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メンタルビジネスへのご招待(インタビュー)

メンタルビジネスの最前線で活躍されている各分野の第一人者の生の声を皆様にお届けします。




第3回目(3/4)  尾谷 幸治 先生   メンタルタネマキスト

2006年 06月 3日

自分に何ができるか?を徹底的にフォーカスする



←前回号「「もう先生はいらない」と言わせるのが最初の目標です」


(・・・前回号の続きから)

インタビュー写真

「料金はいくらに設定されていますか?」

家庭教師センターを通すと、家庭教師の時給は1,600円〜1,700円くらいだと思います。

例えば某大手家庭教師センターでは、生徒の家庭が払う金額は塾の約2倍で、そのうち半分はセンターがとっているようです。

それと比べると僕の場合は、今は1時間6,000円ですからかなり高めですね。


「値段設定はどのようにされているのですか?」

試行錯誤していて、可能であればもう少し値上げしたいとも思っています。

実際、週1回の担当となったときに、1時間6,000円でだいたい2時間ですので、1万2,000円です。それを毎週とすると4万8,000円で家庭にとってはかなりの負担です。

これがぎりぎりのラインだろうと思いますね。

今後の方針としては、2週間に1回の隔週担当にして、より短時間で成果をあげていくことが僕自身の課題です。


「親御さんとの話し合いなどもするのですか?」

今、「考える子を育てるコース」という名前で学習指導のサービスを行っています。

それは週2時間くらい子供の指導をして、後は親御さんとのミーティングタイムを設けています。

特に時間は決めていないのですが、表向きは30分〜1時間くらいまでが無料ということにしています。しかし、話をしていると1時間を越えることもよくありますね。


「それだけ先生が話してくれると安心しますよね。」

そこが結構重要なのです。

親の立場としては、不安があると早く結果を見たい、成果を見たいものです。

しかし、実際に良くなっていくためには少し放置して寝かせる熟成期間が必要なのです。その熟成期間に、安心して眺めてあげられるかどうかということが重要です。

具体的に生徒の様子を伝えてあげるだけでもずいぶん変わってきますし、お母さんに宿題を出すこともよくあります。

例えば今週1週間、逆説の言葉のBUT(しかし、けど、でも)を言わないで下さいとか。

これは子供と接するときもそうですが、日常の中で全部BUTを封じてみると、自分がいかに否定するくせがあったのかに気付きます。

そこに気付くと、このやりとりが子供のやる気を奪っていたのかもしれないなと気付く第一歩になるのです。

他には、お母さんのダイエットのコーチングみたいなことも行ったりしているんですよ。


「ダイエットのコーチングですか?子供とは全然関係ないですよね?」

それがいいんですよね。

継続して何かに取り組むということは難しいのですよ。ところが自分のことは棚にあげて、子供にだけは100%要求してしまうのです。

自分がやってみて難しいと思った時に、「子供も難しいことをやっているんだ。」という気持ちがあると、それだけで全然違うのですよね。

うちで行っている、ネットでの母親向けコーチングプログラムでは、「子供以外で自分自身の目標を一つ立てていただき、それにむけて毎日必ず1つの努力をして下さい。」というルールを作っています。

それを行っていただくだけで、子供に対する視線がすごくやわらかくなるのです。


「めんたね始動と同時にメルマガを出されたということですが、目的は?」

友達から「メルマガ出しなよ。」と言われたのです。

その当時は、何かよくわからないけれど、とりあえずやってみようということだけでした。

もちろん集客になるかも?とは思いましたが、実際メルマガを出すということでどれくらいの効果があって、どういうものなのか何も下調べせず始めました。

始めてみると、どうやら新着ランキングというのがあり、これに入れば「まぐまぐ」に無料で掲載されるので、読者が増えるらしいということがわかり、とりあえずは新着ランキングで上位に入れるように少し告知をしました。


「告知したのはホームページですか?」

ホームページには人が来ていませんでした。

僕のやっている内容というのは、考えてみたらわざわざ検索して来る人がいないのですよ。

なので、最初は教育掲示板のような、受験ママが集まっていそうなところに削除を覚悟でメルマガの宣伝をしていました。ほとんどの場所では削除されていたようですが、そこから登録してくれた人は150人くらいいたと思います。

なんとかまぐまぐのランキング4位にも入り、読者数もある程度増えました。

あとは、勉強法のサイトを持つ方から、「内容が面白くて中身があるのでぜひ相互紹介させてほしい。」というメールをいただいたこともあります。

その方とは今も仲良くさせてもらっていますよ。


「メルマガを出すまではお客さんはゼロで、メルマガで集めたということですか?」。

そうですね。当初から今まで、お客さんはメルマガからです。

今受けもっている生徒のお母さんの一人が楽天ブログをやっていて、結構アクセスがあるというので、今、試験的に楽天ブログを始めてみたのですが効果がありそうですね。

楽天はテーマという機能があって、主婦層が多いので僕のターゲットのお客さんとかなりかぶります。

お受験ママが集まっているようなテーマがたくさんあり、コミュニティができているのです。この中に入っていけばそれなりに興味を持ってもらえる人と接触できるのではないかと思っています。




インタビュー写真





「提供サービスのラインナップを教えてください」

家庭教師と、「考える子を育てるコース」という名前の家庭教師サービスを提供しています。

あと「メンタルフィットネスクラブ」という30日間のプログラムを過去に2回行っています。名前を変えて、「モテママレッスン」というような名前にリニューアルして現在行っています。


「定員はどのくらいですか?」

コースを3つ設定しており、毎日30日間必ずお母さんの報告に対してレスポンスを返すというコースは月に5人くらい。

週に1回ほど、その週のエクササイズに対する最後のまとめの総評をつけるようなかたちのコースを30人〜100人くらいの予定です。

メンタルトレーニングは、ゆるい強制力があるから続くのです。自分1人でこれから1ヶ月間このプログラムにそってメンタルトレーニングをやるぞ!と決意して最後までやり通せる人はほとんどいないですね。

だから「1日でも報告が途絶えたらそこでアウトで、その後は一切メールを送るのをやめます。」という非常に厳しい内容です。

せっかく参加したからには結果を出してもらいたいから厳しい内容にしています。


「具体的に、どういうことをするのですか?」

基礎エクササイズは、まず子供以外の目標を1つたて、毎日1つその目標にむけてどんなに些細なことでもいいので必ず努力をします。

それを30日間続けて、どういう効果と影響が自分のメンタルにあるのかということを実際に感じていただきます。

それと同時にコミュニケーション的なものを4週間、隔週ごとにテーマがあって取り組んでいただきます。

あまり詳しくは言えませんが、例えば「1週目はBUTを言わない。」などです。

2週目は質問の仕方の話です。子供にどんどん質問をします。相手が答えたときに楽しくなるような、気持ちよくなるような質問を意識しています。

それが効果があったかどうかを、相手の視線を見たり、相手を観察することによって把握していただきます。


「ほんと心理療法的なものですね。」

3週目は最初の何日間かは余計なことを一切しゃべらない。

そうすると、いかに人間がしゃべりたいしゃべりたいというエゴのかたまりかということに気付くはずです。またそのうち、しゃべらないことに加えて、しゃべらないでいるとイライラしてきます。

イライラの構造は、"何々すべきだがそうなっていない"ということにイライラが生じるのです。

"何々すべきだ"というのは本当に根拠があることなのだろうかとじっくり考え、徹底的に捨て去るトレーニングです。

4週目は1日10個づつ子供の良いところを書き出していきます。

最初はいいのですが、だんだんネタ切れで苦しみ始めます。そうすると今度は欠点をひっくりかえし始めるのです。例えば、だらしがないというのも、伸び伸びしているといいかえられるわけです。

実はそれこそが自分自身に対するリフレーミング(認識枠の組替え)が働き始めているのです。

物事は常にある面から見ているけれど、必ず裏側があり、今までイライラしていたけれど別の方向から見たらこれは良いことなのだという気付きです。

それは自分自身を緩める効果があるし、子供にも良い点があるということに気がつきます。

あとはそれらを通してどういう方針で自分は子供を育てていきたいのか、子育ての指針を固めていただきます。

以上が大まかな内容です。


「子どもに対してというよりも、完全にお母さん向けですね。」

皆さんそのことに、どこかで転換が来て気付きます。

今まで子供に不満を一生懸命言い、子供が変わらないと言っていたけれど、問題はそこではなかったのだと。

自分が変わったら、子供は勝手に良くなっていくのですよ。自分で変えられるものと自分ではどうにもならないものがあります。

子供に対するコミュニケーションのしかたは自分で変えられるものです。でも子供が勉強にやる気をだすということは自分では変えられないのです。

うまくいかない人は、自分では変えられないものに光をあてて一生懸命そこにイライラするのです。エネルギーの無駄遣いだと思いますよ。

それよりも自分は何ができるのか?という話に徹底的にフォーカスして、自分でできることをやっていくのです。

他力本願から自力本願へということですが、自己啓発的な言い方だとコミットメントです。子育て版自己啓発みたいなものですね。

                 (次回につづく・・)


次回号「お金をいただくことからの学びがすごく大きいのです」→

←前回号「「もう先生はいらない」と言わせるのが最初の目標です」


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めんたね  (千葉県習志野市)

メンタルタネマキストとただの家庭教師の違いとは?

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インタビュアー:近藤睦

近藤睦    大学を卒業後、警察官に。その後製造業を経験し、現在俳優として活動中。俳優としての詳しいプロフィールはこちら

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インタビュアー:冬野さくら

冬野さくら    夫と二人の息子を持つ主婦。インタビュアーとして活動中。

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