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メンタルビジネスへのご招待(インタビュー)

メンタルビジネスの最前線で活躍されている各分野の第一人者の生の声を皆様にお届けします。




第10回目(3/4)  安藤 理 先生  セドナメソッド・コーチ&ソース・トレーナー

2007年 01月 20日

変化には、行動して起こす変化と、受け入れる変化がある



←前回号「一番身近な所に、一人は理解してくれる人がいました」



(・・・・前回からの続き)


インタビュー写真


「八ヶ岳に行かれるまでの中で、特に印象的だった出会いとか、後押しされるような出来事とか・・・奥様以外にも出会いだったり、人生の転機などはありましたか?」

父が亡くなった後に、自分の心と体の回復のために、スリーインワンコンセプツという手法を習いました。

看病で、体も気持ちも疲れていたので、まずはそれをクリアーにして、父とのなかで解消しきれなかった感情的な面もきちんと清算する時期だと思ったです。

スリーインワンを習い始めて、体が開放され始めて、気持ちにも少し余裕が出てくると、徐々に先のことが考えられるようになってきました。

これからどうしたらいいか、どう生きていけたらいいかなと考えられるようになった時に、「大きく環境も変化をさせる時なんだなぁ」と、自分の中でも腑に落ちました。

それと共に、実際に八ヶ岳に家を見に行ってみようという気持ちが出てきたのです。そうしたら、八ヶ岳の雑誌の中に気になる物件を見つけて・・・見に行った土地に、今住んでいるんです。

それもまぁ一連の流れで気持ちの変化が少しずつ進んできた結果で・・・。だから父の死と、スリーインワンを習ったということは、大きな要因でしょうか。


「スリーインワンについて教えて頂けますか?」

スリーインワンは、自分が幸せな状態になるのを止めている、自分の中のネガティブな感情パターンを開放するための手法です。

自分の中のネガティブなパターンは、感情的な傾向が大きく影響します。ある状況とかある人とかに出くわした時に、自分がネガティブな反応をしないように努力しても、なかなか変わらない部分がありますよね。例えば、潜在意識とか体とか・・・生理的な反応の部分です。

そこを、解放するために、体からもアプローチするのです。

具体的には、人間はストレスがあると筋肉が弱くなるという性質を使います。クライアントさんの両腕を軽く押して、言葉で問いかけて、筋肉がどう反応するかを調べるのです。

あらかじめクライアントさんと扱うテーマについて話し合い、そのテーマに対してのストレスの度合いを、質問することで量っていきます。

質問は、「振る舞いのバロメーター」という表に沿ってしていきます。質問に対する筋肉の反応からYes/Noの答えを聞くことで、どういう種類の感情が引っかかっているかがわかります。

その結果、「こういう種類の感情が引っかかっている」と確認できると、本人も自覚するわけです。

それまではなんだかもやもやしているとか、気が付いていないとかいったものが、フィードバックを受けると、本人がその感情と向き合うので、そうだったのだと自分で受け入れる事ができるようになります。

受け入れると、変化がはじまるのです。過去のトラウマであるとか、ネガティブな感情をさかのぼって、100以上ある解放方法の中からクライアントさんに合うもので解放していきます。

こうすることによって、過去からずーと続いてきたネガティブなパターンを自分の中で完了させて、本来望んでいる振る舞いとか、考え方・行動がしやすい状態を作るというのがスリーインワンです。


「そのスリーインワンをご自分に活用されて、その後ファシリテーターをはじめるわけですね。」

そうですね。結局ファシリテーターとして9年近く活動をしました。

ファシリテーターは、個人セッションでクライアントさんを癒すという形でセッションをするのと、そのセッション技術を習いたい方のための習得コースを教えるという・・・二つの仕事をします。

ファシリテーターになった当初は両方やっていました。八ヶ岳は人の少ないところなので、そこでセッションをやるということはほとんどなく、最初は出張でやっていました。

出身の関西は、東京にいる頃から出張をして、あちらの方でセミナーをやったりしていた関係で、以前から知り合いがいたのです。

ですから、スリーインワンのセッションを始めたときに、知り合いにスリーインワンをはじめたと伝えていたりとか、説明会をやらせてもらったり、個人セッションをやらせてもらえたりしました。

その中でコースを受けたいという人が出てきましたので、少しずつですけれど、それも仕事になっていきました。

長野県でも知り合いがいたので、そこでも出張してセッションをしたりして、移住して最初の1〜2年はスリーインワンをメインに活動していました。

移住して3年目から現在までは、ソースのワークショップを中心にやってきました。スリーインワンの個人セッションは続けてきましたが、2006年に完全に終了しました。代わりに、2年前から実施を始めたセドナメソッドのセッションに重点を置くことにしたのです。

「スリーインワンは、何かきっかけがあって終えられたのですか?」

はい。スリーインワンは、自分にとってすごく有効であったし、クライアントの方にもかなり大きな変化を引き出せる方法だったのですが、対面セッションという形でしかできないという形式的な制約がありました。

八ヶ岳に住んでいると、セッションのためだけに訪れる人は少なく、あとセッションができるのは出張したときだけですし、それがメインにはなりえないのです。なので、東京とか関西・名古屋のファシリテーター仲間を紹介することが多かったのです。

自分でも感情の解放を直接サポートできるといいなと思っていたのですが、もっと簡単で、習得すれば自分でセルフケアができるような方法がいいなと。そういう意味で瞑想もよいのですが、もっと習得しやすくてシンプルなものがあるといい・・・。

そう思ってはいたのですが、代わるものがすぐに見つからなくて、しばらくはスリーインワンを続けていたのです。それが、今から3年前ぐらいにセドナメソッドという方法があるというのを、書物とインターネットから知りました。

調べていくと、それぞれの人が自分で習得・活用できて、言葉でお伝えできるので、対面のほかに、電話でもセッションができる方法だったのです。自分が望んでいる条件に合っていたのですね。

それを3年前に知って1年間実践して、2年前に個人セッションをやるための、コーチというかファシリテーターの資格を取って始めました。

資格を取ってから1年は経験を積むために、すでに私の講座を受講された方だけにお知らせをして、フォローするという形でやっていきました。

今年になって、全く面識がなく申し込んでくる方があっても、対応できる自信とある程度の実績もついてきたので、セドナメソッドにもっと重点を置いていこうと決めました。

その時、スリーインワンと並行してやるのは負担が大きいし、受ける方もその違いというのが分りにくいし、いちいち違いを説明するのも本意でなかったので、スリーインワンはそれをメインにやっている方にお任せしようと思いました。

セドナメソッドは、自分以外にやっている人が今のところ日本にはいないので、必要とされる方を、できるだけきちんと受け入れられる態勢を作ってやろうと、今年春に決めてシフトしたのです。


「セソナメソッドを説明していただけますか?」

セソナメソッドは、自分の心に浮かんでくるネガティブな感情を、自分で認め、解放していくというものです。

多くの方々が、自分のネガティブな感情をそのまま抱えこんだりとか、ひきずったりすることが結構あるわけですけども、このテクニックを使うと、もやもやした感情をすっきりと解消するという変化を自分で起こせるようになるのです。

内容は日常的なものでも扱えますし、もう少し深めていくと、自分が望んでいる変化―例えばワクワクして生きたいという願望の実現を促進する、といったものも扱えます。

ワクワクして生きたい、だけれどもなかなか行動できない、といったときには、何かその行動を止めている感情があるわけですよね。そういったものを自覚して解放していけば、今までよりも気楽に考えたり行動できるようになるのです。



インタビュー写真



「不安があると、普通はどうしてもそれにとらわれて、ワクワクする事もやる気が出てこない・・・となってしまうのですよね。」

セドナメソッドでは、このように考えます。大抵の心に浮かんでくる不安というのは、将来のことを考えた時にでてくるわけですよね。その感情を抱え続けていると、心配がずっと続くわけです。

けれども、感情というのは、一度手放してみるということはできるのです。ずーっと消す事は不可能ですけれども、ちょっと手放して・・・ほどくというか・・・、少し緩めるということはできるわけです。

そうすると安心感が戻ってきて、自分が冷静になれる、空白の時間を作ることができるのです。

そうすると、少し落ち着いて、「まあ心配はあるけれども、ずっと心配し続けるより、今出来ることを少しやってみよう」とか「こういうことをすると、ちょっと楽しかったりするから本でも読んでみよう」とか、「音楽聴いてみよう」とか、「ジャズダンスしてみよう」といった考えが浮びやすくなります。

そういう時間を取るということで、気持ちを変えることができます。ちょっと横に置く感じですよね。あるいは握り締めている状態を緩めてみると、溜まっていたガスが抜けていくような感じで流れていくとも言えます。

実は、感情って本来は時間とともに自然に移り変わっていくもので、掴み続けていなければ、どんどん膨らむものではないのです。

けれども、ネガティブな感情を感じると、押さえ込んだりとか、逆にそれにこだわりすぎてしまったり、その感情をなかったことにしようとするため、余計に影響を受けている場合が多いのです。

そういう場合に、ただそれを認めたうえで、いったんそれを手放す事ができるようになると、不安や怒りや悲しみなどがあったとしても、それが途切れる時間が増えます。

途切れた時間というのが、本来のその人の状態なのです。今、ここに存在している訳ですから、過去の嫌なこととか、これからの心配にとらわれることなく、今何がしたいか、今気分がよくなるためにはどうしたらいいか。そういったことを考える時間が少しずつ増えてくると、いい方向に向き始めます。

将来の不安というのは、状況が好転するまではつきまといますが、今完全に解決できなくても、不安に完全にとらわれずに、やりたいことが少しずつでもできる状態にいることは、ほとんどの人に可能なことだと思います。

今、セドナメソッドの受講生にはこういったことをお伝えしています。このメソッドを続けていくと、1回1回の変化は僅かであっても、それを数ヶ月続けていくと、気が付いたらほとんど心配してなくて、以前よりもかなりいい状態になっていた・・・ということが増えてきます。


「安藤さんご自身がもっともピンチだと感じた時とはどういうときでしょうか。」

まずそのシックハウス症候群(化学物質化敏捷症)になった時と、ソースを知るちょっと前・・・でしょうね。もうひとつは、コンピューターの仕事で行き詰った時です。


「ソースを知るちょっと前というのはどういった状況でしたか?」

仕事がまだ軌道に乗っておらず、収入も少なく、あまりそういう生活を長くは続けられないな・・・という不安な見通しが広がってきた時ですよね。


「この期間に焦りを感じたりとか、辞めてしまおうと思われたりしたことはありますか?」

もちろん気持ちが揺れたり、弱気になったり、不安があったりとその期間はずっと何かありました。けれども、ありがたい事にソースを始め、自分で習ったことが、気持ちを切り替える事に役立ってきましたから、悪循環のまま落ち込んでしまうという事にはならなかったです。


「具体的にはそういったとき、どう解消されたのですか?」

まず、その時習っていたスリーインワンなど、色々なスキルでまず内面の不安を解消しました。それから、どうしていきたいのか、どうなっていきたいのか考えていました。

そして、悶々と悩んでいる時間があったら、不安があっても楽しいこと、やりたいことをやりました。興味あることをやることで、エネルギーが出るわけですから。

今の状態を持ちこたえながら、いいメンタル・コンディションを保つことを重視しました。


「仕事が軌道に乗るまでの流れをおしえていただけますか?」

ソースのワークショップを始めて最初の2〜3年は、そんなに集客もできず、最低限の収入でした。マーケティング的なノウハウも使えばもっと早くできたのかもしれないのですが、そちらにあまり意識が向かなかったです。

比較的のんびりとやっていて、結果的に3年目くらいから紹介される頻度が増えてきて、回っていくようになりました。その変化を自ら努力して作ったのではないのです。

ただし、セドナメソッドを習ったことで、もう少し仕事の量を増やすとか、沢山の人と関わるということをやっても大丈夫だという気持ちの変化―心のスタンスの変化―を起こすことができたので、よかったと思っています。

つまり、そういうタイミングで、例えばホームページで直接紹介されるとかいうありがたい話が来たとき、素直に受け取れるというような、躊躇せずにやりますという心の準備が出来たということは良かったと思います。

変化の中には行動して起こす部分と、先に心の準備をしておくと話がきた時、すぐ受けられるというものがあると思うのですね。一見受け身に感じられるのだけれど、そういう流れを引き寄せるような意識の準備をしておくと、実際に思ったような展開になる。

つまり、ある部分を意識的に、無意識の部分を使ってやっているから、運やツキがめぐってくるという事が起きている。理屈をつけるとしたらそういうことなのかもしれないなとは自分では思っています。


「仕事が軌道に乗る臨界点というのはどこにあったのでしょう。上昇気流に乗る最初のきっかけは、ソースに出会われたことですか?」

そうですね。ソースに出会ったのが一番大きいです。ソースに出会った、ソーストレーナーになったというのが、少しずつ段階的にこう下降気味なものが少し持ち直して、水平推移になって、段階的に少しずつ上昇し始めた感じです。

一つの臨界点というより、徐々に、いろいろ習得したものが、自分の役に立って、最後はセゾナメソッドによって上昇気流に乗れた・・・という感じかもしれません。


「八ヶ岳移住3年目にソースと出会われたと伺いましたが、どういう出会いだったのでしょう?」

八ヶ岳に移住して2年目のころに、ソースの本がヴォイスから発売されました。

その頃仕事はスリーインワンのセッションしかしていなかったですから、フルに仕事もしていない、収入もそれほどない状態で、今後の方針が決まっていない不安な時期で・・・。

そんなときにソースの本と出会って、非常に共感しました。自分がやってきたこととか、望んでいたことが、それでいいのだということや、それをさらに進めるための大事なポイントが書いてあったので。

実践できる事で、小さめなことを同時実行しはじめて、キット学習、それからワークショップを受けました。本を読んだときから、自分にすごく合う考え方だし、手法だな、と思うと同時に、これだけ体系化されているプログラムがあれば伝えやすいとも思いました。

自分の個人的な経験というのは非常にプログラム化し難いですけれども、それがある程度、普遍的な形でシステム化されているところが非常に気に入って、これは変化を望む方には役に立つ内容だと思いました。ですから、ほとんど迷いなくやろうと決めたのです。



                 (次回につづく・・)


次回号「仕事をツールとして活用し、自分の持ち味を生かす」→

←前回号「一番身近な所に、一人は理解してくれる人がいました」


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安藤 理  セドナメソッド・コーチ&ソース・トレーナー (山梨県小淵沢町)

山梨県八ヶ岳南麓を拠点にワークショップや個人セッションを実施しています。

自分らしいイキイキと充実した生活へのきっかけ作りを、自然豊かな環境の中で体験したい方に、お役に立てれば嬉しいです。

個人セッションは電話でも実施していますので、遠方の方でも受講いただけます。

   ・自分を再発見するワークショップ 「ソース」
   ・スムーズな変化を促進する個人セッション  「セドナメソッド」

ホームページ andoo.info
http://andoo.info/





インタビュアー:長谷川 碧

   「ソース」トレーナー。目標を努力と根性で実現してきたのが「ソース」に出会って一変!現在、情報サイト「なるにわ情報局」で自分らしく生きるヒントを発信している。

なるにわ情報局URL :http://www.naruniwa.info/


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