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メンタルビジネスへのご招待(インタビュー)

メンタルビジネスの最前線で活躍されている各分野の第一人者の生の声を皆様にお届けします。




第7回目(2/4)  鈴木 正光 先生   心理カウンセリングワーカーズ ハートランド

2006年 09月 30日

組織で仕事をするのはプラスの面が大きい



←前回号「お金をもらう以上、絶対それ以上のものを提供しないといけない」



インタビュー写真


「ハートランドという複数の心理ワーカーのいる営業形態にしたきっかけは何ですか」

人も雇っていませんでしたから、記事を見て問い合わせをしてくる方の対応をして、受付をして、1人でカウンセリングもしていました。

1人でやっていると、カウンセリングをやっている時には電話に出られない。1人でやっていることの不便さというのがありました。

事務員さんに来てもらうにしても、ワンルームでは、事務員さんが目の前にいるのでカウンセリングもやりにくい。

それなら、何人か同じようなことを考えている人が集まって、事務所とカウンセリングする場所を、取りあえず仕切り一枚でいいから隔てるものがある環境でやれたらと考えていました。

吉本先生のところで勉強していた何人かの仲間に、一緒にやってみないかと声をかけてみて、「じゃあ、やってみようか」と始まったのがハートランドです。ハートランドの開業当初から、この横浜ワールドポーターズ内で始めました。


「ハートランドの現在の構成人員は?」

設立当初のメンバーは4、5人だったのですが、今残っているのが3人です。
それ以外の現在のメンバーはハートランドの講座を終了して、自分で講座を持てるようになった人たちです。

今のハートランドは、仕事の内容としては、講座の方が個人カウンセリングよりも多くて、割合は7:3くらいです。

講師として動いているのが6人くらい、事務局の専属が1人、忙しくなって人手が欲しい時に声をかけられる人が10数人ほどいます。

ニュースレターを定期的に出しているので、その時にはフレキシブルな方にお手伝いにきてもらっています。主に生徒さんだった人などですね。


「生徒さんだった人を組織の中に入れていこうとしたのはなぜですか」

生徒さんだった人に講座をやってもらうというのは、ハートランドをスタートする時に、自分の中では比重が一番大きかったのです。

自分もこういうことをやりたかったけど、1人で始めるのはいろいろ面倒臭いことが多いですよね。

同じ仲間の話を聞いていると、やりたいという気持ちはあるけれど、どうやっていいか分からない、取っ掛かりがつかめないという人が多かった。

じゃあ、勉強してもらうことももちろん大事だけど、その後、もし本当にやりたいという気持ちがあるならば、フォローしていきたいという思いがあったのです。

家庭の主婦だったら、家庭をおろそかにしないで、空いている時間でうまくやりくりできるとか、サラリーマンだったら、土日の休みだけを使ってやりたいと思っていることをできる、という形が作れたらいいと思っていました。


「心理ワーカーズコレクティブという形態の長所、短所は何ですか」

私は、1人1人がこういうことがやりたいという気持ちがあって、その気持ちを実現させるためのお手伝いをやっていきたいと思っています。そのために、ワーカーズという組織がとても使いやすい。

普通の会社のような形態にしてしまうと、上司が何々をやれと指示を出してやります。それだと、本人がやりたいという気持ちを尊重しにくい。

ワーカーズというのは、基本的に自分がやりたいと思っていることを、実現可能であればまずやってみようというスタンスで動けるのです。
ダメなら手直しすればいいし、良ければそのまま続けていけばいいし、そういう動き方ができるのが動きやすいですね。

ただし、こういうことをやりたいという意識を皆さんがお持ちなので、お互いの気持ちがぶつかることはあります。お互い、これはやりたい、やりたくないということもありますし、やりたいことが同じになってしまう時もあります。

その時、何を基準に優先順位をつけるのかというのが難しい。調整しつつ、基本的には話し合ってもらいますけれどね。

でも、組織にするのは、すり合わせは大変だけど、プラスの面が大きいと思っています。

個人カウンセリングなどでは、今は何人かカウンセラーがいて、それぞれ得手不得手があるので、少しお話をしてから、こっちの人が適切だと思えばその人にお願いしたりはしています。


「鈴木先生の担当されている講座とはどんなものですか」

ハートランドでは、フラワーエッセンスとかカラーセラピーなどいろいろな講座もしています。私個人はもともと催眠からスタートしている人間なので催眠と呼吸関連の講座をやっています。

実は、リラックスや瞑想状態になっている時に本当にリラックスしているのか、自分がそう感じているだけで実は勘違いじゃないのか、という疑いを自分で感じていました。

それで、脳波計を買いました。脳波を測りながら実際にリラックスするという状態を自分でモニターしてもらう。一種のバイオフィードバックです。

こういう状態で、こう少し変えてみるとアルファ波が出るとか、呼吸の仕方を変えるとうんとアルファ波が出たり、逆に減っていったりするのが分かるので、自分でコントロールできます。

リラックスしたい時のアルファ波と、受験勉強などで集中して覚えなければいけない集中する時のアルファ波は、同じアルファ波でも微妙に違うのです。

微妙に違ってパソコンの画面に出てくるのを見ながら、今、自分は集中アルファ波だなとか、リラックスアルファ波だなとか、呼吸法を変えるだけで自分の体をそういう風にもっていけるやり方を呼吸法の講座では教えています。



インタビュー写真



「ハートランドの講座として特徴や一貫していることは何ですか」

特に組織的にハートランドとしてこういう風にやっていこうというのはありません。講師が「やってみたいことをやってみよう」というスタンスで、ずっとやってきていますが、結果的にみんながバラバラにはなっていません。

それぞれ講座の個性の違いは出ますが、どの講座でも、出席してくれた方が安心感を持ってくれているのではないでしょうか。それは講師の個性によって少し違うと思います。

最近、講座をする時は自己紹介時に、「こういう講座ですけど、大丈夫ですか? こういうものを講座で提供したいのですが、皆さん何を期待してきていますか?」と聞いています。

講座に期待していたものが違うという方には、「私はこれを提供したかった、あなたは何が得たかったのですか?」というすり合わせを可能な限りしています。

「そういうことを期待していたのですか。もしそういうものを期待していたのなら、実はこっちの方がいいですよ」と提案することもできますしね。


「講師の方に講座の基本的な方向性の話や教育をしているのですか?」

カウンセリングをベースにしている団体なので、とにかく人の話を聞くということと、人の話を否定しない、この2点は気をつけてもらっています。これはカウンセリングをやっている団体ならば、基本だと思います。

初めて講座を持つ人に対しては、最初に5〜6時間くらい取って、何人かの講師がその人が実際に講座をやっているところを見ます。

「こういう言い回しにしてみたら」とか、「そういうところはしゃべらないで間を持った方がいい」「全体を包み込むような雰囲気にしておいた方がいいね」とか、そういうアドバイスはしています。

いろんな人の話が聞ければ、自分で気がつく部分があると思いますので。


「個人カウンセリングはどういった悩みの方や年代の方が多いですか?」

本当に様々ですね。流行というか、同じような悩みの方が続くようなことがあります。ちょっと前にAC(アダルト・チルドレン)の本が本屋さんに並んでいた時には、ACの方がやたらに多くなりました。

全体の年齢層は30代〜40代の方が多いです。講座などは、やる場所によってかなり違い、生協関係だと主婦の方が多いです。

全体的に見ても、夏から10月くらいまでだと、10代後半から20代前後の方が多く、HPやチラシを見ていらっしゃる方は若い方が多いですね。

時期的なものだと思うのですが、毎年、8月の後半から9月、10月くらいまで、性がらみの相談がすごく増えます。その時期は、クライアントさんも若めの方が多く、男女比は3:7くらいで女性の方が多いです。

基本的には、HPのメニューにあるような内容、ストレス相談、教育相談、心理相談、健康相談などはもちろん、広い意味で対人関係の相談が多いです。イジメではないけど、学校で友達となじめないとかですね。

成人男性の方は、ほとんどが仕事をしている方なので、同僚とうまくいかないとか、仕事の場での人間関係です。

「そういうことって奥さんに相談したりしますか?」と聞くと、しないという方もいる。そうすると仕事だけでなく家庭もうまくいってないということですね。


「先生独自のカウンセリングというのはどういうものですか?」

催眠ですかね。もともとカウンセリングからスタートしているので、TVでやっているようなサルになったり犬になったりする催眠術とは違います。

そこでサルになっても家に帰って催眠が解ければ何も問題がないですが、深い悩みがあって、催眠がかかっている時は悩みが取れていて、うちに帰ったら悩みが戻っていたでは意味がない。

だから、催眠中は悩みが軽くなっているのは当然で、催眠が終わった後でも気持ちが軽くなれている、持続性のある催眠が特徴です。

ただ、あまり気持ちの変化を自覚しない方がいいのです。悩みの大きな人は、それが解決するということは気持ちの動きが大きいということなので、ギャップがあまり大きいと"今までの気持ち"と"今の気持ち"の差を自分で埋められないということが起きます。

変わってくるスピードはゆっくり、変わったということが自分で自覚できないくらいというところを狙ってやっています。

よくあるパターンでは、催眠が終わった後は、「本当に催眠効いてるんですか?」と、釈然としない顔で帰っていく方が多いのです。

1週間か10日くらい経つと電話がかかってきて、「分かりました」と言われることがあります。

何が分かったのか、こっちがよっぽど分からないのですが、「分かりました、良くなりました」ということがあります。本人が喜んでいる笑顔が見られないというのは私にとっては残念ですけれど、私はむしろその方がいいと思っています。




                 (次回につづく・・)


次回号「カウンセリングを受ける敷居を低くしたいという気持ちがあります」→

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心理カウンセリングワーカーズ ハートランド  (神奈川県横浜市)

ハートランドは、メンバーがみんなで活動の場をつくり、運営しているNPO心理カウンセリングワーカーズです。

私たちは、現代人が抱える様々なストレスを軽減・解消または予防することによって健全な社会生活を営めるように援助することを目的としています。

【代表的な相談内容、開催講座】

  ・ストレス相談 ( 緊張・不安・自信喪失など )
  ・教育相談 ( 学習不振・不登校など )
  ・心理相談 ( 気分の落ち込み・悪癖虚勢など )
  ・健康相談 ( 生活習慣病の予防など )

  ・カウンセラー養成講座
  ・心理催眠講座
  ・ヒプノセラピスト養成講座
  ・フラワーエッセンスプラクティショナー養成講座
  ・アサーティブトレーナー養成講座
  ・フォーカシング講座
  ・カラーセラピー講座
  ・子育て講座
  ・花セラピー講座


心理カウンセリングワーカーズ ハートランド
http://hlw.cside.com/





インタビュアー:奥原菜月

奥原菜月    フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」

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