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メンタルビジネスへのご招待(インタビュー)

メンタルビジネスの最前線で活躍されている各分野の第一人者の生の声を皆様にお届けします。




第14回目(3/4)  剣持 甲子朗 先生  赤ひげ塾

2007年 06月 16日

健康保険が利かない商売のメリットとは?



←前回号「施術者は、治すことが広告になる」



インタビュー写真


「大きな組織をお持ちですが、赤ひげ塾と赤ひげ会について教えてください」

赤ひげ塾は会社組織で、研修生からお金を頂いて講座を開催しています。
赤ひげ会は任意団体で、組合のようなものです。

入退会は自由で、入会費と月会費を払ってもらっています。会報で情報提供をしたり、ウチのサプリメントも全部卸価格で買えるようにしています。研修会は何回でも無料で再受講できるし、練習会も無料で参加できます。
『臨床110番』を設けて、電話などで質問にお答えする体制も取っています。


「そもそもどのようにして組織が大きくなっていったのですか?」

バランス活性療法を講師に教えて、その講師が各地に散らばって教えることで広がっていきました。
ほとんど自然発生的に組織ができていきましたね。会を大きくしようと思ったわけではありません。勉強会から赤ひげ会もできたようなものです。

だから、ウチは全部平らです。言い出しっぺだから僕が塾長をやっていますが、毎月交代してもいいと思っているくらいです。

ただ、そこに根底になるものはありますよ。会員の為にとか、私利私欲は捨てないといけないなどです。全部一つのポリシーがあるから、それに沿ってやっていけばいいんです。そうしたら、自然にこういう組織ができてしまったのです。


「組織の運営で気をつけていることはありますか?」

こういう業界では、売り上げの上納金のような制度を作っているところもあります。ただ、そうすると召し上げる方の会のトップと、会員の間には不信感が生まれやすいのです。

トップは、もっと売り上げがあるのではないかと思い、会員はちゃんと払っているのにトップは疑っているのじゃないかと思い、お互いに良い感情は湧きにくいですね。

トップに心酔する時期というのがあるんです。そういう時期を過ぎると、金銭面も含めて自分の好きなようにやりたいと分裂していくことが多いですね。

そういった点で、運営については、ダメなものはダメとはっきりさせているけれど、あまり締め付けても良くありません。ウチは上納金もありませんし、かなり自由だと思います。会計報告もきちんとしていますよ。


「大きな組織があることのメリットはありますか?」

赤ひげ会も、100人200人の会員の時は何もできませんでした。せいぜいサプリメントや機器を安く売るくらいです。

だけど会員が700人以上になってくると、会費だけで計算しても相当な金額になります。もちろん僕も会費を払っています。

K−1の武蔵などの指導もしている三軸修正法の創始者の池上六朗先生も、実は会員なのです。ご夫婦で講習会に来られて受講し、講師にもなられました。

池上先生の講習会に僕も参加して大変面白かったので、ウチの講師会でも講義をしてもらいました。会費からお金も援助して、講義をしてもらったらとても皆が喜んだのです。

池上先生はとても忙しい方ですが、赤ひげ会としてお願いして、全国7ヶ所でまた講義をしてもらうことになっています。会員の参加費はたった500円です。これも会の力があってこそお呼びできるし、会員には安い参加費で提供できるのですよ。


「他に会の役割というのはありますか?」

現在は、賠償責任保険の為に会として厚生労働省認可の組合に入っています。組合費は1人で入る場合は、保険料9440円の他に、出資金として5万円、年間の運営費が36000円かかります。それを出資金も運営費も会が会費から全部出しています。だから、施術などで万一のことがあった時に1億円の保障を9440円の保険料だけで受けられるようになっています。

バランス活性療法で患者さんに何かあるとは考えにくいのですが、ウチの療法以外に他の療法も合わせてやる人がいます。万一、「かえって痛くなった」などと問題にされた時のために、弁護士事務所と顧問契約を結んでいます。私事の法律問題でも無料で相談できるんですよ。

個人ではこういうことはなかなかできません。安心して開業や営業ができるように、会として保険の精神でサポートしていきたいと思っています。


「料金設定の際にどんなことを基準として考えましたか?」

赤ひげ塾がつぶれない程度で、「サラリーマンが出せる金額」を考えました。
商売で曲がりなりにもやっている人は、「お客さんにウソはつけない」とか、「いい商品を安く売っても、あまり安くしたら店がつぶれる」とか普通考えますよね。それと同じです。

インタビュー写真




「養成講座もありますが、どのようなお考えをお持ちなのでしょうか?」

商売の基本ですが、顧客の満足度をいかに上げるかが問題ですよね。
それはお客様に対しても研修生の方に対しても同じだと思います。
僕たちは形のないものを教えるわけですから、研修生には理解・納得してもらった時が商売の完結です。

研修生には、理解・納得する権利、技術を受け取る権利があります。僕たちには、教える義務、技術を渡す義務があります。だから、分からなければ何回でも聞いてほしいのです。


「養成講座はどのような内容を教えていらっしゃるのですか?」

まったくの素人が12回の研修で開業できるようにする、というのがコンセプトなのです。実際にパート勤めから開業した人など、たくさんの方が開業しています。

教える内容は、仙骨、仙椎を修正することを中心とした基本療法9種類とバランスチェックの方法、今まで使った技術、それだけです。

基本療法を徹底して教えます。ベースの土台作りですね。そこから後は、その人がいろんなところでさらに勉強して、自分の好きなスタイルで組み立てればいいと思っています。


「講師の養成講座もありますね?」

開業するための研修生の勉強と、講師になるための勉強は違います。講師は教えるための勉強が必要になります。

研修生は高校を卒業したばかりの18歳くらいから、70代、80代の方までいらっしゃいます。講師は、どこが分からないのか見極めて、どう教えれば理解してもらえるかを考えるのが大事なのです。

研修生の目を見ていると、どの程度理解しているのかはだいたい分かります。
結局、相手の立場を考えることでしょうね。講師は研修生に対しては、どうやって教えてほしかったか、自分が研修を受けた時を振り返ればいいわけです。


「講師として向いている人、向いていない人というのはあるのでしょうか?」

組織のトップの資格がほしいと受講する人もたまにいます。それを僕は否定しませんが、何人教えたらいくらになるかという計算が先にくる人、ウチの理念に合わない人は受験しても通りにくいかもしれません。

資質としては、口下手・無口は関係ないと思います。相手が分かっているのかを見極める能力が大切です。相手の気持ちになることでしょう。格好良く言えば、相手に対して愛情を持てということですが、やはり人が好きじゃないとダメでしょうね。


「ビジネス面で影響を受けた方はいらっしゃいますか?」

デパートの丸井にいたときに感銘を受けた言葉がありました。
丸井の青井社長が「買う時の閻魔顔、払うときの恵比須顔」と言ったのです。

仕入れをする時には、頭を下げて「仕入れさせてください」と言うくせに、支払う時には、渋ってなかなか支払わない。そういうことって昔はあったようですね。

ところが丸井の社長は、仕入れる時はシビアでも、集金に来た小僧さんにまでも「お蔭様でいい商品を入れていただき、いい商売をさせていただきました。儲かりました」と感謝をこめてお金を払ったそうです。


「実際に剣持先生も"買う時の閻魔顔、払うときの恵比須顔"を実践していらっしゃるのですか?」

いい商品を仕入れさせてくれなかったら、商売はできません。だから、仕入先はある意味お得意様です。配送もそうです。クロネコヤマトのお兄さんが届けてくださるから商売が出来るのです。だからウチも集荷に来る人に、夏は冷たく、冬は暖かくしてコーヒーを差し上げて感謝しているのです。

「送料の交渉については厳しいのに、なぜコーヒーを出すのですか?」と事務の人に聞かれたことがあります。それとこれは別です。

いろんな場面で取引をしていますけれど、後から「じゃあ、もう少しまけます」と言われると僕は嫌なのです。駆け引きしたらキリがありません。それはお互いに相手を疑うという事になります。取引じゃなくて、駆け引きです。

僕は、これ以上まからないとはっきり言ってくれれば、採算に合えば買うし、払う時には絶対に渋らず、いつでも集金に来てくれて良いと言っています。


「整体は健康保険が利かないということは何か影響がありますか?」

保険制度にはいろいろと問題もあることはあります。保険の利く資格を取りたいという人の中には、保険が利けばお客さんが来るからと言う人がいます。そこに甘えが出るのではないかと思っています。

整体も鍼灸も保険が利きませんが、最近は自由診療そのものがだいぶ認められてきました。
自由診療ですから、例えばの話、女性は半額とか、体重の重い人は割り増しとか、戦略として自分で料金を設定することができます。

僕自身は、在宅介護をしている方は半額にしています。
僕も両親の在宅介護を長いことしてきましたから、その大変さは痛感しています。介護する側が体調を崩してしまいがちで、僕の患者さんの中でもそういう人がいます。

通常3500円でやっている施術が半額の1750円なら、1週間に1度施術を受けても、だいぶリーズナブルですよね。
これも自由診療だからこそできることと言えると思います。




                 (次回につづく・・)


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剣持 甲子朗  赤ひげ塾 (新潟県村上市、東京都豊島区)

バランス活性療法を学ぶための専門塾です。
バランス活性療法とは、赤ひげ塾塾長 剣持甲子朗が創案した療法です。

大きな分類でわけると“整体”ですが、独自の診断法(バランスチェック)を駆使して、患者さんそれぞれの施術法を組み立てます。他の療法とは“対極”に位置する手法で、正確な判断(診断)が可能です。

山本周五郎原作、黒沢明監督・三船敏郎主演の映画「赤ひげ」に出てくる医者で、貧乏人も差別せずに献身的に治療をした通称「赤ひげ」という人物にあやかり、患者さんの側に立った治療をしていきたい…という意味で「赤ひげ塾」と名付けました。


ホームページ 赤ひげ塾総本部・東京本部
http://www17.ocn.ne.jp/~a-tokyo/


赤ひげ塾総本部・東京本部 独立開業支援
http://www17.ocn.ne.jp/~a-tokyo/kensyu.html



<剣持先生の著書>

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バランス活性療法で成功する本


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家庭でできるバランス活性健康法


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わずか6ヶ月!治せる整体師になれる








インタビュアー:奥原菜月

奥原菜月    フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」
  
インタビュアー:土志田直美

 
土志田直美 バランス活性療法師、健康管理一般指導員、
アロマセラピスト。
PFIジャパンカインドネスリンク母の会横浜緑区支部長。
身体と心を健康にするために地域密着で活動。

まゆな自然療法院 :http://www.tsuiteru.com/sh/mayuna
  




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日本ネットカウンセリング連絡会では、第一線で活躍するカウンセラーや
セラピストの取材を定期的に行っています。

   メンタルビジネスへのご招待

   あなたのそばにいる「こころ達人の横顔」


この取材メンバーを募集しています。

当プロジェクトの良いところは、「人とのご縁が広がるところ」です。

一流と呼ばれる方の価値観や考え方に触れたり、その方から、
別の一流の方を紹介していただいたり・・・・

決してお金では得られない、貴重な経験をすることができます。


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