第10回目(4/4)  安藤 理 先生  セドナメソッド・コーチ&ソース・トレーナー

仕事をツールとして活用し、自分の持ち味を生かす

(・・・・前回からの続き)

インタビュー写真

「仕事が軌道に乗るきっかけがソースに出会われたことだったとのことでしたが、どのように出会われたのですか?」

八ヶ岳に移住して2年目のころに、ソースの本がヴォイスという出版社から発売されました。

その頃仕事はスリーインワンのセッションしかしていなかったですから、フルに仕事もしていない、収入もそれほどない状態で、今後の方針が決まっていない不安な時期でした。

そんなときにソースの本と出会って、非常に共感しました。自分がやってきたこととか、望んでいたことが、それでいいのだということや、それをさらに進めるための大事なポイントが書いてありました。

小さなことから実行しはじめ、次に自宅学習キットをやり、それからワークショップを受けました。

本を読んだときから、自分にすごく合う考え方だし、手法だな、と思うと同時に、これだけ体系化されているプログラムがあれば伝えやすいとも思いました。

これは変化を望む方には役に立つ内容だと思いました。ですから、ほとんど迷いなく「やろう」と決めたのです。

「ソースはどのようなメソッドなのでしょう?」

心の状態を良くするためには、大きく分けて2つのアプローチの方法があります。

一つはカウンセリングとかセラピーのように、本人が抱えているネガティブな問題を解消・解放していく方法。

ある意味、ソースはそれと対照的な方法で、人生のいろんな側面、今までの経験、いろんな所を振り返って、いい記憶をもう一度掘り起こし、洗い出す・・・。そうした上で今後どうなっていくかを考えるというプログラムなのです。

たとえ悩みや問題を抱えていたとしても、今までの経験の中に価値があったりとか、楽しかったとか、興味を持った事を振り返ってみると、自分のワクワクする種というか、ポジティブな要素が見つかるのです。

それをさらに、うまく育てて、生かしていくという風に続けていけば、もしかしたら将来の仕事に繋がるかも知れないし、そこから人間関係ができるかもしれないし、体の調子も良くなるだろうし・・・。

そういった自分の持っているポジティブな種を育てるきっかけになるのがソースです。

「安藤さんの仕事が軌道に乗るころ、本田健さんとの出会いがあったと伺っていますが。」

ソーストレーナーになった年に、スリーインワンの講習仲間から紹介されました。本田さんが、八ヶ岳に住んでいる人に話が聞きたいということで、訪問を受けたのです。

お互いに出合った時にはそういうふうになるとは知らなかったわけですが、いいめぐりあいになりました。

うちに遊びに来て頂いて、いろいろ話をしていくと、同じ神戸出身で、出身の地が高校まで一緒だったり、多くの接点がありました。

東京で開いたソースのワークショップにも来ていただいて、「ソースをやることでこれから自分のやっていきたい構想が、非常に明確になった。いいプログラムだった。」とおっしゃって頂きました。その後、私のことを紹介をしてくださるようにもなりました。

「八ヶ岳に来てから軌道に乗るまでの3年間は大変だったと思いますが、後から振り返ってどのように感じますか?」

回数や人数は少なかったですけれども、着実に続けていましたから、その3年間も必要な時期だったのでしょう。

経験と自信が蓄積し、いっぱいになって次のステップに進めたのだと思います。

時々お話するのですれけど、何かをやりだした時というのは、すぐに成果や結果が出ないことがあります。

状況があまり進展しない状態があっても、そこであきらめないで続けていくと、ある臨界点に達した時に次のステージを迎える。そういう変化の流れもあるのではないでしょうか。

自分で研究を重ね、飛躍する才能のある人などは、短期で立ち上げられる人もいるのでしょうけれど、そうじゃない方のほうがきっと多いのではないかと思います。

その間は必要な経験を積んだり、学んだり、必要であればノウハウを使いながら、地道にしのぐのがいいのでしょう。持ちこたえながら、粘り強く次の時期が来るまで、力を蓄えるとことが重要だと思うのです

「どうしても落ち込んでしまう時期もあると思います。このお仕事は、提供者側のコンディションを常に高めておかなければ、お客様に対して説得力がないと思うのですが、どのように対処されていますか?」


一度体調を崩してから、無理はしないようにしているので、現在はあまり問題になる状況はありません。ちょっと調子が悪くなり始めた時にはやはり、セルフケアをしています。

具体的には感情面を解放するということと、体をケアするためのいくつかの方法ですね。他にペースダウンするようにして、スケジュールもつめこまないようにしています。

メンタルなスキルというのは、仕事にされる方自身のためにも最大限に利用することが望ましいです。

人の問題を自分で抱えこんでしんどくならないように、うまく解消していけるようなセルフケアや人間関係が大事だろうと思います。

「セドナメソッドを勉強しに海外へ行かれていますが、海外のプログラムを受講するときのアドバイスやコツがあったらお願いします。」

英語の事はよく聞かれるのですが、もちろんある程度の英語力は必要です。せっかくセミナーに行っても、何もわからないではもったいないですから。

多くのワークショップというのは、ペアを組んで少し話をしたり、体験をシェアしたり、ワークをやったりという形式が多いですから、最低限の意思疎通ができる程度は必要です。

ただ、僕が出た範囲のセミナーでは、それほど会話力がなくても大丈夫でした。ペラペラ流暢に話せなければ駄目ということはありません。

とはいえ、聴く能力は、少なくとも講師の話の内容が80パーセントぐらいは分らないと難しいかもしれません。全部が分らなくても、要点がわかれば大事な事はつかめますから、完璧には出来なくても大丈夫だと思います。

日本で情報が得られるセミナーは、たいてい教材とか本が出ていますから、読んでわかるとか、教材を聴いて分かる、というレベルであれば、準備をした上で行くと、結構役に立つのかなと思います。

日本人というのは英語に対して、コンプレックスがあるということもありますけれども、必要以上に緊張感を感じたりとか、難しそうに思ってしまう所がありますから、そこはリラックスして、ある程度思い切っていけばいいのではないかなと思います。

特に、心の分野を学びにきている人たちというのは、ハートがある程度大きな方が多いですから、受け入れて下さる。片言の英語でも、ちゃんと耳を傾けてくれたり理解しようとしてくれます。

そんなWelcomingな人が多いですから、一般の語学を習いにいくとか、仕事で行くとかというよりは、はるかにリラックスしやすい場だと思います。

コミュニケーションってそういうものなのだというのが日本にいるときでも感じられる方であれば、多分向こうに行っても大丈夫だと思います。

「海外の講座を探す場合のアドバイスはありますか?」

今はインターネットや日本で翻訳されている本にも情報ありますから、まずは自分で調べてみることですね。

それが自分の興味にかなうものであれば、たいてい書物とか教材で試してみることです。それでやってみて本当によければ・・・行ってみる。ある程度準備をしてからいくのが、一番確実だろうと思います。

インタビュー写真


「安藤さんご自身が講座や個人セッションで大切にされていることはありますか?」

来る方がリラックスして、自分のペースで、または普段のままで受けられるようにと考えています。

なるべく不必要なプレッシャーをかけないほうが、自分としても望むような結果が出ると感じているので、最小のコントロールを心がけています。

セッションやワークの中で、「こうしないといけない」というような進め方とか、「そういう答えは駄目だ」とかいった、決め付けるような説明とかフィードバックではなくて、出てきたものは基本的にそのまま受け止めています。

本人の中にある変化の潜在力や力を信頼して、見守って寄り添うスタンスで進めています。

受ける人にとっては、受けるだけでプレッシャーというか緊張感があるわけですよね。

それ以上のプレッシャーを与えなくてもいいし、必要な手順を進めていけば、必要な変化は起きると思うのです。そういうスタンス、スタイルでやっています。

「受講生が講座を受けるというよりも、安藤さんのスペースを受講生が自由に利用して自分が感じ取っていく・・・といったところでしょうか。」

そういうふうにしてもらえるのが一番うれしいですね。一番望んでいる形です。

「料金設定にポリシーがあれば教えてください。」

ソースの場合は、規約上の最低ラインがあるので、それよりちょっと上・・・というくらいの大雑把な設定です。個人セッションのほうも、世の中の相場で。

最初はわりと低いラインで始めて、1年ぐらいたって経験もできてきて、今年はフォローのセッションを入れて少し値上げしました。

余裕を持って受け取れるような、自分で心地いいラインで決めています。

その分コミットできるようなラインで、あまり人数を集めなくても少人数で運営できるくらいで設定をしないと、持続できないですから・・・。

多くの方が、最初始める時はある程度抑えて、受けやすい設定にするでしょうけど、それを続けると回っていかないでしょうから、ある程度の時期で区切りをつけ、期間限定のお試し価格でやったりするのがいいと思います。

僕もスリーインワンを始めたころとか、セドナメソッドを始めた頃は、「あと、何人かやったら」あるいは「あと何ヶ月かやったら」というような線引きをして、そこに達したら設定を引き上げるようにしてきました。

「現在、どんな宣伝活動をされていますか?」

基本的にはHPに載せているだけです。あとソースを受けた方へのフォローメールに案内を添える程度ですね。

あと、受けてくださった方が口コミで紹介していただけるケースもあります。

あまり一気にお客様を増やさないで、徐々に増やしていきたいと考えています。

「この仕事をしていてよかった点を教えてください。」

自分の気に入っている事が、ありがたいことに仕事になっているということです。

仕事にほとんどストレスがなく、喜びや楽しさ、あるいは興味あることを続けられている充実感で満たされていることが一番よかったことです。

僕は田舎に住んでいますが、孤立しているわけではなく、たくさんの人とつながりを持って生きていて幸せだなと思います。

「これからセラピストになりたい方や、既に開業されている方に一言お願いします」

ソースのワークショップでもよく言うことなのですが、「こういうことを仕事にしたい」と、あまり意識が限定されてしまうと、気持ちのゆとりとか、バランスが崩れたり、仕事が発展しなくなると思うのです。

セラピストになるとか、コーチになるという言い方をしますけれども、何かに「なる」というのは危険だと思います。

望ましい器に自分を合わせるというのは、下手をすると本来の自分を見失ってしまったり、無理をしてしまいます。

「この仕事をするには、こういう人間にならばければ」とか、「こういうスキルをもっと伸ばさなければ」となると、上はキリがないくらいありますから、不十分な形で仕事をしなければならない気持ちになって苦しくなります。

人の問題の解決を手助けするというのは、際限がないですから、自分が不完全に思えるときも沢山あります。そこにこだわってしまうと、助けている方の心の健康、体の健康、ひいては経済的なものまで失われていってしまいます。

気持ちのゆとりを持って、バランスのいい生活をする上で、自分の人生はどうありたいのか、自分はどうありたいのか、考えることをお勧めします。

仕事を生きるためのツールとして活用したり、自分の持ち味を生かすように作っていくことで、きっとその人らしい貢献ができるでしょうし、また提供する内容もその人らしいものが出来てくるのではないかと思います。

<編集後記>

お話を伺っていて、安藤さんは、穏やかに自然に人生を進んでいっているように思いました。

その生き方は、どこをとっても安藤印。無理がありません。今回のインタビューは仕事のためのヒントというより、人生全般をステキに生きるためのもののような気がしました。

安藤 理  セドナメソッド・コーチ&ソース・トレーナー (山梨県小淵沢町)

山梨県八ヶ岳南麓を拠点にワークショップや個人セッションを実施しています。

自分らしいイキイキと充実した生活へのきっかけ作りを、自然豊かな環境の中で体験したい方に、お役に立てれば嬉しいです。

個人セッションは電話でも実施していますので、遠方の方でも受講いただけます。

   ・自分を再発見するワークショップ 「ソース」
   ・スムーズな変化を促進する個人セッション  「セドナメソッド」

ホームページ andoo.info
http://andoo.info/

インタビュアー:長谷川 碧

「ソース」トレーナー。目標を努力と根性で実現してきたのが「ソース」に出会って一変!現在、情報サイト「なるにわ情報局」で自分らしく生きるヒントを発信している。

なるにわ情報局 :http://www.naruniwa.info/

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