第11回目(3/4)  白石 由利奈 先生  SEEDS OF LIGHT

生きる姿勢が優しく、それでいて凛としたものへと変化する

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日本で米国NLP協会の統括をする立場になられたきっかけを教えてください。

99年にスウィルから、日本で彼女のNLPのセミナーをオーガナイズしているところとの契約が終了するということを聞いたのです。私が、「誰かこの先も日本でオーガナイズしてくれる人がいるのですか?」と聞いたら、決まっていないと言われて。

このまま日本でスウィルのNLPの火が消えてしまうのはもったいないと思ったので、何の気なしに「じゃあ、やりましょうか」といったら本当にやることになってしまって。

あとで、大変なこと引き受けちゃったな、と思ったりもしました。今ではもちろんよかったと思っているのですけれど。

そのスウィルのオーガナイズを始めたことが、後に米国NLP協会の窓口になることにつながったのです。

プレッシャーに感じられたりとか、逆にわくわく感じられたりとかしましたか?

そうですね。いままで未経験だったことを一つ一つ学び、それがたくさんの経験となりました。

それまで誰かのオーガナイズといえば自分達の勉強会やセラピースペースでの講師を呼んでの集まりをやっていたくらいしか経験がなかったのです。

スウィルにそう言ったら、「私は、共通の目的を持つ人と、信頼関係の下にセミナーを開催していきたいって思っているから別にかまわない」と言われて。

事務局開設をきっかけに、E-mailを使うようになって、HPを作りました。メールでアメリカにいるスウィルと連絡を取ったり、会場と連絡を取ったりして、「あー、こんな便利なものがあるのだ」と思いました。

NLPを一言で定義するとどういった手法なのでしょう?

自分の人生で本当に幸せになるとか、人が幸せになることを助ける魔法の杖といいましょうか。ドラえもんのポケットって説明することもあります。ドラえもんの場合はポケットの中に道具がいろいろ入っていたりしますけれども、NLPには見えない道具が目の前に沢山あるのです。

NLPは、プラクティショナーコース、マスターコース、トレーナーコースがあります。プラクティショナーレベルでもそのスキルをカウンセリングに使うことはできますし、マスターレベルでも誰かにそのスキルを伝えることはできるのですけれども、実際にNLPの講師としてコースをできるようになるのは、トレーナーコースが修了してからです。

NLPとは別に、ライフトラックを始められたきっかけを教えてください。

スウィルが、自分が始めたばかりのライフトラックという手法があるのだけれど、他の国でも好評だから、それをもっと発展させたスキルにして日本でもやりましょうといってスタートしました。

最初は1999年の3月に琵琶湖で開催しました。琵琶湖の近くにスウィルのお友達のアメリカ人が、やっている素敵なログハウスがありました。そこを、会場にさせていただいて、日本で初めてのライフトラックセミナーを開きました。

そのときの出席者は16人くらいでしたね。NLPをスウィルから受けた方とか、私のクライアントさんとか集まって。とても感動的な体験でした。

今でも当時の受講生と話しているとそのときのことが出てきます。

初めての開催で苦労された点などありますか?

生徒さんを集めるのが大変でした。NLPは体験していましたが、スウィルの新しく作っているライフトラックというのは未経験だったので、どのように説明していいのかもわからなかったのです。

ただ、スウィルのくれた情報を元にしてパンフレットを作って、今までカウンセリングやセミナーに来てくださった方とかお友達に送ったり、また、他の方が紹介をしてくださったりしました。

ライフトラックを白石先生の言葉で定義すると?

ライフトラックはですね・・・。ライフトラックも、NLPも、バッチフラワー療法も、一つの共通点は簡単―シンプルに使えるということです。

どれも学問的に追求していこうとすると、奥が深いし、幅が広いし、難しくもなるのですけれど、ライフトラックは今日から誰でも、自分らしい幸せな人生を生きるためにすぐ使えるテクニックの集大成ですね。

ライフトラックは、「人生の道」というくらいですから、自分のミッションに気づくということが目的になります。ですから、自分の生きがいだったり、人生の役割というのを見つけていきながら、他の人にも使えるように、そのスキルを身につけていきます。

バッチフラワー療法創始者のバッチ博士が、必ず誰もが人生に役割や使命があるといっています。それを見つけることができたら、幸せで飽きることなく、ずっと楽しんで生きることができると。

そして、本人だけではなくて周りの人も幸せになりやすくなる。幸せを分けてもらえたり、周りの人それぞれも自分の役目や価値を見出していく。

だから、幸せの種が広がっていくのだとバッチ博士が言っているのですけれども、ライフトラックもまさに、そうなのです。

他には、人との平和的なコミュニケーションの取り方や、NLPを自己実現とか、幸せに人生を生きることにフォーカスして応用しています。

セミナーを行う4日間で皆さんすごく生き生きと変わられます。こんなに短期間で人って素敵に変わるのだなと驚きますね。

どのような方がどのように変化されていきますか?

NLPを受けた方だけでなく、まったく未経験の方やバッチフラワー療法をやっている方もライフトラックを受講されるのですが、例えば自分に自信が持てなくて、ある意味暗闇の中にいたような人の目の前が、ぱあっと開けたりします。

もちろんそれで完成というわけではないのですけれど、自分に自信を持てたり、明るい希望を持ち、人生の目的を持てたりします。

一緒に受けた人がお互い変化したことにびっくりしあうのですけれども(笑)。ワークの中でも、ノンジャッジメントっていうスタンスで、お互いサポートし合っていくのですね。

あまり人に頼らない人も、自分が人に助けられてもいいのだ、OKなのだということになるし、それまでいつも助けられてばかりいた人も、自分は人をサポートすることができるのだということに気づくのですね。

自分の中でそれぞれ答えがあって、それを互いに引きだしてゆくと、お互いの美徳というか、素晴らしいところをフォーカスしあって、高めあっていくので、本当にその人の良い所がキラキラ輝き始めます。

また、自分が欠点だと思っていたところや、今まで自分の障害だと思っていたようなことには必ず意味があるのですね。その意味が分かった時に、自分がこれさえなければって思っていたことが、実は自分にとってとても大事なプレゼントだったということを気付いて、やっぱり根底からがらりと人生観が変わる人もいます。

生き方、生きる姿勢が優しくそれでいて凛としたものへと変化していきます。この考え方は、NLPやバッチフラワー療法とも共通したものが多くあります。

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生きる姿勢が変わると、その後の多くのことが変わってきそうですね。

今の会社の名前は「シーズ オブ ライト」というのですけれども、その名の通り、光の種をまく人になっていくというか、自分から光り輝いて、光を伝えていく。そして、更にその人の周りの人も光り輝き、自分らしい形で光の種まきをする人になるようにサポートしていけるのです。

11月に宮古島でライフトラックのステップ3、トレーナー養成コースを開催したのですが、本当に皆さん素晴らしい経験をしてくださいました。

最終日に地元の宮古島の方がいっぱい集まってくださって、ライフトラックのワークショップを全く知らない人たちに体験セミナーをしたのです。

そうしたら、すごく宮古島の方たちも喜んでいただけて、また是非やってくださいって言われたのです。

そういった経験を積んで、自信を深め、「ライフトラックを是非広めたい」と熱い思いを持ってくださる方たちも増えてきていて、例えば2月には、九州で、ライフトラックのトレーナーの方が小学校でライフトラックの数時間のワークショップやり、それが大好評で、今度は市長さんも含めた大勢の方達を対象に開催することになったとのことです。

今までもNLPの卒業生が学校でセミナーをすることなどあったのですが、たった数時間の体験だけでも、何かが自分の中で素敵に変わっていくのです。そうすることで、また光の種子も蒔かれていくのかなと思います。

2002年に渋谷のスペースを閉鎖された後、どうされましたか?

新しいオフィスを探そうということで、またNLPのなかにもあるスキルを使って探しました。本当に面白いことに、リストアップしたら、その通りの物件がやってくるのです。

そのときは、広げれば有り難いけれど、限られた家賃だから難しいだろうということで、セミナールームは20畳以上、事務所のスペースは別にあって、駅から5分以内で、トイレが2つあって、表参道近辺で、静かで、緑があるというようなことをリストに書いていました。

ある日、表参道にある、昔お世話になった不動産屋さんにふらっと入って、表参道近辺の物件希望と伝えると、真っ先に紹介された物件がありました。

「もう夕方だから暗いけど、今から見に行きましょうか」と言われて、そこの女性の社長さんと一緒に、二人でいったのです。面白いことに、20畳以上と書いていたセミナールームになりそうな部屋が21畳、駅から5分以内、窓を開けると目の前が官舎で、その官舎の緑が自分の庭のように拝めるところでしたし、表通りを一本入ったところなので静かでした。

セミナーにいっぱい人が来るので、トイレは2つと書いておいたのですけれど、その南青山の物件は、たまたま一階で、ロビーがあって。この辺にトイレがもう一個あるといいのですけれどもね、とか話していたら、本当にロビーにもう1つトイレがあって、社長さんと抱き合って喜びました(笑)。

でも不思議なことに、私はコンビニが近いとか、郵便局が近いということを書き落としていたのですね。そうしたらやっぱり、コンビニはすごく遠いし、郵便局も20分ぐらい歩かないとないところでした。

書くことは大事なのだなと、そのときに前回以上に実感しました。20畳以上と書いたら、21畳だったから、もっと欲張っても良かったかなとも思いました(笑)。

その後、バッチフラワーの研究会から独立されたそうですね。お仕事はどうされましたか?

バッチフラワー療法の協会を辞めることにして、お金のことがすごく心配になっていたのですけれど、カウンセリングルームは三軒茶屋に持ち続けていたし、スウィルの事務局もやっていました。

スウィルには、あなたもNLPやライフトラックをどんどん教えたらいいのよと言われました。前々から言われていたのですけれど、ずっとパッチフラワーの仕事が忙しくてできなかったのです。

それで、じゃあNLPやライフトラックを教えましょうということで、セミナーを開催するようになって。だから、NLPのトレーナーコースを受けに行ったのは96年なのですが、実際にコースを教え始めたのは、ずいぶん後なのです。

トレーナーコースを受けに行かれた時は、ご自分が教えるつもりで受けに行ったのですか?

伝えられたらいいなとは思っていました。その後も小規模では伝えていましたし、バッチフラワー療法とNLPを合わせたセミナーも全国で小規模ながら開催していました。大掛かりなものはスウィルのサポートをするぐらいで、オーガナイズやサポートのみをしていたのです。

バッチフラワー療法の方はすぐに教えたいという気持ちがおありになったということですけれども、NLPを教えたいと思われたきっかけは?

アプローチは全く違うのですけれども、NLPもバッチフラワー療法もすごく考え方が共通しているのです。ある意味バッチフラワー療法を作ったパッチ博士という人も名前は違っても、NLP的なアプローチを患者さんにしていたのです。

例えばNLPは五感を使うのですが、患者さんを観察する時に、五感をフルに使っていたりとか、非言語的観察をしていたりとか、相手とのラポール=信頼関係の築き方とか。

また、その根底には、言葉の表現の仕方が違っていても、全ての答えは自分の中にあるということや、病気とかトラブルとか問題というのは、その人にとって災いではなくてチャンスであるという考え方があります。

誰もが自分の中に、その人が生きるべき人生というのを持っている。誰にでも使命や役割があるとバッチ博士はいっていたのですが、そういう考え方というのが非常に共通していたのですね。

それが私の子供から思っていた、「誰にでも魔法を使える力があるのではないか」という考え方と一致していたという感じです。

シーズ オーブ ライトのNLPの特徴を教えて下さい。

形の見える特徴からいうと、創始者リチャード・バンドラー博士の米国NLP協会の日本窓口になっているということです。スウィルが日韓のディレクターをやっています。

最初はそんなこと私はできないと思ったのですが(笑)、現在はアメリカで行われるトレーナーのコースのツアー開催を毎年やっています。

今、トレーナーコースの希望者がとても多く、日本人の枠が決まっているので、今年のコースでは私たちが審査をして参加される方を決めるような形になりました。

創始者であるリチャード・バンドラーと日本の中ではおそらく一番近いところにいるので、創始者のエネルギーを伝えやすい立場にいるかなと思っています。

スウィルが15年ほど前にハートに中心においたNLP―ハートセンタードNLP―という団体を作りました。自分のハートから生きるとか、自分の魂の本質から生きなからNLPを使っていきましょうというもので、日本では1993年に京都で英語でのNLPプラクティショナーコースを開催したのが始まりです。

伝えるときも頭から伝える情報だけだと、すごくテクニカル的な論理的な情報に偏る感じになりますが、じゃあ、目の前にいる人が幸せになるために、このNLPをどう使えるのかと考えて使っていると、どんなことに応用しても、本当に心のこもったアプローチになって、よい結果も出やすくなるのですね。

そういったスタンスでNLPを使っていただこうと、創始者のリチャード・バンドラーから認定を受けてNLPのコースを展開しています。卒業生を見ていると、皆さん柔軟性があって、人に対する思いやりの気持ちを持っていらっしゃる方ばかりです。

そして、皆さん幸せそうで、楽しそうだなと思います。卒業後、幸せにそれぞれ自分を表現している姿を見たり、活躍を聞いたりする、それが何より嬉しいことですね。

卒業してからも、お付き合いがあったりする方が多いのですけれども、それぞれ充実した生活をされていて、人の役に立とうという気持ちがすごくある方たちだと思います。

                

(次回につづく・・)

インタビュアー:長谷川 碧

「ソース」トレーナー。目標を努力と根性で実現してきたのが「ソース」に出会って一変!現在、情報サイト「なるにわ情報局」で自分らしく生きるヒントを発信している。

なるにわ情報局 :http://www.naruniwa.info/

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