第24回目(2/4) 安藤 房子先生 恋愛心理研究所
悩むのは3分まで
「かなりの数のご依頼がある中、しかも小さなお子さんがいらして、手もかかる時期ですよね。どうやってお時間を作っていらっしゃるのですか?」
まず、子どもが生まれる前から自宅近辺の保育園を回り、子供を受け入れてくれるところを探しました。ベビーシッターさんにもお世話になりました。
日々の仕事の中でも、自分にしかできないカウンセリングや執筆、メディア出演以外の作業は周囲の提携スタッフさんにお願いするなど、仕事も分業体制で進めています。
たとえば、ホームページの制作や事務作業、情報収集など、さまざまな仕事を周囲の方たちにお手伝いしていただくことで、仕事のクオリティとスピードを保つようにしています。
お掃除も私以外の方にできることですから、プロのハウスキーパーさんにお願いしています。基本的に買い物は宅配です。本当は、日々スーパーでゆっくり買い物をするのが大好きなのですが、我慢しています。
また、私は周囲の人たちに恵まれているため、夫や親戚の方にも本当に助けてもらっています。私が夜に仕事で外出しなければいけないときには、夫や親戚が子供と遊んでくれたりするんです。
もちろん、そんなふうに子供を預ける代わりに、それ以外の日は十分に子供とコミュニケーションがとれるよう、夕方以降は家族と一緒に過ごす時間を長くするように心がけているつもりなのですけれども。
それともうひとつ。私はときどきハウスキーパーさんにお願いしているんですけど、これはおすすめです。こんなことを言うと「お金がもったいない」と思われる方もきっといらっしゃいますよね。
でも、お金と時間どっちが大事でしょうか? ハウスキーパーさんにお願いする代わりに、今週買いたい食材をちょっと我慢したり、外食を減らしたりすればいいと思うんです。
私は、娘とゆっくり遊ぶ時間もほしいですし、仕事もしたい。だけど1日は24時間しかありません。自分がしたいことに優先順位をつけていけば、仕事と家事の両立は、それほど難しいことではないと思うのですが。
そうそう、これは余談ですが、今、娘と私の間では、一緒にお菓子を作ったりお掃除をするのが流行っているんです。
娘がやりたがるので一緒にするようになったのですが、このまま娘が「家事大好き!」な子に育ってくれれば、将来は私が楽できるかも……などと、最近では思っているところです(笑)。
「スケジュールの管理はどのようにされていますか?」
私の時間を作る秘訣は、スケジュール帖にあります。
スケジュール帖で10年後の予定を立て、5年後の予定を立て、3年後の予定を立て、1年後の予定を立て、それで1年後の予定から1ヶ月ごとに前倒しにして1週間の予定を立てます。10年後から今を見ている感じです。
時には、自分がどんなおばあちゃんになりたいかも考えるようにしています。おばあちゃんになったときにああしたい、こうしたいと考えると、10年後はどんな自分でいたいのか、5年後はどうしていたいかなど、いろいろ見えてくるんです。
もちろん、このように考えをめぐらしながらスケジュールを立てるとけっこう時間がかかりますし、立てたスケジュールを変更しなければならないときもあります。
それでも、スケジュールを立てることで、どんどん自分の目標が明確になりますし、達成しやすくもなるんです。
「10年後から考えてスケジュールを立てるという習慣はいつからですか?」
以前務めていた広告制作会社の社長がそういうやり方をする人で、社員にスケジュール帖を書かせるということを徹底させる人でした。
その会社は40人くらいの小さな会社だったんですが、私たち社員は、毎日、立てたスケジュールと実際の行動をこまかく記入し、社長室にある小さな引き出しに提出しなければいけなかったんです。
私はそれが面倒で嫌で仕方なくて「どうしてここまでしなくてはいけないの?」と思っていたくらいです。
今思えば、当時の私は時間を管理することの重要性がちっともわかっていませんでした。まだまだ甘かったのだと思います。フリーになり、忙しくなってからというもの、誰にすすめられたわけでもないのですが、再度スケジュール帳を購入し、こまかく時間管理をするようになったのです。
そういえばフリーライター時代にはさまざまな人にインタビューをしましたが、人生の成功者と言われるような方はみなさん徹底したスケジュール管理をしていましたね。
「インタビューで特に印象的だったのは、どなたの取材でしたか?」
藤原紀香さんは特に印象的でした。もともとテレビごしに見るスタイルの良さとその美しさに憧れていたのですが、実際にお目にかかると、仕事に対するプロフェッショナルぶりが素晴らしく、感銘を受けました。
取材を受けるときに自分がどの角度から写真を撮られたらきれいに見えるかを真剣に考えていらっしゃったことはもちろんですが、なによりもスタッフ一人一人に対する気配りが素晴らしかったです。
きちんとご自身の言葉で、ひとつひとつの質問に真剣に答えてくださいましたし、取材後に私たち取材スタッフが部屋を出て行くときに、わざわざ深々とお辞儀をしてお見送りをしてくださいました。
取材時間をオーバーしてしまったのに、「今日はこのような時間をいただいてとても楽しかったです」「記事をとっても楽しみにしています」その言葉がうわべだけの言葉には聞こえなかったんです。心から思っていらっしゃるんだなと思いました。
成功される方はうわべではなく心がステキなのだなと思いました。他にもたくさん素晴らしいなと思った方はいらっしゃいますが、皆さんとても丁寧で、謙虚で、優しくて、しかもプロフェッショナルだなと思います。
私は人に恵まれていましたね。私は遠回りなタイプなのですが、インタビューを通じてステキな人にめぐり合えて、いい経験をさせてもらえたなと思います
「さまざまなインタビューを通じて、どんなことを学ばれましたか?」
特に大きな学びは「悩むのは3分」ということです。
成功されている方に話を伺うと、あまり悩まないという方が多かったのです。人間関係や仕事のことでつまずくことってありますよね。でも悩んでいても時間が勿体ないので、時間を決めて悩むという方がおられました。「3分前は過去だ」と言われていた方もいました。
そこで私も、悩むのは3分までにしようと思い、実践するように心がけるようになりました。悩み始めたら、3分間のタイマーをかけるんです。
最初のうちは、なかなかうまくできませんでしたが、不思議と何度もしているうちに、3分悩めばスッキリできるような性格になってきたんです。
それに、私にはやりたい仕事があるし、時間は限られている。1分たりとも時間を無駄にしたくないという思いが強かったこともあり、だらだら悩まなくなったのかもしれません。
妊娠・出産後は、さらに自分の時間が激減しているので、悩んでいる暇はなくなりましたね。
もちろん、ときにはドーンと落ち込んでいるときもあり、3分たっても悩みが消えない場合もあります。そんなときには、スケジュール帖を開いてしまうんです。
スケジュール帖を開けば、今日やらなきゃいけないことがたくさん書いてあるわけです。そのひとつひとつを、まだ消え去らない悩みが心でもやもやしていながらも、やってしまう。電話をかけたりメールの返事を書いたりしてしまう。そうやって意識的にオンモードになれば、自然に悩みをひきずらずにすむのです。
(次回につづく・・)
安藤 房子(あんどう ふさこ) 恋愛心理研究所所長
恋愛カウンセラー・カラーセラピスト・作家。 恋愛心理サイト「Heart Junction 」主宰。
20代で離婚を経験後に、NPO法人ウインク など、多数の民間団体で心理学を学び、日本初の恋愛カウンセラーとして独立。その後センセーションカラーセラピーの講座を修了し、カラーセラピストの資格取得。
オリジナルの“ハッピー恋愛の法則”をとりいれたアドバイス型カウンセリングは、10代から年配者まで幅広い層から支持を得ており、過去ののべ相談数は15,000件以上に上る。
最近では恋愛相談にとどまらず、育児・転職・嫁姑問題・熟年離婚など、さまざまな相談にアドバイスする“しあわせナビゲーター”としても活動中。
- 「Heart Junction」 恋愛心理研究所 安藤房子のオフィシャルサイト
- http://www.heart-junction.com/
- <安藤 房子先生の著書>
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インタビュアー:朝比奈 凛香
セミナー講師。コーチング・コミュニケーション・プレゼンテーション・ビジネスマナーなどのセミナーを提供している。ラシャンス代表。
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