衝撃的な出会いから、弟子という形でついていったわけです。
浦田紘司先生はどちらかというとシンプルに、「いつもこだわらない、とらわれない、しばられない」「明るく、素直で、感謝の心を持って」と言われていました。
実は先生から直接は、何も習っていないんです。僕の講座でやっているのは、全部見て学びました。だから、その通りかどうかは分かりません。
ただ、先生はトレーニングを繰り返し繰り返し、教室でやっていました。それを見て学ぶ感じでしたね。
経営コンサルタントとして有名な船井幸雄先生に浦田先生が紹介され、船井先生の講演会の時に、カバン持ちのような形で僕も付き添っていました。
もともとは健康のために来ていた人たちがほとんどだったのですが、船井先生に紹介されるものですから、だんだん経営者の立場の方々が教室に来るようになったり、スポーツ選手とか、野球の小久保選手とか、来ていたりしました。
東京では長嶋一茂さんとか、山下選手と、話をされていたりしていました。船井先生の流れから、浦田先生のところにみなさん来ていましたね。
「ヒプノセラピーの戸内先生との出会いも、偶然が重なったそうですね?」
前に話したように、個人セラピーをやったことがなかったので、もう1回勉強に行かなくてはと思っていたのです。
これも偶然なのですが、天草の方で保育園の研修を頼まれて、そこで研修をしにいったときに、たまたま入ったお店で「ヒプノトラベル」という漫画と出会いました。
それが、退行催眠の個人セッションのことを描いたマンガだったんですよ。
それを読んで、こういうセッションができたら、素敵だなと思ったので。インターネットで調べて、先生の本名までは分かりました。
その頃、福岡で「人生楽勝会」という勉強会を僕は毎月やっていたんです。ボランティアで、人生楽しく笑って生きようという会でした。
そこに初めて来ていた人が、「私、その人を知っていますよ」と言うんですよ。その人から主催者を教えてもらって、電話をしました。
その電話がきっかけで、「実は今度からセラピスト養成をしようと思っているので、第一号の生徒になりませんか」と言われたんです。その先生が戸内先生です。
戸内先生は、北九州でセラピストとして活躍していらっしゃいます。ずっと個人セラピー、個人セッションをしていらっしゃって、越智啓子先生の講演会を福岡で主催されたりしています。
その戸内先生から、個人レッスンを受けて、僕も個人セッションをすることになったのです。
「日本メンタルヘルス協会の外部講師に推薦された時も、候補になる卒業生が多くおられたと思いますが、なぜ青木先生に声がかかったと思いますか?」
日本メンタルヘルス協会の卒業生には、素晴らしい人達が、本当にたくさんいらっしゃったんですよ。
でもその人たちは既に成功していらっしゃったけど、僕はまだ駆け出しだったからというのもあるかもしれないですね。
でも、毎回、講座の再受講に行っていて、食事会も出て、先生と仲良くなっていったということが、1番大きいと思います。
講座の中でも言われていたのですが、人間としての関係を大切にされていたのだと思います。
別の見方をすれば、先生たちの「後輩を伸ばしてあげよう。」という優しさですね。今も続けさせていただいて、僕の成長をいつも見守ってくださっている感じがしています。
「伸ばしてあげようと思われる後輩のポイントはどんな所ですか?」
僕も教える側になってきたから分かるのですが、学ぶ姿勢って大事ですよね。
先輩たちからは素直に学んで、分からなくてもついていけばいいという気持ちを持って、いつも学ぶ姿勢でいる。
そうあってこそスゴイ人がいっぱいいる中で、声をかけてもらえるとか、いろいろ教えてもらえたり、誘ってもらえたり、仲間にしてもらえるわけです。
どんなに技術があったとしても、人脈もちゃんと築いていかないといけないですから。
別に人脈を作ろうと思ってやっているわけではないのだけれど、いろんなところに、自分で勉強に行って、仲間に入れてもらえるようにしていくということです。
本当に素晴らしい人達は、いつまでもどんな地位になっても、謙虚にされているし、自分のできることをその場で考えて動いていらっしゃるので、自分もそうありたいなと思って、真似させてもらうとうまくいくんです。
セラピーだから特別な業界ではなくて、どの業界でもそれは同じことだと思います。
そこで成功している人、うまくいっている人、他の分野でうまくいっている人達に、いかに仲間に入れてもらえるか、学ぶ姿勢があるか、そういうおつき合いができるかというのが重要だと思うんです。
「マネジメントというか、経営的なことでも、先輩から学ばれたことはあるのですか?」
誰に学んだというわけではありません。心の業界で仕事をやっている人達の色々なお話を聞いたり、相談したりしながら、その中で自分に合うものを取り入れていきました。
本もすごく読みますけど、実際に人に会って、コーヒーショップで夢を語り合いながらとか、居酒屋で話しながらとか、散歩しながらとか、ラーメン食べながらとか、人と一緒にいる中で、良い情報が出てきて、今の先生のところに学びにいったり、それをまた仲間とシェアしながら、こんな形でやっていこうとか話したりするわけです。
セラピーの業界ということだけでははなくて、社会全体を知らないと、僕らも何を提供していいかわかりません。自分たちの中だけで、趣味の世界を作っているわけではなくて、本当に心豊かな幸せを提供していきたいと思っていますから。
自分から社会に出て行かないと、皆が何を求めていて、何を提供したら受け入れられるのかということは分からないですよね。





