがイヤだったんです。
それで日本にいたくなくて、ヨーロッパで1年くらいブラブラしてこようかな、なんて感じで、イギリスに行ったんです。

1972年の2月29日に旅立ったんですが、その前日に浅間山荘事件がありましてね。旅立つ前に銀座辺りでテレビのたくさんあるところをウロウロしていたら、そのニュースをやっていましてね。だから浅間山荘事件はよく覚えているんです。


「そして、日本を発たれてイギリスに?」

イギリスの語学学校に3ヶ月ほどいる手続きをして、まず、横浜から船でロシアに行ったんです。ロシアのナホトカまで行って、そこからハバロフスクまで1日かけて電車で行って。さらに飛行機でモスクワに行って、モスクワからウィーンまで汽車で3日くらい掛けて行って・・・。そんな旅を1ヶ月くらい続けました。

イギリスに着いて、手続きは3ヶ月でしたが3ヶ月じゃすまなくなって、気がついたらズルズルと3年経っていました。語学学校に行っていたのは、最初のうちだけで、あとはさぼり続けて皿洗いのバイトばかりしていました。


「心理学に向かわれた経緯をお聞かせください」

心理学に向かうもともとのキッカケは、実は中学時代に遡るんですよ。
中学のころ催眠の本とか読んで「わぁ〜〜」とか思ってね。

これは面白いと思って友達に試したら、かかっちゃったんですよ、催眠(笑)。
「おまえは犬だ」とか言ったら「ワン!」とか言っちゃってね。
それ系の本もけっこう読んでいましたから、興味はあったんですよ。

それから精神分析だとかいろいろな本、そう、ユングの本をたくさん読んでいました。ユングの本を1〜2冊読んだあたりでイギリスに行って、あっちで本格的に読み始めたんです。面白くて面白くて・・・。

ユングの本を読んで、宗教ってものにすごく興味を持ちましてね。 私、全然無宗教の人なんですけど、そういうものを勉強したい気持ちにかられたんです。

それで日本に帰ってきた時に本屋さんに行って調べたら、河合隼雄っていう人が書いた本ばかり並んでいたんで「この人に聞いてみるしかない」という感じで、直接お手紙を書いたんです。「宗教のことを勉強したいんだけれど」ってね。

そうしたら、しばらくしてちゃんと返事が来たんですよ!
達筆すぎというか…読みにくい字(笑)だったので、やっとの思いで判読したところ、どうやら「横浜国大に小川捷之先生という方がいるのでそこに行ってみろ」、と読めたわけです。

その小川先生が自分の研究所を持っていらして、大森だったと思いますけれど、「じゃあ、しばらくここに入り浸っていなさい」とおっしゃってくださったんです。


インタビュー写真




「研究所に通われたのですか?」

ええ、ただ「行ってただけ」ですけれど。

で、ユング派のカウンセラーっていうのは「クライアントの話を、パイプの掃除をしながら聞く」っていうのをユングの本で読んで「へぇ〜〜」なんて思っていたんですけど、その小川先生も本当にパイプの掃除をしながら話を聞くんですよ。

私は最初、相談室みたいなところに通されたんですけど、本当にパイプ掃除しながら、私の話を聞いてくれてて「わぁ〜本に書いてあった通りだ、面白い〜」なんて思って。それが凄く印象に残っていますね・・・。

そこでしばらく入り浸らせてもらって、いろいろなことを間近で見て。
小川先生が「今度こういう本を訳したいんだ」なんて言うのを聞くと「じゃ、下訳でもやらせてください」みたいな感じでね。コツコツそんなことをやっていました。

ユング派の先生方がいっぱい集まる会合のお手伝いなどもしました。
河合隼雄さんや秋山さと子さん、そういう凄い人達が集まっていて、そこに関われたというのが、当時の私にとってはとても嬉しいことで、刺激になりましたね。


「その時の身分は学生でもなくて?」

ええ学生でも何でもないです、ただの人です(笑)。
そこに入り浸っていた期間は1〜2ヶ月くらいのもので、何もしていないのはまずいので、就職しなきゃということで、一応イギリスに行って来たので、英語学校の先生を1年ほどやりました。

だけどこれが面白くない。何が面白くなかったかというと、その・・・人に使われているというのが、とても面白くないんですよ(笑)。自分は人に使われたくないんだなとすごくよくわかりました。

じゃあどうすればいいかと考えて、自分で教室開こうってことで、近所の子どもたちを集めて英語を教え始めたんです。


「英語の先生ですか。それが何歳頃ですか?」

26歳〜27歳くらいの頃ですね。生徒は、小学生から中学・高校生。大人もいましたね。トータル10年くらいやってたんですけどね、5年くらいたった頃、かなりショッキングな事件がありましてね。


「どんなことがあったんですか?」

小学生に英語を教えていた時ね、質問をして「考えてごらん」って言ったら、ある小学生がこう言ったんですよ。

「教えてくれよ、教えるのが先生の仕事だろ」ってね。
「考えてごらん」って言ったのにそんな風に言われちゃって、「何じゃこりゃ」みたいな感じで、凄くショックだったんです。

子どもたちが「考える」ということをするための何かをしなきゃって、そう思ってね。英語も教えながら、作文教室っていうのをやり始めたんです。

文章を書くということで子どもたちに「考える」ということをしてもらう。これが結構面白くて、フランチャイズ化して、いくつか教室を持ったんですよ。

何箇所か開いてもらって、その頃は結構たくさん子どもたちがいましたよ。

小学生新聞っていうのが朝日とか毎日とかから出ていて、そこに書いた作文を投稿するわけです。そうすると、それが結構掲載されたりするんですよ。それがまた、子どもたちの励みになったりしてね。遠足行ったり、合宿みたいなことをやったりとかね。楽しかったですねぇ。

それが、34〜35歳くらいの時に、イギリスで知り合った友達から「仕事をやらないか?」っていう話が舞いこんできましてね。それが、今考えると結構いかがわしい仕事だったんですよ。


「どんなお仕事だったのですか?」

それがね、ちょうど「自己啓発セミナー」が盛んになり始めた頃だったんですよ。

そのイギリスで知り合った友達が、アメリカのある留学組織に関わる仕事をしていたんですが、その組織のボスが自分で「自己啓発セミナー」を作ったって言うんですよ。それで、お前は日本でその自己啓発セミナーをやれと。

そういうのはやりたくないって断っていたんですけれど、すごくしつこく言われて。
せめて翻訳だけでもいいからやってくれと言われて、仕方なくその自己啓発セミナーのプログラムを全部翻訳したんですよ。

ところが翻訳し終わっても、やる人がいないと言うので、やっぱりお前やれってことになってしまって、それでやり始めちゃったんですね。4日間くらいのプログラムになっていて、いくつかの段階を経て、最終的にはお客さんがお客さんを呼んで来るみたいなプログラムで・・・。

でも、もともとそういうのが好きじゃなくてやっていたし、押し付けるのは嫌だなぁと思っているから、それがたぶん伝わっちゃって(笑)、全然お客さんが集まらないんですよ。お客さんがあんまり来なくて、それで結局潰れちゃったんです。

でも、その仕事をかじったお陰で、人の心のことをやるからには勉強しておかないとまずいという気持ちになって、TA、つまり交流分析の本を読んだりしたんです。

これがまたかなり面白くてですね、TAのある先生のところに、また直接「勉強したい」って申し入れたんです。


「今度はTAに向かわれたのですね?」

ええ、直接電話をして「勉強したいんです」って、そうしたら「じゃあおいで」みたいな感じになって、すぐにお邪魔して話を聞いてもらったんです。
その先生はパイプの掃除はしてなかったですけどね(笑)。

勉強会があるっていうので、月1回くらいの勉強会にずっと参加してですね、その後、かなりレベルの高い人達が集まる研究会みたいなのもあるって言うんで、そこにも入り浸っていましたね。

TAにも、「TAナントカ」という感じで4つの流派みたいなものがありまして、その中に「TAゲシュタルト」、またの名を再決断療法というのがあるんですけれども、その先生が「TAゲシュタルト」の先生だったわけです。

TAの下についている「ゲシュタルトって何なのだろう」ってことで、ちょうどポーラ・バトムという女性が日本で「ゲシュタルト」のワークショップをやっているというので参加してみたんです。そうしたら、これがもう面白くて面白くて!

週1回のワークショップで、3ヶ月くらい通ったんですけれど、ポーラのほんの小さなひとことひとことで、クライアントの気づきがどんどん深まっていく・・・。
行った瞬間からもう毎回「オ〜、スゲェ〜〜」とか思ってね。

「私の行く道はここしかない!」って、はっきり確信したんです。


                 (次回につづく・・)


岡田先生がゲシュタルトに出会うまでを振り返っていただいた今日の第1回。
次回は、その「ゲシュタルトとの出会い」からお話をお聞きしたいと思います。






次回号「自分の感情が分からなかった『私自身』が変わっていった」→

←前回号「「人生の設計図」を描くお手伝いをするカウンセラーでありたい」


インタビューTOP(目次)




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岡田 法悦(おかだ のりよし)  ゲシュタルト・インスティテュート椛纒\取締役
                    ゲシュタルト・アソシエイツ顧問
       (社)日本産業カウンセラー協会認定シニア産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

■ ゲシュタルト・セラピーとは…

ゲシュタルト・セラピー(ゲシュタルト療法)は、心理療法(カウンセリング)の一手法です。
1950年代に、ドイツ生まれの心理療法家、パールズ夫妻らによって開発されました。
この療法は、ゲシュタルト心理学、精神分析、実存主義・現象学を基礎に、 禅などの東洋思想や演劇などの影響を受けた、体験的・実験的・実存的な方法です。

 その特徴は、
 ◆ 「今・ここ」で自分の中に起きていることに気づき、体験する
 ◆ 言葉だけでなく「身体の声を聴く」
 ◆ ファシリテーターはワークをする人に「半歩下がって寄り添い」ながら、
   時に応じて「創造的な提案」をする                         などです。


■ コース・メニュー

 ・ゲシュタルト・セラピー集中特訓コース
 ・紹介トライアル
 ・入門1日コース
 ・体験コース
 ・集中特訓コース

<岡田法悦先生のHP>
ゲシュタルト・セラピー

<みなとみらい「心の研究所」HP>
Sea&Sky Counseling Institute−心の研究所−


<岡田法悦先生の著書>

cover
実践受容的な<Qシュタルトセラピー








インタビュアー:カク タカユキ

カク タカユキ 若さと癒しの請負人

趣味:水泳・カラオケ(好きな楽曲)哀愁のカサブランカ・夜桜お七

国際シデスコ認定エステティシャン
日本エステティック協会正会員

HP:エステ&セラピー「サン・リバー」



インタビュアー:下平沙千代

下平沙千代    ワクワクセラピーで、好きなことを話しているうちに、希望が湧き上がり、
レイキでもっと元気になって、ショッピングや旅行にも行きたくなっちゃうような、
日本一やさしいワクワク介護タクシー開業準備中です。賛助会員募集中!

ワクワクセラピー ソーストレーナー、レイキヒーラー、導引養生功指導員、
ホームヘルパー2級、普通二種&大型一種免許取得
斉藤一人さんの全日本バンザイ連盟正会員
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』



インタビュアー:竹沢央保
竹沢央保
「思込解放カウンセラー」 または 「成幸の伝道師」
メールとスカイプを使ったカウンセリングをしています。
優しさと強さを兼ね備え、自分自身が幸せに生きることで、その波動で周りの
人も幸せにしていくという「上善は水の如し」的な生き方を目指しています。

趣味:音楽・映画鑑賞、ギター、読書、車、旅行
やってみたいこと:世界一周旅行
最近の興味:仏語、伊語、シャンソン・カンツォーネを歌うこと。
HP:メンタルサポートNow and then


インタビュアー:山志多みずゑ
山志多みずゑ
「家庭をもっとラブラブにしよう!」をスローガンに
東京を中心に活動する ラテン系メンタルセラピストです。
あなたにしか出来ない/あなたにしか叶えられない/あなただから輝かせる
あなたの中にある「ワクワクの源泉」を見つけに行くナビとして
ソースワークショップを開催しています。
趣味:神輿、和服で外出
必ず叶える夢:イタリア移住 住む場所も決定済み(南イタリア ポジターノ)
最近興味を持っていること:「気」の奥深さについて
HP:Mental Therapy SWITCH


インタビュアー:脇坂奈央子 (メンタルサービス研究所 所長)
脇坂奈央子
『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法★セラピールーム ラポール
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