第7回目(1/4)  鈴木 正光 先生   心理カウンセリングワーカーズ ハートランド

お金をもらう以上、絶対それ以上のものを提供しないといけない

鈴木正光先生は、心理カウンセラー、ヒプノセラピストとしてだけでなく、催眠療法をはじめ、アサーティブ、フラワーエッセンス、カラーセラピーなど、多彩な講座を展開している「心理カウンセリングワーカーズ ハートランド」の代表として、活躍していらっしゃいます。

今回は、鈴木先生の心理療法家としての個人的背景と、心理カウンセリングワーカーズという組織の運営について、主にお話を伺いました。

インタビュー写真  

「心理カウンセラーになるきっかけを教えてください」

今から15年ほど前、20代後半の頃ですが、私は普通のサラリーマンをしていて、心理とかカウンセリングには、全然興味がありませんでした。

もともと妻が興味を持っていて、妻がある日曜に心理系のセミナーに行くことになっていたのです。ところが、風邪をひいて体調を崩し、当日行けなくなってしまいました。キャンセルの返金も前日では無理と言われたので、私が代わりに出席しました。

行ってみたらとても面白かったのです。
とにかく講師の人がすごく面白い人、楽しい人という印象が残っていて、次も聞いてみたいという気になってしまいました。

3ヶ月の続きものの講座だったのですが、妻が回復してからも、「最初の話を理解してないと2回目からついていくの大変だよ」とか言って、結局私がずっと講座に行きました。
それがきっかけですね。

「それからどのような勉強をなさったのですか?」

はまってしまったものはしょうがないという感じで、サラリーマンをしながら心理の夜間大学に行きました。

心理の勉強だけできればいいと思っていたのですが、卒業間近になって、規定の単位を取っていると卒業と同時に認定心理士の資格がもらえると聞いたのです。
しかし、足りない単位が3つか4つあったので、夜間の大学を卒業した後に放送大学に入って、足りない分だけ単位を取って認定心理士の資格をもらいました。

最初に行ったセミナーの先生は、高田馬場でヒューマングロースセンターを主宰している吉本武史先生といいますが、その先生のところに、大学卒業後の1年半くらいは生徒として通っていました。
大学で知識を、実践的なことはセミナーの先生のところで教えてもらいましたね。

「どのようにして開業に至ったのですか?」

大学を卒業して半年くらいしてから、もう少し真剣にやってみたいと思ってサラリーマンを辞めてしまいました。

自分で開業しようと思ったのですが、いきなり始めても、どこの誰だか分からない人間の所にカウンセリングに来る人はいないだろうと考えまして。

それで、正直に「カウンセリングの勉強を終わったばっかりの人間です。今回開業するにあたって自分の勉強という部分もあるので、当面の3ヶ月間だけ無料でカウンセリングさせていただきます。新人の私で良ければ、どうぞいらしてください」と告知を出すことにしました。

どうしていいか分からなくて、タウン誌など何箇所かに電話をしました。
こういう趣旨で記事を書いてもらいたいのだけど、広告料という形で払えないので、記事という形で書いてもらえませんかと交渉しました。
そして、横浜のタウン誌『タウンニュース』だけが取り上げて書いてくれたのです。

インタビュー写真


「最初の反響はどうでしたか?」

新横浜で専用のワンルームマンションを借りて始めましたが、正直一人で回らないなと思うほど来る方は多かったです。
無料というのは効果が大きいのだなと思いました。

当初の勢いで、3ヶ月間は割合とお客様が来ていました。
3ヶ月は無料という記事を出していたので、「4ヶ月目に入ったから料金がかかりますがいいですか?」、と継続して来ている方にお話をしました。

「無料だから来ていた。」と来なくなる方もいれば、「有料になってもいいから。」と継続して来る方もいましたね。当時はとりあえず家賃くらいの利益は出ていました。

「最初のお客様は覚えていますか?」

記憶をなくしたいという大学生の男の子でした。好きな子ができちゃったと言うのです。

「好きな子ができるのはいいことじゃない? 何で嫌そうに言っているの?」と聞いたら、別れた彼女のことが頭から離れないのですと。その前の彼女の記憶だけ消したいと言うのですね。

気軽に二股かける子は多いのに、この子はすごく誠実に生きている子だな、と思ったんですよ。その気持ちには応えたいと思いました。

ご本人が記憶を消したいと言っていたので、「分かりました、記憶を消しましょう」と答えてはいたのですが、自分の中で、元の彼女は元の彼女、今好きなのは目の前にいるこの彼女と、切り替えができればいいことなのかなと思いました。そういうセッションをずっとしていったのです。

今の彼女に対して90の気持ちになれば、昔の彼女への気持ちは10くらいに比率はどんどん小さくなっていくので、わだかまりがなくなってきますね。
記憶を無くすということはしませんでした。本人の気持ち、本人の向かいたい方向にはいけたのではないかと思います。

後半になってから、「僕の彼女ですけど、うまくいってるんです」って、今の彼女を連れてくるようになりました。連れてくるということは本当にうまくいっているのだろうと思いました。

初めてということもありましたが、なおさら印象的でしたね。彼は本当にいい子だったんです。

「有料のお客様を初めて受けた頃のお気持ちなどはどうでしたか?」

「お金をもらうからプロだ」とは思わないですけれど、お金をもらう以上、絶対それ以上のものをこちらは提供しないといけないと思います。改めてそういう気持ちになりました。

しかし、初めてお金をもらう時期というのは、正直まだ未熟者ですよね。
幸いなことにカウンセリングの1回目は、話を聞いているだけで1時間くらい経ってしまいます。1回目はなんとかしのげるんです。

で、次回までの1週間なり10日までが大変です。
「ああいう風に話していたから○○の可能性がある」「でも、この言い方もしていたから、△△の可能性もある」とか、いろいろ考えておくのです。

○○だったら、どうやってもっていったらいいのかと、それぞれ全部頭の中で組み立てていきます。もらったお金以上のことをしたいから、慎重にやりたい。

2回目に来た時に、どうですかとか話をしながら、自分の中の見立てたストーリにはまればいいのですが、たまに見立てがはずれてしまう方がいます。もう、アタフタしてしまいますよね。

催眠を勉強していたので、見立てがはずれた時に、まずリラックスする方法を覚えてもらっていたのです。そこで時間を稼げるので、今度こそ間違えないようにリカバリーするといったことをしていましたね。

                 

(次回につづく・・)

心理カウンセリングワーカーズ ハートランド  (神奈川県横浜市)

ハートランドは、メンバーがみんなで活動の場をつくり、運営しているNPO心理カウンセリングワーカーズです。

私たちは、現代人が抱える様々なストレスを軽減・解消または予防することによって健全な社会生活を営めるように援助することを目的としています。

【代表的な相談内容、開催講座】

  ・ストレス相談 ( 緊張・不安・自信喪失など )
  ・教育相談 ( 学習不振・不登校など )
  ・心理相談 ( 気分の落ち込み・悪癖虚勢など )
  ・健康相談 ( 生活習慣病の予防など )

  ・カウンセラー養成講座
  ・心理催眠講座
  ・ヒプノセラピスト養成講座
  ・フラワーエッセンスプラクティショナー養成講座
  ・アサーティブトレーナー養成講座
  ・フォーカシング講座
  ・カラーセラピー講座
  ・子育て講座
  ・花セラピー講座

心理カウンセリングワーカーズ ハートランド
http://hlw.cside.com/

インタビュアー:奥原 菜月

奥原菜月

フリーライター、占い&カウンセラー(奥原朱麗)として活動中。
夫と子供2人、犬1匹で横浜に生息中。

占い・カウンセリング・開運などをメインにしたブログ
『占いカウンセラー朱麗のまったり開運日記』

HP:アストロ・ハーティ「朱麗の占いカウンセリングルーム」

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