99年にスウィルから、日本で彼女のNLPのセミナーをオーガナイズしているところとの契約が終了するということを聞いたのです。私が、「誰かこの先も日本でオーガナイズしてくれる人がいるのですか?」と聞いたら、決まっていないと言われて。
このまま日本でスウィルのNLPの火が消えてしまうのはもったいないと思ったので、何の気なしに「じゃあ、やりましょうか」といったら本当にやることになってしまって。
あとで、大変なこと引き受けちゃったな、と思ったりもしました。今ではもちろんよかったと思っているのですけれど。
そのスウィルのオーガナイズを始めたことが、後に米国NLP協会の窓口になることにつながったのです。
プレッシャーに感じられたりとか、逆にわくわく感じられたりとかしましたか?
そうですね。いままで未経験だったことを一つ一つ学び、それがたくさんの経験となりました。
それまで誰かのオーガナイズといえば自分達の勉強会やセラピースペースでの講師を呼んでの集まりをやっていたくらいしか経験がなかったのです。
スウィルにそう言ったら、「私は、共通の目的を持つ人と、信頼関係の下にセミナーを開催していきたいって思っているから別にかまわない」と言われて。
事務局開設をきっかけに、E-mailを使うようになって、HPを作りました。メールでアメリカにいるスウィルと連絡を取ったり、会場と連絡を取ったりして、「あー、こんな便利なものがあるのだ」と思いました。
NLPを一言で定義するとどういった手法なのでしょう?
自分の人生で本当に幸せになるとか、人が幸せになることを助ける魔法の杖といいましょうか。ドラえもんのポケットって説明することもあります。ドラえもんの場合はポケットの中に道具がいろいろ入っていたりしますけれども、NLPには見えない道具が目の前に沢山あるのです。
NLPは、プラクティショナーコース、マスターコース、トレーナーコースがあります。プラクティショナーレベルでもそのスキルをカウンセリングに使うことはできますし、マスターレベルでも誰かにそのスキルを伝えることはできるのですけれども、実際にNLPの講師としてコースをできるようになるのは、トレーナーコースが修了してからです。
NLPとは別に、ライフトラックを始められたきっかけを教えてください。
スウィルが、自分が始めたばかりのライフトラックという手法があるのだけれど、他の国でも好評だから、それをもっと発展させたスキルにして日本でもやりましょうといってスタートしました。
最初は1999年の3月に琵琶湖で開催しました。琵琶湖の近くにスウィルのお友達のアメリカ人が、やっている素敵なログハウスがありました。そこを、会場にさせていただいて、日本で初めてのライフトラックセミナーを開きました。
そのときの出席者は16人くらいでしたね。NLPをスウィルから受けた方とか、私のクライアントさんとか集まって。とても感動的な体験でした。
今でも当時の受講生と話しているとそのときのことが出てきます。
初めての開催で苦労された点などありますか?
生徒さんを集めるのが大変でした。NLPは体験していましたが、スウィルの新しく作っているライフトラックというのは未経験だったので、どのように説明していいのかもわからなかったのです。
ただ、スウィルのくれた情報を元にしてパンフレットを作って、今までカウンセリングやセミナーに来てくださった方とかお友達に送ったり、また、他の方が紹介をしてくださったりしました。
ライフトラックを白石先生の言葉で定義すると?
ライフトラックはですね・・・。ライフトラックも、NLPも、バッチフラワー療法も、一つの共通点は簡単―シンプルに使えるということです。
どれも学問的に追求していこうとすると、奥が深いし、幅が広いし、難しくもなるのですけれど、ライフトラックは今日から誰でも、自分らしい幸せな人生を生きるためにすぐ使えるテクニックの集大成ですね。
ライフトラックは、「人生の道」というくらいですから、自分のミッションに気づくということが目的になります。ですから、自分の生きがいだったり、人生の役割というのを見つけていきながら、他の人にも使えるように、そのスキルを身につけていきます。
バッチフラワー療法創始者のバッチ博士が、必ず誰もが人生に役割や使命があるといっています。それを見つけることができたら、幸せで飽きることなく、ずっと楽しんで生きることができると。
そして、本人だけではなくて周りの人も幸せになりやすくなる。幸せを分けてもらえたり、周りの人それぞれも自分の役目や価値を見出していく。
だから、幸せの種が広がっていくのだとバッチ博士が言っているのですけれども、ライフトラックもまさに、そうなのです。
他には、人との平和的なコミュニケーションの取り方や、NLPを自己実現とか、幸せに人生を生きることにフォーカスして応用しています。
セミナーを行う4日間で皆さんすごく生き生きと変わられます。こんなに短期間で人って素敵に変わるのだなと驚きますね。
どのような方がどのように変化されていきますか?
NLPを受けた方だけでなく、まったく未経験の方やバッチフラワー療法をやっている方もライフトラックを受講されるのですが、例えば自分に自信が持てなくて、ある意味暗闇の中にいたような人の目の前が、ぱあっと開けたりします。
もちろんそれで完成というわけではないのですけれど、自分に自信を持てたり、明るい希望を持ち、人生の目的を持てたりします。
一緒に受けた人がお互い変化したことにびっくりしあうのですけれども(笑)。ワークの中でも、ノンジャッジメントっていうスタンスで、お互いサポートし合っていくのですね。
あまり人に頼らない人も、自分が人に助けられてもいいのだ、OKなのだということになるし、それまでいつも助けられてばかりいた人も、自分は人をサポートすることができるのだということに気づくのですね。
自分の中でそれぞれ答えがあって、それを互いに引きだしてゆくと、お互いの美徳というか、素晴らしいところをフォーカスしあって、高めあっていくので、本当にその人の良い所がキラキラ輝き始めます。
また、自分が欠点だと思っていたところや、今まで自分の障害だと思っていたようなことには必ず意味があるのですね。その意味が分かった時に、自分がこれさえなければって思っていたことが、実は自分にとってとても大事なプレゼントだったということを気付いて、やっぱり根底からがらりと人生観が変わる人もいます。
生き方、生きる姿勢が優しくそれでいて凛としたものへと変化していきます。この考え方は、NLPやバッチフラワー療法とも共通したものが多くあります。




