現在「不妊ホットライン」は電話だけなのですが、当時は面接相談もありまして、そこでのスタートとなりました。
主な相談は不妊の悩みです。5年間の自助グループでの経験が随分役に立って、とくに不安や緊張もなく向き合えました。
それにその方はまっすぐに悩みと向き合う力や洞察力のある方だったので、新米カウンセラーの私としてはその力にずいぶん助けられました。
ところが、まもなくパーソナリティ障害と診断された方たちのケースが立て続けにありました。
このときは本当に大変で、担当の精神科医と連携を取ったり、スーパービジョンを受けたりしてなんとか進めていましたが、肩はゴリゴリ、首も回らないほどになってしまいました。
ですから、いただいた報酬はそっくりそのままマッサージ代に消えていました。(笑)それでもこの仕事をやめたいとは思わなかったですね。
「クライアントさんは現在、どのような経緯でいらっしゃるのですか?」
不妊についてはいろいろです。
例えば、「不妊ホットライン」に継続的なカウンセリングを受けたいという要望が寄せられた時は、私のカウンセリングルームを紹介していただいていますし、講師を担当した不妊相談セミナーや講演会がきっかけになることもあります。
不妊カウンセリング学会や行政が行う不妊相談員の養成講座を担当することがあって、北海道や九州など遠方に行くこともあります。
するとそこで出会った保健師や助産師、医師といった方が紹介してくださることがあるのです。そうしたクライエントさんは遠方にお住まいですから、電話カウンセリングで対応しています。
それから、行政や医療機関が不妊のカップルを対象とした講演会やセミナーを開くこともあります。
そこで話をしますと、参加された方から直接ご予約を承ることもあります。雑誌やインターネットで知りました、という方もいらっしゃいます。
うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの不妊以外のケースでは、口コミがほとんどです。ご近所の方からの紹介、同業者からの紹介、カウンセリングを終了したクライエントさんからの紹介などです。
今は、不妊ホットラインで仕事を若い方たちにほとんどお任せしています。私は月に2回ほど担当しています。




