家庭教師を久しぶりに始めた時、やはり面白いなぁと感じました。
生徒や家庭との距離が塾の先生にくらべるとずいぶん近いですから。
塾の先生だと一人で受け持っている生徒が100人ほどいるわけで、1人当たりにさける時間も少ない。家庭との連絡は電話で月に1回ほどお母さんと話すとか、年に1〜2回受験学年だけの面談があるくらいの関わり方でした。
しかし、家庭教師の場合は、毎週2回家に上がりこんで、実際に子供と親がやりとりしている様を見ることができるわけです。
そうすると、「うわー!この親子のやりとりじゃきついな。」とか、「これはいくらがんばって教えても、僕のいない家庭での状況がこれだったら成績も下がるだろうなぁ〜。」とか色々な問題を感じるわけですよ。
それは塾の先生をやっていた頃から感じていたのですが、実際に家庭教師としてしっかり現場を見たときにそれを痛感しました。
子供を教えるよりも親を教えたほうが早いということに気付き、「めんたね」という今のサイトを作り始めました。
まず昨年の5月から、子供のやる気をコミュニケーションの中でどうやって引き出すかという親向けの内容をメルマガで発行しました。
その中で、家庭教師もやりますという告知を出しておけば、内容を読んで共感してくれた人から、仕事が来るではないだろうかというねらいもありました。
それが「めんたね(メンタルタネマキスト)」の始まりです。
「メンタルタネマキストのネーミングの由来について教えて下さい」
メンタルに種を蒔くということですね。
意識と潜在意識があったときに、意識の抵抗をかいくぐって、どうやって潜在意識に直接メッセージを放り込むのかという話がメインになってきます。
要は子供のやる気を出させたい時に、「勉強しなさい。」と言うと、だいたい心理的な抵抗がかかってそこでシャットアウトされてしまいます。
そういう時は、「絶対勉強するな!それは約束だ!守れ」というのです。
すると、イヤだよ!と言って勉強を始めるのです(笑)。
NLPなどでもよく言われる話ですが、コミュニケーションというのは、結果で評価されるべきなのです。
自分が言った言葉に相手が従わない、相手が言うとおりにならないというのはあまり役に立たない考え方で、意図した通りに相手にメッセージが伝わり、行動してくれることが良いコミュニケーションのとり方なのです。
だから子供に対して、あらかじめ意識が抵抗することを計算した上でメッセージを出さなければいけない。
どのようなコミュニケーションをしたら、その通りに動いてくれるのかという問題意識で考えると、メンタルに種をまくことになりますよね。
また僕の場合、学習を扱ってはいるのだけれど、僕の中でのテーマは学習ということに限っていないのです。親子間のコミュニケーションであるし、スポーツをがんばりたいという子のコーチング的なことをしても僕としては全然かまわないのです。
何か目標があって、それを達成するお手伝いができればいいと思っています。
勉強を教えるだけの普通の家庭教師ではないのですが、かといってカウンセラーやセラピストでもなく、学習コンサルタントというのも何か違う。
だったらいっそのこと、自分で作ってしまおう!と思いました。
自分で作れば世界で僕しかいないわけですから。
そういうところから「メンタルタネマキスト」が生まれました。
「確かに、今までにない家庭教師のスタイルですよね。」
本当は塾の先生をしていた時から、そういうことがずっとやりたかったんです。
例えば、塾というのは生徒を減らしたらビジネス的に損失です。だから戦略として生徒をいかに辞めさせないようにするかというのが基本の姿勢です。
生徒をなんとかして塾に依存させようとします。
この塾のおかげで成績が上がったから、この塾はやめられない。と思わせないといけないのです。
でもこれが心理療法の視点で見るならば、「セラピストのおかげでよくなったんです。」といわれたら、それはセラピスト失格ですよね。
一番理想なのは、セラピストは何の役にもたたず、勝手に治ってしまったからもうやめますと言って、自分で治ったのだと思い込んでもらったほうが、セラピストは「よし成功だ!」と、ニヤっと笑うわけですよ。
そっちの方がカッコいいし、僕としてはそれをやりたいですね。
期間を区切って、なるべく短い期限で、「もう一人で勉強できるから先生はいらない。」と言わせるのが最初の目標です。
それが好評であれば、口コミでの紹介者が来ますし、一人をひっぱって依存させようとしなくても、どんどん新しい人を指導していけば良いと思っています。
そういうことがやりたかったというのも、塾をやめた一つの理由です。







