第14回目(1/4)  剣持 甲子朗 先生  赤ひげ塾

そこの主の雰囲気、それに人はつくんだよ

今回のインタビューは、整体のバランス活性療法・赤ひげ塾代表の剣持 甲子朗(けんもち こうしろう)先生です。

剣持先生は、バランス活性療法や患者さんの潜在意識に聞くバランスチェックという手法を創案し、整体業界としては大きな組織を運営していらっしゃいます。
施術者として、大きな組織の運営者として、またビジネスマンとしての視点は今までになかった気づきを与えてくれるのではないでしょうか。

メンタルビジネスの範疇が拡大しつつある今、心と体をつなぐ整体という分野について伺ってみました。

インタビュー写真

「バランス活性療法とは簡単に言うとどんなものですか?」

整体ですが、ボキボキするのではなく、揺らしたり捻転をかける手技中心の痛くない整体です。着衣でできて、やってもらう側もする側も疲れないやり方です。

バランスチェックという一種の筋肉反射テストを利用して患者さんの潜在意識と対話しながら、その方に一番適した施術をしていきます。自然治癒力を高める基本療法とバランスチェックの2本立てですね。

「現在はどのような活動をしていらっしゃいますか?」

バランス活性療法を教える赤ひげ塾の代表をしています。

療法を教えた方は1800人以上いますが、毎月会費を払う赤ひげ会の会員は現在750人以上います。会費を払っている会員の規模からいうと、整体の会の中では日本最大の規模とも言われているようです。

「駅前にも整体やマッサージなど、たくさんのお店が増えましたね」

最近は癒しブームとも言われていますが、これからは、淘汰の時代にはいってくるでしょう。バランス活性療法は今後ブレイクする兆しというか、以前と違う反応を感じますよ。

新聞広告を掲載しても、レスポンスが違います。書籍の返本率もうんと低くなっています。

「本を読みました」「ホームページ見ました」という問い合わせが多いですね。それまでは研修生の紹介とかでの問い合わせが多かったのですが。

その人がどこを目指しているのか目的があると思いますが、うちの場合は全部対応していると思います。

「子供の部活での筋肉痛を取りたい」「定年後に仕事としてやっていきたい」「ボランティア的にやりたい」「田舎に帰ってのんびりしたいけど畑だけでなく何かやりたい」。
そういったニーズに合う講座もあります。

整体の開業は、国家資格がありませんから、とっつきやすいと感じられるのかもしれませんね。

「バランス活性療法を学ぼうとする人で、向き不向きというのはありますか?」

施術をしていると最初は自分が天才じゃないかと思うくらい良く治るんです。

ところがそうすると、神様が試練を与えるのかもしれないけれど、もうちょっと難しい患者さんが来るんです。最後には訳の分からないような患者さんが来ます。

こっちがノイローゼになりそうなくらい悩んで、そこで「オレには合わない」と言って諦めて撤退する人間と、それを治すのになんとかしなきゃと勉強するタイプに分かれます。

試練を乗り越えることで、ものすごく成長するんですけどね。

「壁を乗り越えられる方、乗り越えられない方に何か特徴はあるのですか?」

乗り越えられない方は男性に多いですよね。

誤解しないで欲しいのですが、女性はあまり深く考えない(笑)。現象をあるがまま素直に受け入れるんですよ。

男は「そんなバカな」って否定から始まってしまうんです。

科学的、医学的にはどう説明してくれるのかと言われても、現象だけあって説明がつきにくいものもあります。
女性と男性は脳の構造が違うと書いた有名な本がありますけれど、思い当たりますね。

だから、男は自分で自分を追い込んで、諦めちゃうんですよ。

「男女の違いというのは他にもあるのでしょうか?」

入塾前の男性から多い問い合わせが、「会員何人いますか」です。それはわかりますよ。750人くらいですね、今まで習った人は1800人くらい、というように。

そして、「何人開業していますか?」って聞くんですよ。何をもって開業というのか、店舗を持った人を開業というのか、これで生活をしている人を開業というのか、趣味で施術している人も開業というのか、曖昧でしょ。

「何でそんな事を聞くの?」って尋ねると、「いやあ、あんまり同業者が増えると食えなくなる」って。「あなたが生きている間は大丈夫だよ」って僕は答えてますね。

男は、近所に他に整体で開業している人がいると、「じゃあ、俺はやってもダメだ」と、最初からやらない人が多い。それは違うでしょと言いたいですね。 インタビュー写真


「そういう競合する人がたくさんいると不安だという人には、どのようにお話しているのですか?」

「1つの市に、何人も施術者がいたら患者さんの取り合いになるでしょ」って言う人に、「いいですか!あなたの住んでる自治体に施術家が何人いてね、人口が何人で・・・」って言ったって分かりません。

もう感覚の問題だから、「札幌行ったことある?」って言うんですよ、突然。

「ああ、ありますけれど」って答えると、「ラーメン横丁って行きましたか?」って。「行きました」と答えれば、「ラーメン屋しかないでしょ」って言います。

「どこも潰れないでしょ。何でか分かりますか?」「味ももちろんだけど、そこの店主の雰囲気、それに人はつくんだよ」。
と説明すると、男性はようやく分かってもらえます(笑)。

「剣持先生は最初から施術関係のお仕事をしていらっしゃったのですか?」

18歳で上京して、百貨店の丸井に勤めていました。だから、お客様相手の仕事は嫌いではなかったですね。

20代ならやり直しがきくと思って、上司の説得を振り切って24歳で丸井を辞めました。
当時は不動産ブームだったので、宅建の資格を取ろうと思いました。いろいろあって6冊の本を国家試験の前日に一夜漬けで読破するはめになりましたが、若かったので試験慣れしていたのでしょう。合格しました。

その資格は安心感をもたらしてはくれましたが、実際に仕事にはあまり活かしませんでしたね。

その後もいろんな仕事をしました。

「その後にどんな勉強をされたのですか?」

ある健康食品のセミナーに呼ばれて参加して、そこで聞いた陰陽五行の理論がとても面白かったんです。
人間の体は小宇宙であって、春が来て、夏が来て、次はこうなるとか。味覚にも五行が関係しているとか。そういった話に興味をひかれました。

これは運命でしょうかね、あの頃、「壮快」という本が創刊されたんですよ。

それでパッと開いた本のページにあったのが、鍼灸師の養成学校の一覧表だったんです。
「あ、そうかあ!鍼灸と漢方だ。鍼灸の学校に行けば、陰陽五行が習える。」、と思ったわけですよ。それで鍼灸学校に入学しました。

「現在のバランス活性療法に行き着く経過というのはどんな状況だったのでしょうか?」

健康食品にも興味がありましたし、その中でも紆余曲折があったんですけれども、結局は身体の「冷え」そのものの恐ろしさについて気がつきました。

鍼灸学校に行っている時に、僕が病気で、お腹を切る大きな手術して、病気療養で田舎に帰ったんですよ。その前に温灸療法を習っていました。そこで冷えは怖いって覚えたんです。

その後、入浴剤の仕事を相当やりましたね。今はウチで独自の入浴剤を作ってやっていますが、本当にいろんな事をやりましたよ。

鍼灸の仕事もやりながら、いろいろなものに出会って、理論も実践も含めて、バランス活性療法を作っていった感じです。

「赤ひげ塾の立ち上げというのはどのような経過だったのですか?」

平成8年に埼玉の熊谷市に施術院を開設するのと同時に赤ひげ塾を発足させました。

バランス活性療法の研修を始めたのは、整体学校を卒業したけど患者さんを治せるようにならないという人の相談に乗ったことがきっかけなんです。

その場でその人に施術して、症状を改善したものですから、ぜひ教えてほしいということになって。

赤ひげ塾も会も、作ろうと思ったのではなく、自然発生的にできてしまったんです。

バランス活性療法という名前も、「何て名前つけようか。俺たちの施術って、やっぱり体のバランスだもんなあ。活性化して、バランス活性…いいんじゃない」って決めたようなものです。

それで、特許庁に行って書類もらってきて、商標取ったわけですよ。だから赤ひげ塾も登録商標です。一応僕が他の会社も経営していたので、とりあえず商標を取っておいたんですね。

「最初にお金をいただいて施術したお客様を覚えていらっしゃいますか?」

病気療養で田舎に帰っている時に、僕の親父の知り合いに自律神経失調症だったと思うのですが、全然働けない状態の人がいました。

見かけはまったく悪くないんです。親父が僕がこういうことやっていると言ったら、「やってよ」と言われて、「いいよ」と引き受けたのです。

一度温灸をやってあげて、「明日もいらっしゃいます?」と聞いたら、明日は名古屋のカイロプラクティックの先生のところに行くと言うんです。どこに行ってもダメだけど、「なんだかスッキリした気になる」ので、泊りがけで1週間行くとのこと。

ところが、施術受けた後はパチンコに行っているとのこと。今だから分かるんですが、パチンコ屋で冷えているわけですよ。

そしたら次の日、「おはようございます」って来たんです。「あれ、名古屋に行かないの?」って聞いたら「実は切符を払い戻してやめた」「何年かぶりにすっきり目覚めた」って言うんですよ。「夕べぐっすり寝た。こんなに気持ちいい朝は初めてだ。また施術してくれ」とね。

それで2〜3週間施術して、治っちゃったんですね。「冷え」が原因だから半身浴とか、この入浴剤入れてお風呂に入ってみなさいと言っておきました。それでちゃんと仕事に就けたんです。

その人の人生が変わったわけでしょう? やっぱり嬉しいですよね。最初の患者さんっていったら、あの人でしょうね

(次回につづく・・)

剣持 甲子朗  赤ひげ塾 (新潟県村上市、東京都豊島区)

バランス活性療法を学ぶための専門塾です。
バランス活性療法とは、赤ひげ塾塾長 剣持甲子朗が創案した療法です。

大きな分類でわけると"整体"ですが、独自の診断法(バランスチェック)を駆使して、患者さんそれぞれの施術法を組み立てます。他の療法とは"対極"に位置する手法で、正確な判断(診断)が可能です。

山本周五郎原作、黒沢明監督・三船敏郎主演の映画「赤ひげ」に出てくる医者で、貧乏人も差別せずに献身的に治療をした通称「赤ひげ」という人物にあやかり、患者さんの側に立った治療をしていきたい…という意味で「赤ひげ塾」と名付けました。

ホームページ 赤ひげ塾総本部・東京本部
http://www17.ocn.ne.jp/~a-tokyo/
赤ひげ塾総本部・東京本部 独立開業支援
http://www17.ocn.ne.jp/~a-tokyo/kensyu.html
<剣持先生の著書>
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バランス活性療法で成功する本

cover
家庭でできるバランス活性健康法


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わずか6ヶ月!治せる整体師になれる

インタビュアー:奥原 菜月

奥原菜月

フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」

インタビュアー:土志田直美

土志田直美

バランス活性療法師、健康管理一般指導員、
アロマセラピスト。
PFIジャパンカインドネスリンク母の会横浜緑区支部長。
身体と心を健康にするために地域密着で活動。

まゆな自然療法院 :http://www.tsuiteru.com/sh/mayuna

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