第2回目(1/4)  浜野 ゆり 先生  浜野ゆりストレス緩和ルーム

知らないふりをして続けていくことに耐えられなかった

浜野ゆり(はまのゆり)先生は13年という長い間、精神科の臨床医として活躍されてきました。

その経験を活かして、昨年の夏にヒーリングとカウンセリングを併用したカウンセリングルーム「ストレス緩和ルーム」を開業されました。

お話からは、経験に裏打ちされた、クライアントの満足度が高い治療をされていることが伺え、このお仕事に対するプロとしての厳しさ、そして仕事の楽しさが感じられます。

インタビュー写真

今のお仕事をされるきっかけを教えてください。

薬剤師である両親からは「手に職をつけなさい」と言われていました。やはり資格職かと思って大学の医学部に進学しました。

もともと動物好きだったので、最初は獣医になりたいと思っていました。

しかし当時の女子大生は就職難で、せっかく卒業しても、獣医としては面白い仕事に就けないと言われ他の道を探していました。

精神医学については、授業が始まる学年になる前から図書館で教科書を借りて読んでみて、興味深く感じていました。

卒業後は内科か精神科に進みたいと考えていたのですが、当時私の大学では細分化された内科(循環器、呼吸器など)しかなく、総合的に患者さんを診る内科がなかったのです。それで精神科を専攻することにしました。

大学では水泳部に入部したのですが、その顧問がたまたま精神科の助教授であり、とても面白くて素晴らしい方だったことも、精神科に決めた理由の一つです。

また去年まで勤めていた病院の精神科の先輩たちも優秀で、医師としても人間としても尊敬できるような人が多く、この仕事をしていく上でいいご縁になりましたね。

精神科に対する世間のイメージは、13年前と現在とでは、だいぶ変っているのではありませんか?

そうですね。

最近は、新聞の全面広告で俳優が「うつ病になったら薬をのみましょう」などと広告していますし、「それじゃあ診療を受けてみようか」という人も増えているようですね。

特に10−20代の若い世代では職場の対人関係や進路問題など、ごく日常的な悩みでも比較的気軽に相談に来られたり、あるいは例えば「パニック障害」といったものについてマスコミが頻繁に取り上げるようになって知名度が上がると「自分もそれなのではないか」と受診される方も増えてきました。

一方で人口の高齢化に伴ない、認知症の親にどう対応したらいいか、といったご家族の相談も目立つようになるなど、私が勤務した当初に比べ明らかに患者様の数が増えてきています。

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独立を考えられてから、開業するまでの経緯を教えてください。

大まかに言うと、最初はメールカウンセリングでクライアント様のニーズやこちらの回答に対する反応をみて、それから場所を借りて週末だけ対面でカウンセリングをし、クライアント様への対応の流れを把握できてきたところで独立し、現在の形にもっていきました。

今思い返すと最初は趣味で占いの勉強を始めたところ、これが面白くて次々にいろんな種類の占いを学ぶことにはまりました。2002年から2年間くらいは更にレイキや絵画療法、それに瞑想関係のセミナーにも足繁く通ったものです。

そうして習得したものを少しずつ自分の担当の患者様に応用してみたところ、非常に効果があったので、しばらくは病院の勤務の中で活用していました。

特にレイキは看護師さんたちにも教え、実際に不安や不眠を抱える方の看護に有効だった例もありました。

しかしやはり西洋医学を絶対と見なす病院の中でできることには、限界があります。「西洋医学では対応できない不調を抱える方々に、もっと有効な代替療法がある。それをきちんと伝え、堂々と使える場が欲しい」という気持ちが次第に抑えがたくなり、ついに去年夏に独立したのです。

独立されてからの仕事のスタイルを教えてください。

2005年の7月末で勤めていた病院を辞めました。現在は週1回品川区のクリニックに勤務する以外はこの「ストレス緩和ルーム」で仕事をしています。

専門的な心理療法やヒーリングはこちらでやっていますが、投薬・血液検査などの医療行為は全てクリニックで行なう、というふうに分業しています。

しかしとても幸運なことに、このクリニックは代替療法に大変理解のある所なので、例えば普通の診療の傍らフラワー・エッセンスを処方したりアロマテラピーを取り入れたりと柔軟に組み合わせることができ、おかげで非常にやりがいを感じています。

例えばうつ病や統合失調症の患者様だと、西洋医薬の処方でよくなる方が多く、その意味で普通の病院勤務でも充分やりがいを感じられます。

しかし、より心理的・性格的な問題や生活習慣の乱れによる症状などに対してはせいぜい対症療法的に精神安定剤を処方することぐらいしかできず、根本的な治療にはなりません。

また保険だと一日数十人診察しないと間に合わないといった時間的、経済的な制度上の縛りがあり、1人の患者様とじっくり話し合いケアをするなどというのは望むべくもありません。

西洋医学しか知らなければ、それでも「仕方ないこと」と思えたかもしれません。

しかし実際に患者様がよくなっていける他の治療法があるのに、知らないふりをして対症療法だけを続けていくことに耐えられなくなってしまい、それで病院を飛び出す形になったのでした。

                 

(次回につづく・・)

浜野ゆり ストレス緩和ルーム  (東京都世田谷区)

心理療法・催眠療法からヒーリング、占いまで

精神科医としての経験と実績をベースに、心理療法の他にもヒプノセラピー、ハンドヒーリング 、絵画療法、植物療法など、西洋医療に捕らわれない多面的なアプローチでクライアントさんの本来の長所を引き出し、強化することによって、共に解決していくようにしています。

■Webサイト
http://www.yulisroom.jp/
■ビジネスパーソンのための瞑想法入門
http://www.yulisroom.jp/archives/2006/02/post_170.html
浜野ゆり ストレス緩和ルーム

インタビュアー:長谷川 碧

「ソース」トレーナー。目標を努力と根性で実現してきたのが「ソース」に出会って一変!現在、情報サイト「なるにわ情報局」で自分らしく生きるヒントを発信している。

なるにわ情報局 :http://www.naruniwa.info/

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