独立したばかりの頃に、気功で出会った友人の空手の先生から、日本一の高額納税者で有名な斎藤一人さんのカセットテープをもらって聞いたんですよ。「聞いたらいいよ」と。
その頃、斎藤一人さんは本を1冊出したところですが、今のようにまだ注目されていたわけではありませんでした。
まるかんの社員さん向けの話で一般の人向けの話ではなかったのですが、そのツイてる話をテープで聞いて、「ああ、これだ!」と思いました。これを伝えたいと思ったんです。
僕は武道から始めているから、どちらかというと自分の持っている能力を引き出していって、「より幸せに、ハッピーに」って方向に行きたいという気持ちがあったんですね。だからといって、一般的な成功哲学とは、ちょっと違うという感覚があって。
斎藤一人さんは、「ツイてるを1日1000回くらい言う」ということと、「ツイてる人とつきあうという」のが、奇跡を起こす法則だという話をされていました。
早速それをいろんな人に、携帯メールなどで、送ってあげました。たくさんの人、周りの仲間や経営者の人とかにも、テープをダビングしてあげたりしました。
だいたい元気な人たちはすごく喜んでくれて、ツイてる信者みたいになって、皆で「ツイてる、ツイてる」って言ってですね、盛り上がりました。
しかし、中には「何を言っているの?」とか、「何かおかしいんじゃない?」「新手の宗教なんじゃない?」とか言う人もいました。
「そういうわけじゃないんだけどなぁー」と思いました。
直感で分かってくれる人とか、感覚で分かってくれる人たちは、それに乗ってさらにうまくいったのです。そのころの仲間たちは、みんな今、成功してきていますね。
でも、そうではない人たちもいたので、こういう人たちに論理的な話をするにはどうしたらいいかなと思った時に、ツイてるの反対を考えたんですよ。
「ツイてるの反対ですか?」
ツイてる人の反対って何だかわかりますか?
"ツイてない人"としてしまうと、そこですべて切ってしまう。
ある意味"うまくいってない人たち"は、「ツイてると言えばいい」ということと、
「ツイてる人とつきあえばいい」というのを聞くと、私はツイていないから、置いていかれるのという印象を持つ。
ツイていない人たちはどうしたらいいのか、ツイてるツイてると言っても、うまくいかない、あるいは言えば言うほど嫌な気持ちになるとか、そういう人たちもいたので、そこで考えたんです。
電車に乗って、その時もツイてるツイてると言っていたら、ツイてるの反対は、ツイてないじゃなことに気がつきました。
電車で、つり革や棒やドアに僕はツイて(突いて)いるけれど、逆から見たら、ドアは僕にツイてないと言わない。ドアは僕に"ツカれている"。
ツイてるの反対は、"疲れてる人"ということなんですね。
僕の中でのパラダイムシフトというか、精神の根底でひらめいて、「その人たちの疲れを取ってあげたら、またゼロに戻れるんじゃないかな」と思ったんです。
「青木先生の目指すセラピーの方向性というのは?」
お世話になった上村先生のご縁で、数年前に岸先生の講演会に出席しました。
そこで"オプティマル"という言葉を使われていたんですよ。
"最高の"とか"1番良い状態"のことをオプティマルって言うそうなんです。
経営者とか、エグゼクティブの人たち、もしくは、いつも危険と隣り合わせの仕事をしている人たちというのは、自分を常に最高の状態にしていないといけないわけです。
そこから落ちると、パフォーマンス能力が下がるわけですから、たくさんのところに影響がいってしまう。もしくは命を落とすかもしれないですよね。
だからアメリカでは、そういう人たちはオプティマルを保つために、ちょっとでもパフォーマンスが落ちているなと思うと、セラピーやカウンセリングを受けるらしいんですよ。
でも今の日本の人たちというのは、ぎりぎりダメになるまで、そういうことをやらない。ボロボロになってから、心のケアというのをする。
僕のやりたいのは、最高の状態をキープすることを心理の面でやることです。
今は、皆ジムとかに通うようになっているじゃないですか。昔は通わなかったですよね。別にあれは病気にならないためではなくて、自分を良い状態にしたいから体を鍛えるわけです。
良い状態でいると、疲れもとれてすっきりするし、仕事がはかどるし、いろんな面でうまくいくから、フィジカルな部分で鍛えるというのがジムですね。それを心の面でも、やりたいと思っています。
「青木先生独自の催眠の特徴はどんなことですか?」
他の人たちのところにはあまり行ったことはないのですが、HPとか、いろいろなところで拝見させていただくと、やはり何々症といった症状があるものを扱っていることが多いですね。これはマイナスをゼロにしているということですね。
僕は「プラスの状態を保つ」、もしくは「ゼロに下がっていたら、ベストの状態に戻す」というところに持っていきます。
そこにはものすごく可能性があります。最高のコンディションの時は、自分を越えられるじゃないですか。プロの選手とかも最高の状態でいると、自分でも信じられないようなパフォーマンスがそこで行なわれるわけですよ。
それを続けていくことで、それが自分になっていく。自分を超えた可能性を開くためには、今の状態での最高の状態を保っていく、心理の面でも体の面でもね。
そういうことをやりたいんです。
だから僕とおつきあいいただけたら、持っている可能性を膨らませることができるんじゃないかなと思っています。
自分の今を、今の中にあるリソースをまだ生かしていない。でも、生かす前にほとんどの人たちは疲れていく。
ボロボロになっていって、マイナスをゼロに戻すのに大変になっていくわけです。
僕は、心のフィットネスジムを広めようと思って活動しています。病気の人へのセラピーではなく、ベストコンディションを保つためのセラピーを行っています。






