第28回目(1/4) 心屋 仁之助 先生  セラピスト

独立する前に、お客さんを集める自信を作る

今回のインタビューは、セラピストの心屋仁之助(こころやじんのすけ)先生です。

心理療法とNLPを取り入れた独自の手法で活躍していらっしゃる心屋先生は京都在住です。
京都や東京などで個人セッションや講座を開講し、柔らかい関西弁で語られるお話やそのお人柄でファンも多い先生です。

2008年7月に出版された本『性格は捨てられる』(中経出版)も好評で、今年も何冊か出版の予定がおありとのこと。

一般企業人から心の世界を目指した経緯、独立してから数年でセッションの予約もすぐに一杯になるセラピストとしての地位を築かれた秘訣、独自の手法、今後の展開などについて伺ってみました。

インタビュー写真

「子どもの頃はどんなお子さんだったのですか?」

目立ちたがりなのに恥ずかしがりで、そのまま大きくなりました。
子どもの頃は学校の先生になりたかったんです。昔から、何か人に教えるのが好きだったのかもしれません。

あとは観光バスの運転手。何でかというと、いろんな所に行けるから(笑)。学生の頃は旅行の添乗員のアルバイトをやっていました。全国47都道府県にはみんな行っています。

前に勤めていた会社も佐川急便で、色んなところに行きました。今の仕事をやっていると、好きな所に行けるし、心理学を教えるようなこともしている。だから、子どもの頃にやりたかったことは、気がつけば、全部実現した感覚はありますね。

「大学を出てから、すぐに佐川急便に勤めたのですか?」

佐川急便という会社は基本的に新卒は取らない会社だったのです。当時、僕は大阪の大学に行っていて、大阪の佐川急便で初めて新卒を採ろうとした年に新卒で入社しました。

和民の社長さんなどのように、他の事をするためにお金を稼ぐ目的で入社したのではなく、幹部候補生といううたい文句に踊らされて入社したんです(笑)。

実際、その年に入社したメンバーが何人か本社の管理職になっていますから、会社の狙いとしては正解だったのでしょう。

「佐川急便さんというと、お仕事がけっこうハードではないですか?」

人間って慣れるもので、何とでもなります。 ただ、当時は面白いことに大学を出ていることがコンプレックスになっていました。

周囲の人たちから、「大学出とると思って偉そうにしたらあかんぞ」って言われるわけです(笑)。

すごい体育会系の会社で、朝6時から夜の10時11時まで仕事をしていました。ある程度の年数になれば部下もできます。僕は割と厳しいタイプの上司だったので、要は人のアラ探しをしていました。

そして、仕事のモードを、そのまま家に持ち込んだのです。家に帰ったら、嫁さんや子どもが“部下”に見えてくるんですね。

「ご家族が“部下”になってしまった?」

家に帰っても、家族のアラが見えるわけです。「勉強してない」「クラブ活動を真面目にやっていない」「家事がまずい」とか、言い出したらキリがないことを指摘しては改善させようと、完璧を求めていました。

そうしているうちに家族がプレッシャーに負けて、沈んでしまった。僕はその時、「できないこいつらが悪い」と思っていたんです。そういうヒドイ奴だったんです。

「何でできへんのや」と怒り続けていた。例えば、僕が妻を厳しく追及する、子どもを厳しく指摘する、そしたら妻は子どもに厳しくされたら困るから、僕に文句を言われないように、事前に子どもに厳しく指摘するんですね。

両親からたたかれる子どもは逃げ場がなくなり、他の子をたたく。それは地域の問題にまでなってしまったのですが、僕の目線では「何でおまえそんなことするんや」としか思わない。自分の周りが問題だらけになっているわけです。

「そこから抜け出すきっかけは何だったのですか?」

「何とかせんといかん」と一生懸命でした。そんな時に神田昌典さんの『成功者の告白』という本をたまたま買ったんです。東京に単身赴任中で電車の中で読みました。

「え? もしかして今目の前で起きている子どもや嫁さんの問題っていうのは、自分が原因なのか?!」すごく、びっくりしました。「ということは、僕が全部悪かったんや!」って、その時初めて気がついて、心の世界にぽんと入ったのです。

そこから 自己啓発系の本を読み始めたんです。読み始めた時に、たまたま当たったのが斎藤一人さんで。

斎藤一人さんのファンが集まる砂町銀座の「ツイてる神社」に、これまたたまたま遊びにいったら、斎藤一人さんがそこに現れた。それで、3時間くらいお話する機会を得て、お話を聞いているうちに、自分の形が変わってきたのですね。

インタビュー写真


「本格的に心理療法をやっていこうと思われたきっかけは何ですか?」

自分が変わっていき、さらに心理療法というものに出会って勉強してみたら、本当に面白かったんです。

ちょうどその頃、会社で僕の仕事がちょっと干された状態にあって(笑)、会社に行って朝から晩まで、心関係の本を読んだり、インターネットで調べたりする時間が山ほどあったわけです。

他にも、セミナーに参加したり、大きな声では言えないけれど心理療法のメルマガやブログを書いたり(笑)。一生懸命に自己投資しているうちに「ああ、こっちの世界(心の世界)は面白いなあ。こんなこと(会社の仕事)やっている場合じゃない(笑)」と会社を辞めてしまったんです。

「心理療法を広める方が絶対に面白い」「おお、これやったんや!」と、何十年の謎が解けた感じでした。

「独立する時に役に立ったスキルなどはありますか?」

面白いことに、佐川急便の本社の営業企画部門にいたので、仕事はもちろん個人的にも自分のスキルを上げようと思ってたまたまマーケティングを勉強していたんです。

マーケティングは“いかにしてお客さんを集めるか” “いかにして沢山の人に知ってもらうか”ということですから、勉強したことが偶然にもすべて100%役に立っています。

マーケティングを学んでいなかったとしたら、お客さんを集められないので、今の僕はたぶんいないでしょう。

会社にいる間に、マーケティングをやって、メルマガを書いたり、いろいろな実験や失敗を繰り返した上で、独立してやっていけるという自信を作ったのです。

独立する前に、いったん何かの形で自信を作った方がいい。セラピーの自信というよりも、お客さんを集める自信を作った方がいいとその時に強く思いました。

また、社内の教育部門にも所属していましたので、社内でセミナー講師をやったり、教育マニュアル作りなどもやっていたので、それらもすべて今の仕事の役に立っていることに後で気づきました。

だから、「今(当時)の仕事を一生懸命やるっていうことは、とても大切なんだなぁ」と実感したわけです。

「実際に独立前にどのような実験をしてみたのですか?」

会社勤め時代に斉藤一人さんとの出会いがあったので、銀座まるかんの代理店を嫁さん名義でやっていました。

インターネットでの販売はできなかったので、近所にチラシをまいて宣伝するわけです。チラシをまく前に慌ててブログでホームページを作り、「注文はこちらへ」とチラシに載せて、土日ごとに一軒一軒チラシを入れていきました。

最初の土曜日で3000軒ポストに入れた。よーし、これで注文殺到!と思っていたらなんと反応はゼロ。おかしいなと思ってその次の日の日曜日も3000軒ポストに入れた。またゼロ。

すごくびっくりした。これはおかしい、でも、これが現実なんだと思って、そこでもう一度マーケティングを勉強し始めたんです。そうしたら、チラシ1万枚まいて、5件反応があったら確率が高いというデータがあることを知ったんですね。

僕の感覚ではホームページを作って、チラシをまいたらそれで商売はまわるという感覚だったんです。そこで一番大きな衝撃を受けました。お客さんってこんなに来ないんだっていうのを知った貴重な体験でした。

「そこから、どのようにお考えになったのですか?」

こんな状態では、カウンセラーとしても、銀座まるかんの代理店としても、絶対に死ぬと(笑)思いました。そこから、初めてメルマガの部数を増やす努力を始めました。努力を始めたら幸いなことに、3000、4000、5000部と、ポン、ポン、ポーンと増えたんですね。

会社を辞める時点で5000部くらいにメルマガ部数が伸びていました。僕の心理療法の先生である矢野惣一先生が、「5000部もあったら、十分食っていけますよ」とおっしゃった。よっしゃ、それならいける、と思いました(笑)。

でも、独立したら、クライアントさんが来ないんだよね(笑)。あれれれれって(笑)。初めに来ない体験ができた。

だから、その後にメルマガを増やすことにもっと力を入れたり、ホームページの検索エンジン対策をやってみたり、「商売」としての勉強をしたのです。

「心の仕事で食べていきたい人にとって、商売の勉強は大切ですか?」

何もしなくてもうまくいく人がたまにいます。でも、その人たちを見て、勘違いする人が山ほどいるんですね。自分も、ああいう風になるんだって。

何もしなくていい人たちが言うには、「たまたまホームページを始めたら、お客様が来た」と。 そういう人たちの最大のメリットは「何もしなくても、人を集められるカリスマ性」とか「特別な能力」なんですけれども、逆にそれが最大のデメリットでもある。

「何で自分がうまくいっているのか、その人たちは自分で知らない」からです。スランプが来た時に立ち直りにくい。だから、マーケティングの世界では“再現性”と言いますが、うまくいった同じことを再度作り上げられないのです。

僕のような場合は、うまくいくように考えて考えてまわしてきて、一応予定通りうまくいかしているだけなんです。仕組みとして、商売をまわしていっているんですね。

だから、これからセラピストや、カウンセラーになる人は、絶対マーケティングを勉強してほしいと思うのです。

「商売」と言うといやらしく聞こえるかもしれませんが、要は「自分の良いサービスを知ってもらう仕組みづくり」ですよね。良いものを多くの人にお知らせする能力、ですね。

「自分なりの仕組みづくりをきっちり構築する必要があるということでしょうか?」

それが一番言いたいですね。そうせずに 心の世界を学び続けている人がいっぱいいます。お金をいただくことに抵抗があるのは、自分が提供しているサービスに自信がないと思ってるということです。

セラピーの自信は後からいくらでもついてきます。セラピーの自信というのは、実際にセッションをやってみないとついてこないですよね。自分で成功と失敗の体験を積まないといけません。

だから心の仕事を目指している人がいたら、心のことを少し勉強したら、まずお客様に来ていただくために、商売を勉強した方がいいと思うんですよ。

「心の仕事をしたいという人は商売の勉強が不得意な人が多いような気がしますが?」

商売を全然勉強しないで、心の方だけ勉強し続けてしまうのには理由があるということに、最近、気がついたのです。その理由とは、商売の勉強をしようとか商売に自分が手を染めようとした時に、自分のトラウマに触れるのではないか、ということです。

自分の中に抵抗がある。商売する時にこの抵抗をはずさない限り、ずっと“心のノウハウのコレクター”になってしまう。

コレクターたちは、勉強しにいった時に、「あ、知ってる、知ってる」と言って、いつまでも飛び立てない。同じ檻の中から出られないのです。

例えばこの丸いテーブルが今いる自分の世界だとすると、その縁に鉄線が張ってあって、電流が流れていて、外の世界に出ようとして触れるとビリッとくるわけです。テーブルの上から飛び立とうと縁に行くけど、やっぱりビリッとくるので横に移動する。

これはもっと心の勉強をしないといけない、と、また何か新しいことを勉強(横移動)する。移動しても縁には電流が流れていて、また横に移動する。その繰り返しで、テーブルの上からは飛び出せない。思い切って、鉄線を超えないといけないのですね。

                

(次回につづく・・)

心屋仁之助(こころろや・じんのすけ)   セラピスト

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<心屋仁之助先生のHP>
心理学の技術を使った問題解決サポート〔心屋〕
<心屋仁之助先生のブログ>
心が 風に、なる
<心屋仁之助先生のメルマガ>
たった一言!あなたの性格は変えられる!
<心屋仁之助先生の著書>
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性格は捨てられる

インタビュアー:奥原 菜月

奥原菜月

フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」

インタビュアー:下平沙千代

下平沙千代

ワクワクセラピー☆ソースで、一緒にワクワクしましょう!
日本一やさしい介護タクシー開業準備中です。賛助会員募集中!

ワクワクセラピー ソーストレーナー、NLPセラピスト
レイキヒーラー、導引養生功指導員、成年後見人講座受講中
トラベルヘルパー、ホームヘルパー2級、女性タクシードライバー
ブログ:『幸せを運ぶワクワクセラピー ソース』

インタビュアー:笹木美子

笹木美子

「元気サプリ日本語コーチ」

外国人ビジネスパーソンに日本語を教えています。
敬語・丁寧語 面接指導、試験対策、ビジネス会話がメイン。
他に、企業向けマナー研修等セミナー講師。

コーチングやカラーセラピーで人をハッピーにしていきたいです。よろしく。
ブログ:愛☆光☆情熱 Marilynn♪<

インタビュアー:脇坂奈央子(わきさかなおこ 日本メンタルサービス研究所 所長)

脇坂奈央子

『道開きの心理士』 ……本来のあなたの道を開く、お手伝いをします。
ブライアン・ワイス博士直伝の、プロフェッショナル・ヒプノセラピスト。
前世療法・催眠療法を中心に、ニーズに応じた各種心理セラピーを施療。

心理士、認定THP心理相談員、統合心理セラピスト、心理カウンセラー、
米国NGH認定ヒプノセラピスト、認定キャリアコンサルタント、
代替療法セラピスト(レイキティーチャー)
HP:ワイス博士直伝の前世療法・催眠療法・心理療法★ラポール
発行メルマガ:こころの栄養@さぱりメント
 

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