「大きな組織をお持ちですが、赤ひげ塾と赤ひげ会について教えてください」
赤ひげ塾は会社組織で、研修生からお金を頂いて講座を開催しています。
赤ひげ会は任意団体で、組合のようなものです。
入退会は自由で、入会費と月会費を払ってもらっています。会報で情報提供をしたり、ウチのサプリメントも全部卸価格で買えるようにしています。研修会は何回でも無料で再受講できるし、練習会も無料で参加できます。
『臨床110番』を設けて、電話などで質問にお答えする体制も取っています。
「そもそもどのようにして組織が大きくなっていったのですか?」
バランス活性療法を講師に教えて、その講師が各地に散らばって教えることで広がっていきました。
ほとんど自然発生的に組織ができていきましたね。会を大きくしようと思ったわけではありません。勉強会から赤ひげ会もできたようなものです。
だから、ウチは全部平らです。言い出しっぺだから僕が塾長をやっていますが、毎月交代してもいいと思っているくらいです。
ただ、そこに根底になるものはありますよ。会員の為にとか、私利私欲は捨てないといけないなどです。全部一つのポリシーがあるから、それに沿ってやっていけばいいんです。そうしたら、自然にこういう組織ができてしまったのです。
「組織の運営で気をつけていることはありますか?」
こういう業界では、売り上げの上納金のような制度を作っているところもあります。ただ、そうすると召し上げる方の会のトップと、会員の間には不信感が生まれやすいのです。
トップは、もっと売り上げがあるのではないかと思い、会員はちゃんと払っているのにトップは疑っているのじゃないかと思い、お互いに良い感情は湧きにくいですね。
トップに心酔する時期というのがあるんです。そういう時期を過ぎると、金銭面も含めて自分の好きなようにやりたいと分裂していくことが多いですね。
そういった点で、運営については、ダメなものはダメとはっきりさせているけれど、あまり締め付けても良くありません。ウチは上納金もありませんし、かなり自由だと思います。会計報告もきちんとしていますよ。
「大きな組織があることのメリットはありますか?」
赤ひげ会も、100人200人の会員の時は何もできませんでした。せいぜいサプリメントや機器を安く売るくらいです。
だけど会員が700人以上になってくると、会費だけで計算しても相当な金額になります。もちろん僕も会費を払っています。
K−1の武蔵などの指導もしている三軸修正法の創始者の池上六朗先生も、実は会員なのです。ご夫婦で講習会に来られて受講し、講師にもなられました。
池上先生の講習会に僕も参加して大変面白かったので、ウチの講師会でも講義をしてもらいました。会費からお金も援助して、講義をしてもらったらとても皆が喜んだのです。
池上先生はとても忙しい方ですが、赤ひげ会としてお願いして、全国7ヶ所でまた講義をしてもらうことになっています。会員の参加費はたった500円です。これも会の力があってこそお呼びできるし、会員には安い参加費で提供できるのですよ。
「他に会の役割というのはありますか?」
現在は、賠償責任保険の為に会として厚生労働省認可の組合に入っています。組合費は1人で入る場合は、保険料9440円の他に、出資金として5万円、年間の運営費が36000円かかります。それを出資金も運営費も会が会費から全部出しています。だから、施術などで万一のことがあった時に1億円の保障を9440円の保険料だけで受けられるようになっています。
バランス活性療法で患者さんに何かあるとは考えにくいのですが、ウチの療法以外に他の療法も合わせてやる人がいます。万一、「かえって痛くなった」などと問題にされた時のために、弁護士事務所と顧問契約を結んでいます。私事の法律問題でも無料で相談できるんですよ。
個人ではこういうことはなかなかできません。安心して開業や営業ができるように、会として保険の精神でサポートしていきたいと思っています。
「料金設定の際にどんなことを基準として考えましたか?」
赤ひげ塾がつぶれない程度で、「サラリーマンが出せる金額」を考えました。
商売で曲がりなりにもやっている人は、「お客さんにウソはつけない」とか、「いい商品を安く売っても、あまり安くしたら店がつぶれる」とか普通考えますよね。それと同じです。





