カウンセリングは学生時代から始めていて、卒業して会社に勤めながらも少し続けていました。その後、ブランクが10年ほどあったのですが、1995年にNLPを学んでからは、ずっとNLPや催眠療法やバッチフラワーを使っています。
NLPでカウンセリングをするというのは、普通のカウンセリングとどう違うのでしょうか。
様々なスタイルがあると思うのですけれども、例えば催眠ですと、目を閉じて、潜在意識にアクセスしていきますね。NLPにも同じようなやり方はありますが、目をあけた状態で自分の潜在意識に入って、解決策を考えたり、自分の中の葛藤を解決したり、自分の方向性を明確にしていくこともできるのです。
しかも、変化はわりと短時間で起こります。NLPは20分で恐怖症が治療できると言われたりしますが、実際、何十年も従来の治療を受けていた方が、短い時間で症状がなくなったりするということが可能なのです。
白石先生がNLPを使い出した理由を教えてください?
NLPのアプローチというのは、カウンセラー側にもクライアント側にも両方に負担が少ないと思います。なぜなら問題にフォーカスするのではなく、ゴールまたはその人の望ましい状態にフォーカスするからです。その人の望ましい状態を前提として、ゴールを現実とするためにリソース(資源)を使って解決していきます。
NLPでは、必要なリソース(資源)はすべて自分の中にあるという考え方をします。自分の中に無ければそれを人から学ぶこともできるけれども、本質的なものは自分の中にあると考えるのです。そのことをカウンセラー側が心から確信できていれば、クライアントの力も信頼でき、それは自ずとクライアント自身が自らの力を信じる方向へと導くことにもなります。
カウンセラーが、クライアントを一生懸命背負って、なんとかこの人を助けてあげなければというというスタンスではなくて、自分で自分を助ける力を持っている本人の力を信頼しながら、そのサポートをしていくことができるのです。
実際には、NLPのスキルを使いながら、相手のリソース(資源)を引き出し、気づきや癒し、自分がパワーアップしていくことを体験して頂きながら、カウンセリングを進めていきます。
NLPのカウンセリングでは、五感を活用しながらクリエイティブに解決策を見出したり、自分の夢や目標をより明確にしていくプロセスを、クライアントさんもカウンセラー側も楽しみながら体験することができます。
もちろん、どん底にいるような状態もありますし、大変な時期もあるかもしれませんが、どこかで、自分の道の先には必ず光が灯っていると確信できるようになるように思います。
最初はカウンセリングをどのように始めたか教えていただけますか?
最初はどこかに勤めることも考えました。NLPや、催眠など学んだことを使って、どこかで仕事がないだろうかと思いました。ですが、自分がやりたいことを追求していったところ、自分で開業する流れとなったのです。
具体的には、NLPのコースがきっかけになりました。NLPのコースでは、卒業するときに、外部の方たちに練習台になっていただきます。そうやってセッションの経験を積むのですね。
その時に、職場が一緒の人や友達に声をかけたり、友達に友達を紹介して貰ったりして、セッションをやってもらっていたのです。そうしたら、その人が別の人を紹介してくれて、これは良かったから、是非セッションをやってほしいという人が出てくるようになって・・・。
いつからチャージするようになったか、よく覚えていないのですが、1996年ぐらいからだったと思います。
1番最初のお客様は覚えておられますか?
1番最初にNLPのセラピーをさせていただいたのは、職場の同僚でした。自宅に来て無料でセラピーさせていただきました。
最初は緊張されたりされませんでしたか?
彼女をよく知っていましたし、コース中も何回もセッションしていたので緊張はなかったです。ごく自然な形でカウンセリングのスタートが切れたという感じですね。
後日談ですが、その後、彼女は、それをきっかけに、NLPを勉強しにきてくれて、トレーナーの資格をとり、今や大学の助教授として、大学の生徒や、福祉や医療などの援助職に就いていらっしゃる方にNLPを伝える立場になっています。
セッションはどこかで場所を借りていたのでしょうか?
最初の頃は、自宅でセッションをしていました。でもそのうち、2人の方が場所を提供して下さるようになり、そちらを借りてはじめました。
その後、やはり自分の場所がほしいと思うようになりました。そういう目標を実現するためにも、NLPは使えるのですけれども、自分の夢のプランをリストアップし始めました。
非常勤の仕事もしていたので、カウンセリングだけをやるのであれば、そんなに広くなくてもいいだろうということで、ワンルームマンションを借りようかなとか、8万円ぐらいだったら東京の郊外で借りられるかな…などといろいろと考えていました。
そんな折に、内科の先生と出会ったり、バッチフラワー療法の関係の人を紹介されたりする機会がありました。バッチフラワー療法をしているイギリス人の先生を紹介された日に、いろいろ話をしていると、その場にいた人たちが皆偶然にもスペースを探しているということがわかったのです。1996年の年末のことです。
内科の先生と私は既に一緒にセラピーのスペースを開きましょうという話になってきていたのですが、イギリス人の先生も新居を探していて、さらにバッチフラワー療法の輸入の会社もちょうど事務所を移転しようと思っていたところだと言うのです。
では一緒にやりましょうということになって。おもしろいことに、蓋を開けてみたら、そのスペースの家賃を均等割すると、私の負担額は8万ぐらいでした。私は8万ぐらいでは、本当に小さいワンルームしか借りられないと思っていたのですが、何人かの意思が集まったことによって、ずっと大きなスペースが使えるようになったのです。
すばらしいですね。これからスペースを探される方にも参考になりそうなお話ですね。
NLPで、「自分の意図を明確にする」というのは、基本的なこととして言われるのですけれども、「何のためにそれをやりたいのか」を明確にすればするほど、その意図に見合ったものが、期待を超えた形で、現実として現れてくるように思います。
ですから、もし私がスペースを持つことだけにフォーカスして、それしか考えていなかったら、ワンルームマンションで、一人でやっていたかもしれません。
私は「このすばらしいアイディアやスキルを人に伝えて、皆が幸せになれたらいい」ということにフォーカスをしたところ、そういう意図をもった人たちと出会うことができ、さらに自分が期待した以上の結果が得られました。
NLPでは意図とかゴールが達成できたときに、どんな気持ちになるのかイメージしてもらいます。嬉しいとか、ワクワクするとかみんなの喜んでいる顔が見えるとか…。私の場合はそれをしていたら、自分が開業、つまり、実際に夢が叶って自分のスペースを持つという形になりました。




