第1回目(1/4)  佐々川 咲菜 先生  T'sイメージアップ&メンタルスタジオ

最初はやること!恐くてもやること

佐々川 咲菜(ささがわ さきな)先生はイメージコンサルタントとしての経験が長い一方で、心理カウンセラーとしても活躍されています。

これまでの人生の中でもさまざまな問題を経験され、そういった中から多くの気付きや見識を得られたとのこと。

お話ししていると声のトーンがとてもきれいで、心に静かに入ってきます。

そんな佐々川先生にこれまでの経歴や体験談、そしてこれからの展望を伺ってみました。

インタビュー写真

「もともとアナウンサーになりたかったと伺っていますが?」

アナウンサーになりたかったというのはあるのですけれど、別にアナウンサーの勉強を専門的にしたわけではありません。

今と時代が違ったので、女性がバリバリ働くということがどちらかというとない時代でしたね。腰かけ的なのが普通で、8割がたそういう考えのときでした。

アナウンサーになりたい気持ちはあったのですが、そういうことを父に言うと、「女は働いていないほうが幸せ。そういうことをやっていると不幸せになるんだ」と言われました。

「そんなことはないけど・・」と思いながらも従いましたね。だから普通に銀行に就職し、普通に結婚したのです。

「結婚されてから、どのように過ごしておられたのですか?」

大学を出て銀行に就職し、1年半くらいで結婚しました。
普通に主婦をして、普通にお母さんになろうと思っていたのですが、なぜか子供ができなかったのです。

いろいろと病院にいって調べてみましたが、なぜできないのか原因が見つからなかったのです。

「あなたの不妊は、今の医学をもってしては、解明できません。」と言われたときは、すごくショックでした。「こういう治療をしたら子供ができますということが言えません」と言われてしまって、ただただその日が来るのを待つしかないのかなと・・

そうするとだんだんストレスが溜まってくるのです。

ちょうど20代の後半になってきて、お友達も結婚し、後から結婚した人が、お母さんになっていくのです。今まで、自分の中では、わりと大きな挫折はなく、例えば行きたい学校にも勉強したら入学できていたという感じだったので、人生最大の挫折だと勝手に考えてしまいました。

もともとものすごくストレスを溜めやすい性格だったのですよ。
今思えば私こそカウンセリングを受けたほうがよかったのではないかと思います。自分では思っていないのですが、まわりからは、生真面目で、完璧主義者だと言われていました。

そういう性格なので、結婚生活に入っても、すごく一生懸命主婦業をやろうとか、夫をたててとか、絵に描いたような奥さんをやろうというのが目標でした。

「すごく真面目に考えていた。というよりは考えすぎていたのですね。」

半分うつ状態のような時期が結構ありました。笑い話みたいなこともたくさんしました。
でもあまりにも私が真剣なので、まわりは笑えもしないし非難もしないで見ていてくれました。ほんとうに究極に思いつめてしまうことがあったのですよ。

努力しても努力しても妊娠できなくて、もうしょうがないのかなと思っていたころ、たまたま知人から勧められて、それまでかかっていた大病院の不妊治療では有名な病院から、個人病院に変わったのです。

そしたらそこの先生に、「あなたは何を調べても全然悪いところはないので、気持ちの問題ではないでしょうか?私のところにきたら、たぶんすぐにできますよ」と初診のときに言われたのです。

「大病院で出来ないといわれたのに、その病院ではなぜできるといわれたのですか?」

当時はホルモン剤のような注射をして、排卵誘発をさせて産むというのが結構主流でした。

そういう方法を大病院でも少ししていたのですが、個人病院の先生は、「いやいやそういうことをしているとね、人間の体っていうのは怠けてますます排卵しなくなってしまいます。お薬が入ってきてからようやくやってやろうかみたいな、そういう体になってしまうので、とにかくやめましょう」と言われてそういう治療をやめたのです。

そうしたらなぜか不思議なことに、本当に1ヶ月で妊娠したのです。

私はそのときに、やはり人間の思い込みというのはすごいんだな〜って・・いかに自分がストレスに弱い性格なのかということをあらためて感じたりしたんですけどね。

「めでたく待望のお子さんが誕生されたのですね。子育てはいかがでしたか?」

今から思えば、生真面目な性格なので、子育ても生真面目にやるのですよ。

でも、自分の思い通りにならない究極というのは子育てなのですよね。つまり、今まで自分が20何年、30何年間計画を立てて生きてきたことが、全部通らない。そこがたぶん自分の中では、許せないというわけではないけれど、すごくビックリしたのです。

だいたい夕方になると赤ちゃんというのは泣きやすいんですが、その頃の私は夫第一主義者だったので、家の中をきちんとしていようとか、夫が帰ってくる時間にはちゃんとご飯を作っておこういうプレッシャーから、すごくイライラして・・

その反面、子供に当たってはいけないというのは、すごく自分で分別ができているのです。だから、結局は毎日毎日ストレスをためていくわけですよね。

結局は自分を責めていくような感じでした。二人目もまたなかなかできなかったのですが、そういう生真面目な性格が大きく影響していたようです。

「イメージコンサルタントをされるきっかけは、どういうことだったのでしょうか?」

2人目がなかなかできないので、5年くらいたったときに、あきらめたのです。やはりできにくい体質なのだから、1人授かったのだからそれを感謝しようと思いました。

そうしたら今度は自分の人生を立て直すというか、将来について考えだしたのです。

その当時長男は幼稚園でしたが、後何年かしたらお母さんの手なんかだんだん離れていくのだし、そうしたらまた一人取り残されて、家の中でつまらないと思ってしまうのかと・・。結構そういう風に自分一人で決め付けていく性格だったのですよ。

じゃあ、何かやりたいことを探そうと思っていたときに、たまたま友達から、「パーソナルカラーという似合う色を探すというところに一緒に行かない?そういう先生がいるから一緒に行ってみない?」と声をかけられたのです。

面白そうだと思って行ってみたら、一回でそれが好きになってしまいました。

着るものを変えるだけで自分が今までより美しくなれるというのは、ものすごくうれしい驚きでした。それからというもの、「素敵になるんだから行こう行こう。」と言って、主人や妹、そしてご近所の奥さんも連れて行き、その先生を紹介しました。とにかく楽しくて、ストレスから開放された気持ちの日々でした。

「どのように仕事に結びついていったのですか?」

ちょうど1990年ですね。最初は内輪で楽しんでいたのですが、そのうち自分でこれをやってみたいと思うようになりました。当時は夫第一主義でしたので、夫に相談したのです。

夫は、「やってみたら?勉強するのは別に悪いことじゃない」と言ってくれたのでやることにしたのです。

2〜3週間ほとんど缶詰状態でその学校に通いました。朝出て夜までという毎日でしたが、その間だけは母に頼んで長男の幼稚園の送り迎えをしてもらったりもしました。

そうして、カラーコンサルタントとその当時は呼ばれていた資格をとりました。今はイメージコンサルタントと名前が変わりましたけど。

それからは、パーソナルカラーを見たり、洋服の形・素材など、そういうものから外見のイメージを作っていき、その方がベストなものをみつけていくという仕事を11年間くらいしていました。

「どうやって新規のお客様は、佐々川先生にコンタクトされるのですか?」

カラーコンサルタントも今のカウンセリングと同じように、形としては個人事業主なのです。

会社の契約コンサルタントのような形で名刺を持ち、自分でクライアントさんをみつけるという仕事です。ときどき会社から派遣され、セミナー講師やデパートで化粧品会社が新色発表の口紅などのイベントをしたときに、簡単なカラーチェックをするぐらいですね。後はもう自分でお客様を探してきて、家でやる仕事だったのですよ。

その当時はホームページもありませんでしたし、大変でした。

最初はお友達を、ほとんどボランティアでみてあげて、そのお友達から口コミで他のお友達を紹介してもらうなど、完璧に口コミの力です。お友達にたまに会うと、こういう仕事をやっているからといって、名刺と一緒にパンフレットを配っていました。

あとはセミナーの講師をさせてもらったら、そこでまたパンフレットを配らせいただくなどです。

今でもそういう個人事業でやっている全ての方の課題ですが、クライアントさんが集まる人のところには集まるのだけれど、集まらない人のところには誰も行かないのです。そのコンサルタントの人間性というものが大切なのかもしれないなと学ばされましたね。

インタビュー写真


「仕事をしていく上での、不安や葛藤のようなものはありましたか?」

とにかく実践を積むしかスキルがあがらない商売なのですよね。

カウンセリングもそうですが、まだできないからといってやらないでいたら、いつまでもできるようにならないのです。

先輩たちにコンタクトをとって、お手伝いをしながら見せてもらったりしていました。そういうことをだいたい1年間くらい続けて、まずは身近な友達や、親類などにお願いして練習させてもらい、少しずつスキルをあげていきました。

とにかくやるしかないのですよ。自分に自信がないけれどもやる。やらなければできるようにならないのです。

最初はやること!恐くてもやることというのを常に自分に言い聞かせていました。

もしも個別のコンサルティングというのが怖かったら、なるべくセミナーの仕事を会社からいただくようにして、ちょっと無理してでもそういうものをやりながら人前で何かをするなど、そういうところで少しずつ自信をつけていく。

少しでもできることが増えていけば、進みやすくなってくるものです。だからもう怖くてもやる、怖くてもやってみる。それしかないと思っていました。

「プレッシャーなどで辞めてしまおうと思ったことはありますか?」

辞めようと思ったことはないですね。

バリバリやろうと思ってちょうど1年くらい経過したころに二男がおなかに入ってしまったのです。もちろん出産前後はお休みをしましたし、1歳くらいになるまでは、外のセミナーも引き受けられませんでした。

でもやはり、ムクムクとやりたいという気持ちが出てきて、またセミナーを引き受け出したのは、下の子が1歳くらいのときでしたね。子供が熱をだしたりしたこともありましたが、でもめげずにやっていました。

「子育てと仕事の両立はいかがでしたか?」

結局子供を抱えていたら、いつだってハプニングの連続なのです。

できないということにしていたら、もう何も進まないだろうと思っていました。とにかく子供に対して最善の策を講じるし、でも私はやらなければならないことはやります。

それは結構貫き通していますね。もちろん、子育てに対しても生真面目とか完ぺき主義者であるのですが、やはり潜在的に外に向けてなにかを発信していたい・働きたいという気持ちが強い性格なのだと思います。

それは、昔アナウンサーをしたいと思っていた頃からの気持ちですね。10代の頃に考えていたことというのは、意外と信憑性があるというか、本当にその人が求めているものなのではないかなとすごく思ったりします。

「その後、なぜカウンセリングをはじめられたのですか?」

カウンセリングの仕事を始めたのは2001年からです。

イメージコンサルタントの仕事を続けていて思ったのは、外見がきれいになることはとてもいいことですし、以前より美しくなれればすごく自信がもてるし、生きているのも楽しくなると思うのです。

だからこの仕事はとてもいい仕事だとずっと思っていました。しかしどこか心の奥底に、「人間って外見だけじゃないでしょ?」「本当は中身じゃない?」というのが常にあったのです。

「それを感じられたきっかけというのはあるのですか?」

すこしずつ気付いたのだと思います。

この仕事をしていて少しは前よりきれいになったということは自分でわかるのですが、でも私自身のストレスを溜めやすい性格は変わっていないわけですよ。すごく苦しいのです。

世の中でストレスという言葉が普通に飛び交うようになってきて、「あ、そうか。これはストレスというものなんだ」と気がつきました。

いくら自分がキレイにしようとしても、一方ですごく落ち込んでしまい、引きこもりではないですが、何もやる気がなくなって、エネルギーが落ちているときがありました。

ということは、外見だけきれいになっても、それだけで、ストレスがなくなるなんてことは自分のように無理な人もいるんだな〜と感じ始めていましたね。

「そういうことに気付かれたきっかけはあります?」

下の子が幼稚園に行きだしたとき、役員をしたのです。初めての役員であったにもかかわらず、会長になってしまったのです。

しかし、それが結構はまってしまったのです。みんなが嫌な仕事なのに、私は楽しくてしょうがない。

いろいろなお母さんがいて、いろいろな意見があって、収集がつかないのですよね。でもそれを調整していくのがすごく楽しかったのです。まるく収めるのが大好き。それが苦にならないのです。

そういう自分がいることに気がついて、初めての発見で・・そうしたらその1年間ストレスがなくなっていたのです。

自分がやりたいこと、楽しいと感じることを一生懸命にやることでストレスがなくなることがあるんだな〜と初めて気付きました。

またつぎの年も長男の同級生のお母さんから、役員を一緒にやらない?と誘われ、結局2年間役員をしたのです。

役員の期間が終わったあとは、また専業主婦に納まったのですが、2ヶ月位したらもう、つまらなくてつまらなくて・・・。

でも、イメージコンサルタントの仕事もバブルが終わってしまい、なかなかお客様が少なくなってきた時代だったので、これに固執している場合ではないかもしれないと思ったのです。

なんでもできることはやってみようと思いました。ちょうどパソコンが普及してきた時代で、パソコンというものを極めたいと思い、毎週日曜日の新聞の広告を見て職探しをしていたら、テープ起こしというのがあったのです。

「テープ起こしですか?内職募集でトラブルもあると聞いていますが。」

受講料を払って通信教育でテープ起こしの勉強を始めました。

来る日も来る日もパソコンでした。ものすごく難しい課題を与えられるのです。全然聞き取れないようなテープなのですよ。それでギャフンと言わせてそこで辞めさせようという魂胆なのですよね。

私はまんまとテープ起こしという詐欺にひっかかったらしく、結局卒業しないうちにあきらめてしまったのですが、そのときにお陰さまでパソコンのキータッチが早くなりました。

実はカウンセラーになる前にそういうおかしなこともいっぱいしてきているのですよ。

「その一つ一つが今につながっているわけですね。」

そうですね。その後も職探しは続けていました。

近くのイタリアンレストランのウェイトレスさんに雇われたこともありました。しかし仕事から帰ってくると、この仕事は私がやらなくてもほかの人にできるような気がするのですよ。

その当時もう40いくつですから、私よりも若い人がしたほうがきっとお客さんも喜ぶのではないだろうか?とか、自分の中で、これはちょっと自分の仕事と違うのではないだろうかとずっと思っていました。

                 

(次回につづく・・)

T'sイメージアップ&メンタルスタジオ  (神奈川県川崎市、東京都千代田区)

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T'sイメージアップ&メンタルスタジオ

 

インタビュアー:近藤睦

近藤睦

大学を卒業後、警察官に。その後製造業を経験し、現在俳優として活動中。俳優としての詳しいプロフィールはこちら

俳優として、インタビュアーとして、講演者として、モデルとして、
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