「コーチングとスタイリストを組み合わせてみようと思ったきっかけは?」
コーチングでいろんな人と交流するたびに、「デザイナーをしています。」と言っていましたが、デザイナーでコーチングを勉強している人が当時は他にいませんでした。
そして、大体皆さんが洋服のことを教えて欲しいと言うのですね。自分に何が似合うか教えて欲しいとか、買い物についてきて欲しいと言われたこともあります。
その服はどこで買ったのかと聞かれることもありました。
自分が何を着たらいいのか分からない人が多いと思いました。皆さんアドバイスが欲しいのだということに気がついたのです。
「具体的にどのようにしようと考えたのですか?」
すでに副業でコーチングを始めていましたが、その頃から、「ただコーチングをやっているだけでは発展性がない」、と仲間内で話していました。
「コーチングを特化したものが欲しい」と皆が言いはじめた時期でもあり、自分はファッションという専門的な知識を持っていたのでそれを活かそうと思いました。
コーチングでは、相手の素敵なところを活かすとか、相手がうまくいくようにサポートコミュニケーションをとりますよね。
そういう時に、出てきたイメージやなりたい自分像を明確にして、その未来像に向けて洋服はこういうのを着るとこんな印象になります、こういう服を着てみましょうという、コンサルティングができると思いました。
「会社を辞めて独立したきっかけは?」
自分で色々調べてわかったのですが、当時、洋服のショッピング同行は1人やっている方がいました。
その他は芸能人や雑誌向けのスタイリストさんで一般向けにアドバイスしている方が2件。あとはイメージコンサルタントというお仕事などがありました。
その時に、ちょうど勤めていたアパレル会社が大きい取引先が不渡りを出したので、そのまま連鎖して勤め先が解散になってしまったのです。
アパレル業界では、そういうことがたくさんあった時期でした。
「独立した時の正直なお気持ちは?」
デザイナーとして再就職するのか、それとも、考え始めた新しいファッション分野のコーチングをやってみるのか、少し迷うところはありました。
それでとりあえずは思ったようにやってみようと考えたのです。
2001年の秋に会社が閉鎖して、その翌年の2002年に起業しました。ダメなら、また再就職して専門職に戻ればいいという軽い気持ちでしたね。
2000年の夏から、ご紹介していただいた方や、ぜひやって欲しいという方など、コーチングのクライアントさんもすでにいました。コーチングもやりながら起業という感じでしたね。
「独立の準備はどのようなことをしたのですか?」
準備は特にしませんでした。本当はもっと準備をしなければいけなかったと思います。
人脈もコーチ関係しかありませんでしたが、コーチングの勉強会は、私以外の人は個人事業主としてやっているような人たちが多く、皆さんに助けていただきました。
「こんなことやっています。」と言うと、「こういうアイディアはどうかな?」と意見をいただいたり、お仕事をさせていただいた後にたくさんフィードバックをいただき、「この仕事だったら、こういうのをやればいいんじゃない?」と、おっしゃってくださる方が多かったですね。
「どのようなことを独立時にしていましたか?」
流れに乗って、新しい仕事が決まってから勉強するようなことを繰り返してきました。
それまで人前で話したことがなかったのに、紹介でファッション関係の講座をすることになって、あわててプレゼンの勉強をしたりしていました。
コーチ関係者に「三好さんのお客さんになりそうな人がここのサークルにいるよ」と教えてもらって、起業家サークルに入ったりもしました。
そこから素敵なお客様とめぐり合えて、そのお客様がまた他のお客様を紹介してくれて・・・
講演や研修の依頼など、仕事もいろいろ広がりましたね。
「いろいろな方に出会ったり、お声をかけてもらえる理由は何だと思いますか?」
コーチの中でファッションデザイナーが、当時は私しかいなかったからです。それが一番大きいですね。
だから「洋服のアドバイスは三好さんに」ということになったと思います。
個性とかブランディングがはっきりしていたからでしょう。はっきりしていれば、他の方にもご紹介していただきやすいですね。
「集客は順調でしたか?」
1年目はお客さんの数も少ないし、コーチングの勉強会に参加しても「いいね」とは言われても、「それでお金が本当にもらえるの?」と、何人もの人に言われました。
でも、自分では「絶対にこの仕事がくる、絶対に広がる」って信じていました。根拠はないのですが、なんとなく自信がありました。だから辞めませんでした。
あとは人脈を広げようと異業種交流会に出たりしましたね。そこでもまだ反応は少なかった。
仕事を認知させていくというのが難しいと思う反面、実際にご依頼いただいたお客さまには好評をいただいていたので、続けることができました。





