第22回目(3/4)  水野 浩志 先生 マイルストーン

いつまでにいくら稼ぐかを想定してポジションを取る

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「研修講師を本格的にするようになったきっかけは?」

興味のある分野の人が私のセミナーに受講生としていらした時には、私は自分から連絡しています。

「この領域では私は先生ですが、この領域ではあなたが先生ですから教えを請わせてください」
「こういう分野に興味があるんですが、話を聞かせてもらえませんか?」
「どこを補強しておけばいいですか?」・・・

気に入ってさえもらえれば、その辺はとてもスムーズです。

企業研修については、2005年の9月に私のセミナーに来てくれた方に直接電話して、「これから法人研修も視野に入れて活動したいのですが、どうしたらいいのでしょうね?」とストレートに聞きました。

そこで、企業を紹介してあげますよということになり、とある研修会社を紹介してもらいました。研修専門の大手企業です。

「なかなか人に紹介してくれとは言えないという人も多いですが?」

確かに、自分からお願いするのはちょっと、と思われる方もいらっしゃるでしょうね。でも、講師仲間も含め、いろいろな人たちと繋がっていくと「こういうことできない?」という風に声をかけられてくることもありますから。

だから、「紹介してくれ」とお願いするのではなく、興味がありそうな人と何でもいいから繋がって、詳しく話を聞かせてもらう。そして、自分にとって何が足りないのか、またはどういったところに興味を持たれているのかを、確認すればいい位のつもりでいろいろな人と会ってみてはいかがでしょうか。

そうやって、以前もお話ししたように、足りない部分の自分磨きなどをしていくうちに、いろいろと声をかけてくれる人も出てくると思います。

そして、こういう活動をどんどんやっていけば、わらしべ長者じゃないけれど、きっと自分が辿り着きたいところに行き着くことができますから。
足を止めずに動き続ければいいんです。最後にはきっと全部繋がってきますから。

そうやって根を張っておく癖をつけておくことと、人から評価されることを怖れないでいることが大切です。

そこまでの気持ちでやっていくと、人にお願いすることも、自然にできるようになってくると思います。

そして、その時も、断られても良いんですよ。断られてありがたいぐらいの気持ちを持っておけばいいのです。

私だって、「ちょっと紹介できないです」と言われることもありますよ。そういう場合も「何が足りないんですかね?」と聞いてしまう。それが分かればまた次に補強して話を聞いてもらえます。

こっちが悲壮感を持って、「ぜひ紹介してください」となると向こうも重くなりますから、「もし良かったら紹介してください」という軽い感じですね。

「今は、企業研修もしていらっしゃいますね?」

昨年の3月に、たまたま「高品質セミナー作成講座」に参加してくれた人が、企業研修の講師を探しているということで始めました。

リーダーシップと問題解決の2つの切り口から、自分にふりかかってきた問題をどう具体的に解決し乗り越えるかという、オリジナルの問題解決手法をお伝えしています。

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「なぜ水野先生がリーダーシップ研修の講師を頼まれたのでしょう?」

私は「高品質セミナー作成講座」という講師向けの効果的なカリキュラムを作っていくセミナーや、悪習慣改善のセミナーで、来てくれた人が行動の一歩を踏み出していくという結果中心のセミナーをやっていたのです。

企業研修の声をかけてくれた人が、「水野さんはリーダーシップ研修ができる」と言ったのですよ。

「えっ、なぜ? 転職をさんざんして、部下を抱えて仕事をしたこともないし、リーダーシップとはほど遠い世界でしか生きてきていないのに」と応えると、

「違うんだよ、水野さん。こうやって講師として人前に立って、一日で結果を出すという形の行動に結びつけているでしょう? それはリーダーシップがなければ絶対できないことなのだから」と言われたのです。

なるほど、そういう考えもあるのか、と思い、それなら自分もできるのかもしれないな、と自信を持つことができました。

「リーダーシップ研修とはどんなことをするのですか?」

そもそもリーダーシップは人の上に立った時に初めて学ぶものではなくて、自分自身に対してリーダーシップを発揮できるようになるところからスタートするのではないかと思っていました。

自分自身を律して悪習慣から脱することができたということは、自分に対してのリーダーシップ(セルフリーダーシップ)を発揮したということになります。

自分自身をどうやってモチベーション高くコントロールし、行動していくかということが、今の研修のベースになっています。

「法人営業の一歩踏み出すときに最初どうすればいいでしょうか?」

私自身は、自ら売り込みを仕掛けたことはありませんが、クライアントや知り合いの人たちから聞く話としては、商工会などに講演の営業に行くのは一つの方法として良いんじゃないでしょうか。地元や地元以外の商工会に出向いていく。知り合いの話だと、売り込みすると結構やらせてくれるそうです。

また、倫理法人会などの集まりに加入して、そこで経営者と交流を深めておくのもいいかもしれません。倫理法人会もいろんな人を招待してミニセミナーをやっているそうですね。この間、私はロータリークラブで講演してきました。

あともう一つは銀行系とか、法人系の研修会社に売り込んでいくのもありですよね。行ってすぐに簡単に入れる訳ではないでしょうが、話をつなげるためにやってみればいいじゃないですか。

そこで講師をしている人と友達になったりすると、求められるものも分かるし、話を聞かせてもらうこともできます。

「営業についての心構えなどはありますか?」

担当者に会わせてもらえないのならば、自分に魅力がないのだと考えて、足りないものを補填して埋めていくことが必要です。力がそこまであれば、必ず声はかかると思うんです。

逆に声がかからない経験をたくさんするべきかなとも思います。それがまた学びになる。私は最初の立ち上がりの時には、そんなことばかりやっていましたから。

打ちひしがれてへこんでもう止めた、になるのではなく、自分の中で欠けている物は何かを認識して、積極的に活動していくことが大事ですね。負けずに半年や1年やっていけば、けっこう足りないものが埋まってきて、より人様のお役に立てるような人間になると思いますよ。

「企業研修では価格交渉の話が必ず出てきますが、気をつけている点はありますか?」

企業研修の価格交渉って、実は私はあまりやっていないのです。企業研修に関しては、私自身まだ勉強のステージだと思っています。だから、相手の言い値、相手を優先しているというところですね。

ただ法人の場合は、意思決定プロセスが個人と違い煩雑・複雑になっています。ですから、交渉という形で金額はあまり取れないのではないかと私は思っています。

また、こういった、自分自身が商品である、というような場合、そもそも交渉してお金を上げていくという考え方自体が間違っていて、最初にブランドを作っておいて、相手に交渉させないくらいのポジションを作ってから行くというのがベストじゃないかな、と私は思います。

例えば大前研一さんくらいのポジションを取ったなら、「すみません20万でお願いできませんか?」って言われないですよね。

ブランドも無いのにお金が欲しい、それは無いでしょう。だから「是非この人にうちの研修をやって欲しい」と思われるような、ポジションやブランドを作っていくことが重要なんじゃないかと思います。

「水野先生の今後のブランド作りについて教えてください」


たぶん花を咲かせるのは50歳になってからだと思っています。50歳でセミナー1本200万くらい取れる人間になっておこうかと。

そのためには今は全部仕込みです。だから、今大きな金額を要求して突っ張るプロセスを取るか、経験と場数を取るためにあえて金額には目をつぶるか、50歳に向かっての今の判断をしようと思っています。そういう意味では先を見た方がいいですね。

「時間のかかるプロセスですね」

今どう稼ぐかではなくて、「いつまでにいくら稼ぐか」をイメージして、数年かけてそのポジションを取っていくプロセスの方が、絶対に早道だと思います。
そうやっている人の方が安心して見ていられるし、確実な感じがしませんか?

今多く稼ごうとして、上っ面だけ着飾ってしまえみたいなのもありかもしれないし、そういうのに騙される人もいるかもしれないけれど、そうやっている人は、結構早く消えていく可能性も高いような気がします。

息の長いビジネスができるようにするためにも、がっちり足場を固めて行った方が私は良いと思っています。

(次回につづく・・)

水野 浩志(みずの ひろし) 株式会社マイルストーン 代表取締役

NLP(神経言語プログラミング)及びコーチングを自らに適用することで、悪習慣脱出に成功。その体験を体系的プロセスにまとめ、2003年11月に著書「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記(大和出版)を上梓。

 その後、行動改革セミナーや文章作成等の自己表現セミナーを自社開催し、具体的な成果を出して好評を博す。特に行動改革セミナーでは、受講者の8割が48時間以内に自ら決めた新しい行動習慣を自発的に起こし、1ヵ月後時点での新習慣の定着率は50%を超える。  

 また、自社開催セミナーと平行して、著者、コンサルタントを中心に、セミナーや講演、プレゼンテーション、教育カリキュラム等の構築コンサルティング業務を行う。理論的なコンテンツ構築手法に加え、心理学および映画・演劇のドラマツルギーの手法を融合させた独自のメソッドが評判を呼び、コンサルティングに携わったコンテンツは30本以上、構築したセミナーの延べ時間数は350時間以上に及ぶ。

 2005年より、セミナー構築メソッドを体系化させた「高品質セミナー作成講座」を定期的に開催。参加者が1年間で100名を越え、初心者はもとより、大学の助教授、プロの研修講師、大手コンサルティング会社等、話のプロフェッショナルも多数受講している。

 自身の経験・体験から導き出した手法を、ロジカルかつエモーショナルに伝えることで、参加者を行動に駆り立て成果を出させるセミナーを行うことが信条。

株式会社マイルストーン ホームページ
http://www.sp.m-stn.com/
燃えるセミナー構築士 水野浩志の日記
http://plaza.rakuten.co.jp/nosmoke/
<水野 浩志先生の著書>
cover
「やめたいのにヤメられない!」がスパッとやめられる10秒日記

インタビュアー:奥原 菜月

奥原菜月

フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」

インタビュアー:朝比奈 凛香

朝比奈凛香

セミナー講師。
コーチング・コミュニケーション・プレゼンテーション・ビジネスマナーなどの
セミナーを提供している。ラシャンス代表。

あなたの「素敵」引き出します :
http://ameblo.jp/lachance/

インタビュアー:岩田 広美

岩田広美

埼玉県川越市に夫と高校生の息子と3人で在住。(出身は福島県)
カウンセリングと女性学を融合した女性心理学専門のカウンセリングを実践中。
現在、自治体の女性相談員と同時に民間カウンセリングルーム
「川越女性専門相談室femme」(femmeは仏語で女性の意)を4人の仲間と開設し、
NPO法人教育ルネッサンスにて不登校・引き込もり者対応の主席カウンセラーを務める。

「好奇心がいっこうに衰えず、素敵な出会いはまだまだあると確信し大いに期待!」

HP:「川越女性専門相談室femme」

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