「三好先生と同じようなお仕事の同業他社さんは多いのですか?」
私が独立した2002年は、お買い物の同行とお買い物代行をやっている方が既にいらっしゃいました。
あとスタイリストさんが同じようなことをやっていて、当時、Webで調べたところによると、3件くらいでした。今はたくさんいらっしゃいます。
「同業他社と先生の違いはコーチングを利用しているという点ですか?」
それが一番差別化になっています。コミュニケーションにコーチングを利用するだけではなくて、コーチとしての基本概念やスタンスを、気持ちの面や立ち位置として大切にしています。
私はサービスの上でコーチングは必要だと思っています。"カリスマなスタイリストがあなたの服をコーディネートします"、という売り方をするつもりはありません。
「カリスマなスタイリストが売るというのと、三好先生のスタンスはどう違うのでしょうか?」
私はお客様が主役になって、お客様が自分でコーディネートした服でファッションや人生を楽しんでいくことをサポートしたいと考えています。お客様が自分でコーディネートできるようにするのが私の仕事です。
「『男の「外見(ヴィジュアル)」コーチング』という本を出されましたが、本を出してから何か変わりましたか?」
私が予想していなかったのは、本でお客様が来たことです。「本を読んだのですけど」といってみえる男性のお客様が増えました。
以前取材してくださったマスコミ関係の方に、この本を送ったのです。そうしたら、男性向けの雑誌に取り上げてくれたりしました。
別の記者さんからも、たまたまその人がファッション班に異動になって、コラムのお話がありました。本があったからコラムのお話が来たんですね。
それとは別に、出版した出版社から、この本をベースに雑誌の連載を書いてくれないかとお話がありました。本を書いたことで執筆の仕事は増えました。
自分がなりたい方向でしたし、ファッションだけでなく、もう少し服装学とか勉強して、一般の人にもっと分かりやすく伝えたいという思いもあるので、本の執筆は大事に思っています。
「PHPはかなり大きな出版社ですが、どういうご縁でつながったのでしょうか?」
主人がPHP研究所の方に対して営業していたことがきっかけです。
別の企画でお会いする機会があり、そのときに付き添いでついて行ったので、以前に違うきっかけで作ってあった企画書をダメもとで持っていきました。
そうすると、主人の担当さんではなくて、たまたま同席した同僚の方が、ファッションの本が作りたいと考えてらっしゃったので、タイミングよく出版することができました。
「本を出したいと思っている人に何かアドバイスはありますか?」
おととしのお正月に、今年の目標で「本を出したい」って書いておいたのですよ。そしたら、本当にその時にそうなりました。だから目標として書かないと損です(笑)。
共同通信さんにコーチングということで取材を受けた時に、私はほんの何行か「ファッションに特化したコーチングをやっています」という程度の扱いでした。
でも、取材をしてくれた記者さんが、私がお客様の事例をいっぱい話したので、私の話が面白いと思ったらしいのです。その方からもコラムの依頼が後でありました。
ありがたいことに、ご縁ですね。本も、ご縁ご縁でつながって出すことになったのです。
出版社は、常に企画を欲しいそうです。だから、飛び込みは難しいかもしれないけれど、本当に本を書きたい人は、ちゃんと企画を出したほうがいいです。





